1 / 4
寝たら異世界
しおりを挟む
朝、目を覚ますと知らない場所にいた。
私の記憶が正しければ、昨日は自分の家で寝ていたと記憶している。
私は寝る際に青いジャージの上下に、どこにでもある様な布団で寝ているのだが、そのままの状態で見知らぬ場所にいた。
見知らぬ場所といっても一目でどんな所かはわかる。
「森だな」
森というよりジャングルと言う表現が適切なが気がする。
「んーこりゃー夢だな」
男性は目を閉じて眠りについた。
……
「明人ーー、ご飯だよーー。早くしないと遅れるよー」
女性の声が聞こえる。
「はーい」
青いジャージの男性が寝ぼけながら返事をしていた。
階段を降り、いつもの席に座り白ごはんと味噌汁、卵焼きを食べている。
いつもと変わらない朝をダラダラと過ごして、いつも通りの時間に家を出発した。
私は、どこにでもいる様な大学1年生の学生である。
平凡な家庭に生まれ、平凡な顔に平均的な学力。
やりたい事もなく何となく大学に通っている状態である。
私は大学まで行くのに電車を使っているのだが、その時にいつも一緒になる集団がいる。
いかにも毎日を楽しんでいるような奴らの集まりで、羨ましい気持ちなどないが気にしている自分もいる。
大学で専攻している科目は理系。
白衣を着て実験室で黙々と実験を繰り返している。
黙々とする作業は好きな方なので苦ではないのだが、大学では実験をしてるだけではダメらしい。
単位という物があるらしくそれを取らないと卒業ができないらしい。
なので私は渋々、行きたくもない授業を受けに行くのである。
「ダルすぎる」
ボソッと呟く。
何を言っているのかわからないくらいの声量で独り言を言っているので、側から見れば変な人に見えるだろう。
実際をしている建物(M棟)から外に出て授業を受ける為、D棟に向かった。
同じ大学の敷地内にあるのに、移動に10分もかかってしまうのが嫌な理由の一つである。
D棟に到着して2階にある教室に向かった。
教室に入るとまだ人がほとんど来ておらず席は選び放題である。
私はあえて早めに来ている。その理由はいつもの席に座る為である。
教室の1番後ろの席の端っこ。ここが私の定位置。
この席を死守する為に、わざわざ早めに来ている。
授業が始まる2分前くらいからぞろぞろと人が入り始める。
ほとんどの人が友達同士で近くの席に座り話をしている。
この光景が私は苦手だ。友達がいない私はこの時間が苦痛だ。
その時間を過ごす為に私は教室の端っこで寝て過ごす。
ざわざわするいつもの空間で私は眠りについた。
……
キーー キーーー キーーーー。
そんな音を聞いて私は目覚めた。
「授業中に変な声だすなよ」
そんな事を誰も聞こえないくらいの声でボソッと言った。
私は顔を上げて目を開けた。
そこには見慣れない景色があった
私の記憶が正しければ、昨日は自分の家で寝ていたと記憶している。
私は寝る際に青いジャージの上下に、どこにでもある様な布団で寝ているのだが、そのままの状態で見知らぬ場所にいた。
見知らぬ場所といっても一目でどんな所かはわかる。
「森だな」
森というよりジャングルと言う表現が適切なが気がする。
「んーこりゃー夢だな」
男性は目を閉じて眠りについた。
……
「明人ーー、ご飯だよーー。早くしないと遅れるよー」
女性の声が聞こえる。
「はーい」
青いジャージの男性が寝ぼけながら返事をしていた。
階段を降り、いつもの席に座り白ごはんと味噌汁、卵焼きを食べている。
いつもと変わらない朝をダラダラと過ごして、いつも通りの時間に家を出発した。
私は、どこにでもいる様な大学1年生の学生である。
平凡な家庭に生まれ、平凡な顔に平均的な学力。
やりたい事もなく何となく大学に通っている状態である。
私は大学まで行くのに電車を使っているのだが、その時にいつも一緒になる集団がいる。
いかにも毎日を楽しんでいるような奴らの集まりで、羨ましい気持ちなどないが気にしている自分もいる。
大学で専攻している科目は理系。
白衣を着て実験室で黙々と実験を繰り返している。
黙々とする作業は好きな方なので苦ではないのだが、大学では実験をしてるだけではダメらしい。
単位という物があるらしくそれを取らないと卒業ができないらしい。
なので私は渋々、行きたくもない授業を受けに行くのである。
「ダルすぎる」
ボソッと呟く。
何を言っているのかわからないくらいの声量で独り言を言っているので、側から見れば変な人に見えるだろう。
実際をしている建物(M棟)から外に出て授業を受ける為、D棟に向かった。
同じ大学の敷地内にあるのに、移動に10分もかかってしまうのが嫌な理由の一つである。
D棟に到着して2階にある教室に向かった。
教室に入るとまだ人がほとんど来ておらず席は選び放題である。
私はあえて早めに来ている。その理由はいつもの席に座る為である。
教室の1番後ろの席の端っこ。ここが私の定位置。
この席を死守する為に、わざわざ早めに来ている。
授業が始まる2分前くらいからぞろぞろと人が入り始める。
ほとんどの人が友達同士で近くの席に座り話をしている。
この光景が私は苦手だ。友達がいない私はこの時間が苦痛だ。
その時間を過ごす為に私は教室の端っこで寝て過ごす。
ざわざわするいつもの空間で私は眠りについた。
……
キーー キーーー キーーーー。
そんな音を聞いて私は目覚めた。
「授業中に変な声だすなよ」
そんな事を誰も聞こえないくらいの声でボソッと言った。
私は顔を上げて目を開けた。
そこには見慣れない景色があった
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる