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俺、知る
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市川美咲の身体の中にいる僕、福間奏は教えられた道を辿り彼女の家に向かおうとしている。
いや、この場合は帰っているが正しい。
中身は福間奏という陰気な男でも、周りから見ればそうとうな美少女なのだと思いしる。
身長は155ないくらい、顔は綺麗というより可愛いという方が相応しい。
スタイルも良く、胸もある方だと予想できる。ツインテールのお下げ髪がよく似合っている。
すれ違う人がチラリとこちらを向けるのが分かる。
(さすが美少女だな)
と人の目線をこれまで気にすることなく生きてきた男は思った。
いろいろな感情を抱きつつ、20分ほどで家に着いた。
美少女に相応しいような外見の白い一軒家である。
庭は広く、夜で暗いのに輝いて見えるほど整い、手入れしてある。
花壇には見慣れない綺麗でいい匂いの花がたくさんある。
大袈裟だが不思議の国にでも来たような感覚になる。
誤ってインターホンを押しそうになる。
(あぶねぇ……ここは俺の家、俺の家………)
そう思い込ませる。
ガチャ
玄関のドアを開ける。
中は綺麗でゴミひとつ落ちてなさそうだ。
どこが居間か確認し恐る恐る入る。
キッチンには美咲の母がいた。晩御飯を作っているようだ。
居間が広い。テレビも大きい。見たことない機械がある。多分あれが空気清浄機というやつだと納得させた。
「ただいま~」と適当な挨拶をする。
「おかえり~先にご飯食べる?」
美咲の母は料理を作りながら聞いた。
「あっ………うん。」
普段美咲がどのような接し方をするか分からないため軽はずみな行動はできない。
「…………じゃあご飯早く作っちゃうから待ってて!」
そう言われ、テレビをつけソファに腰をかけた。
「どうしたの?制服脱いじゃいなさい」
そう言われ我にかえった。僕は市川美咲である。なりきらなくては。
和室に行くと制服をかけるクローゼットがあった。
横についているファスナーを上げ、そのまま持ち上げ制服を脱いだ。
やり方は美咲から教えてもらった通りだ。
そして、スカートをぬぐ。
初めて生で見る同級生の下着に何かしらの色気を感じた。
(見ないように……見ないように……)
たたんであった涼しめの服を着た。
男性物の服とは違う感じがする。
おネェになっていく奴らの思考が少し理解できた気がする。
そうこうしている内に「ご飯できたわよ」と居間の方から聞こえた。
ご飯はシチューのようだ。お上品なお皿に盛り付けてある。
パクッ
一口スプーンですくって食べた。
滅茶苦茶美味しい。この空間だからこそ、そう感じざるおえなかったのかもしれない。
美咲の母は食べている僕をニヤニヤしながら見ている。
「何かあった?」
全く女性の勘は鋭い。
そうじゃなくてもこちらの異変はバレバレだったかもしれない。
「なになに、オトコできた?」
予想の範囲内の質問である。
「できてない。ご馳走様。」
ヘマが出ないように早めに食べ終えた。
「何よ、いつもは私に恋愛相談してくるくせに~」
意外な一面もあるものだと思った。女子とはこういうものなのだろうか。
「なんにもないよー!お風呂入る!」
ガチャン
明らかに変だが問い詰められたらどうしようもないのだ。
ここは振り切るのが一番である。
(お風呂か……………)
慣れない手つきでホックを取りブラジャーを取る。
続けて下も脱ぐ。
興奮はする。男として当然である。
福間奏もその一人である。
(こ、これが夢にまで見た、、、、)
お風呂は30分ほど楽しんだ。
それから、服を着て髪を丁寧に乾かした。丁寧に。丁寧に。
何か罪悪感でも感じているのか。
9時前に美咲自身の部屋に入った。
