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20XX年 11-9日
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相変わらず傷が痛くて立ち上がったり、トイレに行くのも気を張って行動してる始末である。
この歳になって身体が資本と云う言葉が身に染みる。
なんの気なく、普通にできる事、当たり前に出来たことがこんなにも有難かったという事が、今になって理解できるとは、頭が悪いにも程がある。
まぁ、こうなってみて解るのは人間らしいと言えば人間らしいのであるが、今さら感は否めない。
たかが数十センチの地面までの高さ、たかが数メートルの距離を移動したり、腕を伸ばすのにも、イチイチ傷が痛くて慎重に動かないといけないのは気が滅入ってくるのである。
全ての行動、指一本動かすのも、事前に頭で考えて、痛くないように慎重に行動しなければならない状態である。
数メートルの距離を何歩で行けるか、脚を動かすのにどの位の歩幅にするか等、通常では自然に、なんの気なしにできる事も、考えて行動しなければならない。
正直、辛い、
現実世界は我慢で出来ている。
傍から見れば、好きな様に生きて、好きな事をしてる様に思われがちだが、実際は全く違うのである。
それが当たり前の世の中なのは理解出来る。
そんなに世の中甘く無いのも理解している。
いや、まぁ、いいや。
そう、我慢で言えば昔からだが、自分の周りにはどうしてか、会話中にコチラの話を遮って話を被せて来る人が絶えないのである。
当然、自分が話してるのにも関わらず、向こうの主張を言ってくるのでイラッとするのだが、性格上、それを注意する事も、指摘する事も、コチラの心情を伝える事も出来ず、ただ黙ることしか出来ないのだった。
会話の内容は多岐に渡り、真面目な話でもふざけた話でもである。
こんな事を、重箱の隅をつつく様にイチイチ憶えて居るのも気持ち悪いのかも知れないが、自分には全く理解出来ない行動なので記憶しているのかもしれない。
予想はできる。
自分の主義主張を言いたいから。
誰でもそうであり、それがあるから会話が成り立つのだが、主義主張を言いたいだけなら、会話と云うキャッチボールでは無く、ただのボールのぶつけ合いになってしまう。
なぜ、イラッとするのかは、キャッチボールをしてる時に、急に隠し球でボールをぶつけられるからだと仮定する。
そして、こんな経験が重なれば、ボールをぶつけられる嫌な記憶だけが残り、キャッチボールの楽しさは上書きされるだけである。
結果、キャッチボールがドッチボールになり、コチラからはボールを投げる事も無くなるのであった。
一言で言えば、昔から自分の話は聞いて貰えないのである。
元々、キャッチボールは嫌いでは無かったはずだが、ボールを投げても受け取っては貰えず、ぶつけられてばかりでは「もういいや」ってなって当然だろう。
以前にも書いた、寄りたくない、なりたくない人種で、強引な人、一方的な人に準ずる。
だだ、世の中は声の大きい人、意見をハッキリ言う人が中心となって形成されているのでこればっかりは仕方が無い。
良い悪いは別として。
今の自分には、ただの毒にしかならない。
人の話を遮って話始める人の心境はなんなんだろう?
話の脈絡、前後で状況は変わるが、ツッコミならツッコミで理解出来る。
それはそれでキャッチボールが成立しているのだが、ツッコミじゃ無く、途中で主張し出すのはなんなんだろう?
自分であれば、そういった嫌な経験上、相手の気分を害すと想像して、言いたい事をグッと我慢して聞くのだが、そういった想像や配慮が出来ないのだろうか?
それとも、何も考えなく、ただの癖や条件反射でそういった行動になってしまっているのだろうか?
