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入店3回目 2 ~こ、これが私ですか!?~
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「それにしても、腕が鳴るなぁ。愛香ちゃんをどこまで変えられるか楽しみ」
「ヒロさんに任せておけば間違いないでしょ」
「そー言っていただけると。じゃあ愛香ちゃん、始めようか」
「お、お願いします」
もう、私の気分はまな板の上の鯉です。
まずは定石通りシャンプーから。
次にカラーリング。
私の後ろでヒロさんと純さんがどの色がいいのか相談して決めてくださいました。
それからいよいよカットです。
鏡が見えないので自分がどうされてるのか全く分かりません。
純さんのお見立てならまず間違いはないと思いますが・・・。
完成イメージがまず全然分かりませんし、果たしてそれが私に似合うのかどうか。
素材がダメなら何をやったってダメでしょうし・・・。
今時ファッションが私に似合うとはどうしても思えません。
最終的に
「頑張ってみたけどこんなもんかぁ」
って感じになってしまうのではないかと、私の心は不安だらけ。
カットが終わると次はパーマです。
パーマには少し時間がかかったので、ヘアースタイリングには全部で二時間くらい費やしたでしょうか。
その間、純さんは辛抱強く見守っていてくださいました。
「さて、髪の方はこれで終わりかな。あとはメイクだね」
メイクは女性の美容師さんが担当してくださるみたいです。
私が見たこともないような大量のお化粧道具が持って来られ、次々に私の顔に塗られていきます。
もうこの時点で私は少しお疲れ気味。
でもせっかく純さんが連れてきてくださったのですから疲れたとか言ってる場合ではありません。
「こんな感じでどうですか?」
「あー、いいんじゃない?」
メイクにもそれなりの時間がかかりました。
いつも私がしている五分メイクとは大違いです。
「純さん、これでどうっすか」
「いいね。めっちゃいいわ」
メイクが終わるとヒロさんはどこか得意気に純さんに意見を求められます。
それに答えた純さんの声はいつになく弾んでいるように聞こえました。
ということは、私の初期状態から少しは変われたのでしょうか。
「愛香ちゃん、鏡見たい?」
妙な緊張感を覚えている私に、ヒロさんはいたずらっぽく尋ねられます。
隣の純さんはニコニコと嬉しげな表情。
対して私は神妙な面持ちで頷きました。
「絶対驚くよ」
そう言って軽くウィンクを飛ばし鏡に近づいたヒロさんは、鏡を覆っていた布をいささか演技がかった仕草で取り外しました。
「ヒロさんに任せておけば間違いないでしょ」
「そー言っていただけると。じゃあ愛香ちゃん、始めようか」
「お、お願いします」
もう、私の気分はまな板の上の鯉です。
まずは定石通りシャンプーから。
次にカラーリング。
私の後ろでヒロさんと純さんがどの色がいいのか相談して決めてくださいました。
それからいよいよカットです。
鏡が見えないので自分がどうされてるのか全く分かりません。
純さんのお見立てならまず間違いはないと思いますが・・・。
完成イメージがまず全然分かりませんし、果たしてそれが私に似合うのかどうか。
素材がダメなら何をやったってダメでしょうし・・・。
今時ファッションが私に似合うとはどうしても思えません。
最終的に
「頑張ってみたけどこんなもんかぁ」
って感じになってしまうのではないかと、私の心は不安だらけ。
カットが終わると次はパーマです。
パーマには少し時間がかかったので、ヘアースタイリングには全部で二時間くらい費やしたでしょうか。
その間、純さんは辛抱強く見守っていてくださいました。
「さて、髪の方はこれで終わりかな。あとはメイクだね」
メイクは女性の美容師さんが担当してくださるみたいです。
私が見たこともないような大量のお化粧道具が持って来られ、次々に私の顔に塗られていきます。
もうこの時点で私は少しお疲れ気味。
でもせっかく純さんが連れてきてくださったのですから疲れたとか言ってる場合ではありません。
「こんな感じでどうですか?」
「あー、いいんじゃない?」
メイクにもそれなりの時間がかかりました。
いつも私がしている五分メイクとは大違いです。
「純さん、これでどうっすか」
「いいね。めっちゃいいわ」
メイクが終わるとヒロさんはどこか得意気に純さんに意見を求められます。
それに答えた純さんの声はいつになく弾んでいるように聞こえました。
ということは、私の初期状態から少しは変われたのでしょうか。
「愛香ちゃん、鏡見たい?」
妙な緊張感を覚えている私に、ヒロさんはいたずらっぽく尋ねられます。
隣の純さんはニコニコと嬉しげな表情。
対して私は神妙な面持ちで頷きました。
「絶対驚くよ」
そう言って軽くウィンクを飛ばし鏡に近づいたヒロさんは、鏡を覆っていた布をいささか演技がかった仕草で取り外しました。
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