面倒臭いので毎日がサバイバるっ!

ぬっこさん。

文字の大きさ
26 / 36

20XX年 10-22

しおりを挟む
 一昨日、俺は某イオン的な商業施設から冒険に出かけた。
 いや、頭がおかしくなったわけでも、精神疾患になった訳でもない。
 冒険と言ったが、客観的に見て冒険と言えるものであって、本人的には冒険の意図は無かったのである。
 第三者的な立場の視点と、本人の立場の視点での話である。
 そもそもの発端は、何故か課題をしなければ行けない状況であった。
 しかも四つ。
 それを意識したのも、ただ聞いたからであって、何故そのような状況になって居るのか、何故ここに居るのか、そして何故知らない人なのにも関わらずこんなにも親しげに話して居るのかも分からなかったのだが、それを疑問に思う事も無かったのである。
 自分の名前は、シキと云う名前に変わっており、それに疑問を感じる事も無かった。
 周りには三人の女子が居り、名前は忘れてしまった。
 一人の特徴は顎ライン位のボブで、キャラ設定だと、幼なじみ的な位置付けで、ハキハキ話す遠慮の無い明るい女子。
 少し離れた所には、黒髪ストレートの少々引っ込み思案な大人しめ女子。
 もう一人は、背丈は百五十センチにも満たないだろうか?かなり小柄だが、アクティブで勝気?なのに言葉少なげな女子だった。
 いやいや、コレから別にラノベを書く訳では無い。
 オチから言ってしまえば、ただのユメオチだからである。
 なので、発想力で書くラノベとは少し感じが違うかも知れない。
 自分の中では、リアル、ユメオチ共に、実体験として記憶される癖があるからである。
 発想とユメ体験で大きく違うと感じるのは、空気感だと思う。
 今回は、リアルで行ったこともない異空間やら、とんでもない場所でも無い、普通の商業施設だったので想像しやすいのだが、白い空間に吹き抜けの高い天井、両脇に各店舗と中央に二階に上がるエスカレーターと、テンプレートな商業施設であった。
 でも、何故そこに居たのかは解らない。
 それは、そこから意識が芽生えたからである。
 そして、各自二~三メートル程離れた場所に立って会話をしている三人の女子との関係性も理解出来ていない。
 理解出来ていないのだが知り合いである事は間違いない。
 まぁ、夢とはそんなもんだ。
 朧気な記憶からたどると、自分の課題を、その三人が協力してくれるといった感じなのだが、結局その課題が何なのかは俺にも、その協力者にも解って居ないようであった。
 幼なじみ的な子の名前が思い出せそうで思い出せないのだが、グかガから始まる外国人的な名前だったのは憶えて居る。
 グランディスとかそんな感じ。
 そうそう、黒髪ストレートの子は、そう言えば俺の事を「シキ先輩」と言って居たから後輩なのかもしれない。
 かと言って、何の関係の後輩なのかは俺には解らない。
 アクティブな子は、一言二言しか話さなかったので、殆ど印象が無いんだが、四人で行動した事は憶えている。
 恐らく、数秒の夢だったのでかなり短いんだが、自分が商業施設内で立ち尽くして居ると、幼なじみ的な子に、早く課題を終わらせる事を提案される。
  それに同調して黒髪ストレートの後輩が乗り気な雰囲気で話しかけてくる。
 アクティブな子は、口下手なのか解らないが、淡々とした口調で「終わらせたら良い」と言っていた。
 ただ、終わらせる課題が何なのかも全員理解して居なかった為に、具体的な課題では無く、課題を終わらせるが目標になっている状況であった。
 いや、説明が難しいな。
 何かの課題をするのではなく、課題と言った名詞の、漠然とした目標を目指す事にしたように思える。
 何が、では無く、何かである。
 こういう所が夢だなぁと。
 本人的、登場人物も全く疑問に思って無く、納得して行動する所など、ほんとになんだかなぁと。
 まぁ、何をするのかも分かってないので、何かしようといった感じになるのだが、先ずは行動しよう、とか、何処へ行こうとかになった気がする。
 そして、起きた。(笑)
 今思ったのだが、どんな衣装を着ていたのか全く憶えてない。
 裸では無かったけど、学校の制服だったのか、私服だったのか、何となく、白と水色、紺色、薄い黄色ってのは覚えている。
 二度目の睡眠で、先程の面子で何処かの遺跡?的な所へ来て課題が一つ終わったと言っていた。
 朝焼けか、夕焼けかは知らんが、ストーンヘンジ的な石造りの柱が逆光になって見えたのは覚えている。
 ただ、何故課題がクリア出来たのかは解らないが、終わった気になっていた。
 寝てる最中は、登場人物の名前とか、特徴をもっと覚えていたのだが、そこまで内容が印象的では無かったので忘れてしまったのだろう。