わからん。
自分の変な所が神経質というのは、こういった所なのかもしれない。
キャッチボールはターン制、という大前提があってと、自分が勝手に思い込んで居るから、それが崩れるとイラッとするのかも知れない。
いや、ターン制って言うのも、自分の価値観であり、相手の価値観には合って無いのかもしれない。
いやいや、こんな事、普通じゃ考えながら会話なんてしないわ、と思うのだが、矢継ぎ早に一方的にボールを投げられたらたまったもんではない。
我慢して黙る事も有るが、他にも嫌な事がある。
前記したが、矢継ぎ早にボールを投げられる事である。
これは、受け取れないからでは無く、受け取るボールの選択権がコチラに無いからである。
まぁ、受け流すテクニックが自分にも有ればなぁと常々思うのだが、受け流すにしても数の暴力、所謂「しつこい」と最初のうちは気を遣って返しはしても、最後は面倒になり、かなりいい加減になってしまうのであった。
結局の所、会話のキャッチボールは難しいである。
いや、自分限定かもしれないが。
まぁ、俺が口数減ったらヤバいって事だな。
その時点でキャッチボールは破綻している事だから。
よくこういった状況で、「言いたい事が有るなら言えば良いじゃん」とお門違いな事を伝える輩が居るのだが、正直、そう言って来る人にコチラの主張を言っても全く意味が無いし通じないのである。
言語が違うというか、既に自分の価値観でしか相手を観れていないからである。
一見、相手を気遣って意見を聴こうとしている様にも思えるが、騙されてはイケナイ。
ここで返すと、大抵の場合は話の途中に相手の主張被せられて終わりである。
そもそも、言いたい事が有るならと言った状況は、既に一方的に話してる側、黙る側と別れている場合が多々である。
そんな状況が理解出来ずに、言いたい事が有れば云々とは、状況判断が出来ない頭の悪い人だと思ってしまうのだった。
話さなくても空気で解るだろ?とは言わない。
そんなものは慢心である。
言わないと分からないと云うのも理解出来る。
が、言えない状況を作ったのは誰だよ!とも言えないのである。
言いたい事が有るなら言えば良いのにや、早く言えば良いのに、と話す人は、言えない状況を作ったのは誰かと云った事を想像する事も出来ない頭の悪い人なのかなと思う事にした。
今回はかなり毒舌内容かもしれんな。
いや、別にリアルであったことでも無いんだが、聞きたくも無いことをバーッと話して来る人は苦手だな、と。
ただ、それだけの話です。
この歳になって身体が資本と云う言葉が身に染みる。
なんの気なく、普通にできる事、当たり前に出来たことがこんなにも有難かったという事が、今になって理解できるとは、頭が悪いにも程がある。
まぁ、こうなってみて解るのは人間らしいと言えば人間らしいのであるが、今さら感は否めない。
たかが数十センチの地面までの高さ、たかが数メートルの距離を移動したり、腕を伸ばすのにも、イチイチ傷が痛くて慎重に動かないといけないのは気が滅入ってくるのである。
全ての行動、指一本動かすのも、事前に頭で考えて、痛くないように慎重に行動しなければならない状態である。
数メートルの距離を何歩で行けるか、脚を動かすのにどの位の歩幅にするか等、通常では自然に、なんの気なしにできる事も、考えて行動しなければならない。
正直、辛い、
現実世界は我慢で出来ている。
傍から見れば、好きな様に生きて、好きな事をしてる様に思われがちだが、実際は全く違うのである。
それが当たり前の世の中なのは理解出来る。
そんなに世の中甘く無いのも理解している。
いや、まぁ、いいや。
そう、我慢で言えば昔からだが、自分の周りにはどうしてか、会話中にコチラの話を遮って話を被せて来る人が絶えないのである。
当然、自分が話してるのにも関わらず、向こうの主張を言ってくるのでイラッとするのだが、性格上、それを注意する事も、指摘する事も、コチラの心情を伝える事も出来ず、ただ黙ることしか出来ないのだった。
会話の内容は多岐に渡り、真面目な話でもふざけた話でもである。
こんな事を、重箱の隅をつつく様にイチイチ憶えて居るのも気持ち悪いのかも知れないが、自分には全く理解出来ない行動なので記憶しているのかもしれない。
予想はできる。
自分の主義主張を言いたいから。
誰でもそうであり、それがあるから会話が成り立つのだが、主義主張を言いたいだけなら、会話と云うキャッチボールでは無く、ただのボールのぶつけ合いになってしまう。
なぜ、イラッとするのかは、キャッチボールをしてる時に、急に隠し球でボールをぶつけられるからだと仮定する。
そして、こんな経験が重なれば、ボールをぶつけられる嫌な記憶だけが残り、キャッチボールの楽しさは上書きされるだけである。
結果、キャッチボールがドッチボールになり、コチラからはボールを投げる事も無くなるのであった。
一言で言えば、昔から自分の話は聞いて貰えないのである。
元々、キャッチボールは嫌いでは無かったはずだが、ボールを投げても受け取っては貰えず、ぶつけられてばかりでは「もういいや」ってなって当然だろう。
以前にも書いた、寄りたくない、なりたくない人種で、強引な人、一方的な人に準ずる。
だだ、世の中は声の大きい人、意見をハッキリ言う人が中心となって形成されているのでこればっかりは仕方が無い。
良い悪いは別として。
今の自分には、ただの毒にしかならない。
人の話を遮って話始める人の心境はなんなんだろう?
話の脈絡、前後で状況は変わるが、ツッコミならツッコミで理解出来る。
それはそれでキャッチボールが成立しているのだが、ツッコミじゃ無く、途中で主張し出すのはなんなんだろう?
自分であれば、そういった嫌な経験上、相手の気分を害すと想像して、言いたい事をグッと我慢して聞くのだが、そういった想像や配慮が出来ないのだろうか?
それとも、何も考えなく、ただの癖や条件反射でそういった行動になってしまっているのだろうか?
わからん。
自分の変な所が神経質というのは、こういった所なのかもしれない。
キャッチボールはターン制、という大前提があってと、自分が勝手に思い込んで居るから、それが崩れるとイラッとするのかも知れない。
いや、ターン制って言うのも、自分の価値観であり、相手の価値観には合って無いのかもしれない。
いやいや、こんな事、普通じゃ考えながら会話なんてしないわ、と思うのだが、矢継ぎ早に一方的にボールを投げられたらたまったもんではない。
我慢して黙る事も有るが、他にも嫌な事がある。
前記したが、矢継ぎ早にボールを投げられる事である。
これは、受け取れないからでは無く、受け取るボールの選択権がコチラに無いからである。
まぁ、受け流すテクニックが自分にも有ればなぁと常々思うのだが、受け流すにしても数の暴力、所謂「しつこい」と最初のうちは気を遣って返しはしても、最後は面倒になり、かなりいい加減になってしまうのであった。
結局の所、会話のキャッチボールは難しいである。
いや、自分限定かもしれないが。
まぁ、俺が口数減ったらヤバいって事だな。
その時点でキャッチボールは破綻している事だから。
よくこういった状況で、「言いたい事が有るなら言えば良いじゃん」とお門違いな事を伝える輩が居るのだが、正直、そう言って来る人にコチラの主張を言っても全く意味が無いし通じないのである。
言語が違うというか、既に自分の価値観でしか相手を観れていないからである。
一見、相手を気遣って意見を聴こうとしている様にも思えるが、騙されてはイケナイ。
ここで返すと、大抵の場合は話の途中に相手の主張被せられて終わりである。
そもそも、言いたい事が有るならと言った状況は、既に一方的に話してる側、黙る側と別れている場合が多々である。
そんな状況が理解出来ずに、言いたい事が有れば云々とは、状況判断が出来ない頭の悪い人だと思ってしまうのだった。
話さなくても空気で解るだろ?とは言わない。
そんなものは慢心である。
言わないと分からないと云うのも理解出来る。
が、言えない状況を作ったのは誰だよ!とも言えないのである。
言いたい事が有るなら言えば良いのにや、早く言えば良いのに、と話す人は、言えない状況を作ったのは誰かと云った事を想像する事も出来ない頭の悪い人なのかなと思う事にした。
今回はかなり毒舌内容かもしれんな。
いや、別にリアルであったことでも無いんだが、聞きたくも無いことをバーッと話して来る人は苦手だな、と。
ただ、それだけの話です。
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