 ここで、自分なりに分析してみたのだが、仕事が残って居るのにも関わらず、痛くて作業が進められず、早く終わらせなきゃといった意識が強く、夢の中で「課題」といった形に出たのではないかと。
 常に「やらなきゃ!」といった負荷がかかってる状態で見た夢ではないかと思える。
 早く終わらせれば、その負荷も無くなるのは理解出来るが、身体的に動けられなければ仕方がないのである。
 まぁそんな感じ。
 夢を見る事自体は好きなんだが、ここ最近は身体的な不調で、寝たり起きたりで十分な睡眠が取れてる感じが少なく、そのために面白い夢が見れてないなぁと思う。

 相変わらず、サブスクでアニメを観てるのだが、面白くない。
 自分の感性が鈍って来ているのかもしれないが、ストーリー、キャラの魅力に全く共感出来なくなってしまったのである。
 ようは、作品の世界に入れなくなってしまった。
 多分、ずっと前、何処かで書いたかもしれないが、ストーリーとは起承転結で進むものである。
 その、起でのキャラや世界観の説明で萎える。
 分からなければ分からないで理解する気が無いので萎える。
 承では転に入る前降りがあざとく見えて萎える。 
 転では、大抵トラブルメーカー的な女の子が、空気読めないや、自分勝手、お節介的な行動で物語が動いて行く。そして俺、萎える。
 結は、第二話に続く終わり方で第一話終了。
 脚本が魅力的じゃないからか、キャラの魅力が無いからかなのかは解らないが、特に最近、古いのから新しいのを観てもイラっとする事が多くなってきた。
 そう、自分が関わりたくない人種のキャラが多いのである。
 強引なタイプ。自分勝手なタイプ。良かれと思って行動して空気が読めないタイプ。押し付けがましいタイプ。自分の価値観が他人も同じと思っている自分よがりタイプ、ウジウジ、ジメジメタイプ 、会話途中に被せて話す人、常に自分の意見が正しいと勘違いしてる人等。
 個性と言えば個性だし、キャラ付けと言えばキャラ付けなんだが、アニメーションと云うフィクションの世界に夢が持てない感じがする。
 まぁ、何十年も前からこういった手法が存在するのは理解出来る。
 ベルばらしかり、アタックナンバーワンしかり、主人公が虐められると言うのは、白雪姫も同じなのは解るのだが、この手法の脚本が面白いとは自分は全く思えないのだった。
 わかり易い、悪意のある嫉妬や妬み等の感情から来るイジメが古典的な例だが、このパターンが変わって来たと思う。
 最近では、悪意の無い、個を基準としたしらばっくれるタイプの行動で主人公が落ち込むパターンが増えてきた感じがする。あくまでも主観だが。
 この、悪意の無い、個を基準ってのがポイントで、リアルでもこんな感じだと思う。
 俯瞰的に観ると、社会全体に協調性が無いのである。
 個に重きを置く事によって、種のバランスが崩れ、種に重きを置こうとするとコンプライアンスがどうのとかといった世界線になってしまった。
 東日本大震災後、特に「絆」や「繋がり」等の言葉を眼や耳にする機会が多くなったが、世界は、その言葉とは真逆で「個」に重きを置く世界になって居ると気付いて居る人は少ないのかもしれない。
 だって、「個性」と「絆」や「繋がり」って感覚的に混ざら無い気がするからね。
 重要になってくるのは、多分「協調性」だと思う。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...