片付いている。女性の部屋は現実では汚いとか聞いたことがあったがそうでもないのか。
ベットもフワフワ。熊のぬいぐるみがたくさんある。多分好きなのだろう。
こんな時である。勉強する気も起きない。
壁に掛けられたコルクボードに目がいく。
そこには過去の美咲とその友達との写真がたくさん貼り付けてある。誕生日にでも祝ってもらった時にプレゼントとしてもらったのか。
奏からしたら羨ましい限りである。
ベットに横になる。意外にも無臭だった。母親の手入れがよく行き渡っているのだろう。
見慣れない天井を見ながら中学生の頃を思い出す。
ろくな思い出がない。
これからのことについて考えてみようと思ったが、薄っすらと感じた眠気によって妨げられた。
いつの間にか布団も被らずにそのまま寝てしまった。
いや、この場合は帰っているが正しい。
中身は福間奏という陰気な男でも、周りから見ればそうとうな美少女なのだと思いしる。
身長は155ないくらい、顔は綺麗というより可愛いという方が相応しい。
スタイルも良く、胸もある方だと予想できる。ツインテールのお下げ髪がよく似合っている。
すれ違う人がチラリとこちらを向けるのが分かる。
(さすが美少女だな)
と人の目線をこれまで気にすることなく生きてきた男は思った。
いろいろな感情を抱きつつ、20分ほどで家に着いた。
美少女に相応しいような外見の白い一軒家である。
庭は広く、夜で暗いのに輝いて見えるほど整い、手入れしてある。
花壇には見慣れない綺麗でいい匂いの花がたくさんある。
大袈裟だが不思議の国にでも来たような感覚になる。
誤ってインターホンを押しそうになる。
(あぶねぇ……ここは俺の家、俺の家………)
そう思い込ませる。
ガチャ
玄関のドアを開ける。
中は綺麗でゴミひとつ落ちてなさそうだ。
どこが居間か確認し恐る恐る入る。
キッチンには美咲の母がいた。晩御飯を作っているようだ。
居間が広い。テレビも大きい。見たことない機械がある。多分あれが空気清浄機というやつだと納得させた。
「ただいま~」と適当な挨拶をする。
「おかえり~先にご飯食べる?」
美咲の母は料理を作りながら聞いた。
「あっ………うん。」
普段美咲がどのような接し方をするか分からないため軽はずみな行動はできない。
「…………じゃあご飯早く作っちゃうから待ってて!」
そう言われ、テレビをつけソファに腰をかけた。
「どうしたの?制服脱いじゃいなさい」
そう言われ我にかえった。僕は市川美咲である。なりきらなくては。
和室に行くと制服をかけるクローゼットがあった。
横についているファスナーを上げ、そのまま持ち上げ制服を脱いだ。
やり方は美咲から教えてもらった通りだ。
そして、スカートをぬぐ。
初めて生で見る同級生の下着に何かしらの色気を感じた。
(見ないように……見ないように……)
たたんであった涼しめの服を着た。
男性物の服とは違う感じがする。
おネェになっていく奴らの思考が少し理解できた気がする。
そうこうしている内に「ご飯できたわよ」と居間の方から聞こえた。
ご飯はシチューのようだ。お上品なお皿に盛り付けてある。
パクッ
一口スプーンですくって食べた。
滅茶苦茶美味しい。この空間だからこそ、そう感じざるおえなかったのかもしれない。
美咲の母は食べている僕をニヤニヤしながら見ている。
「何かあった?」
全く女性の勘は鋭い。
そうじゃなくてもこちらの異変はバレバレだったかもしれない。
「なになに、オトコできた?」
予想の範囲内の質問である。
「できてない。ご馳走様。」
ヘマが出ないように早めに食べ終えた。
「何よ、いつもは私に恋愛相談してくるくせに~」
意外な一面もあるものだと思った。女子とはこういうものなのだろうか。
「なんにもないよー!お風呂入る!」
ガチャン
明らかに変だが問い詰められたらどうしようもないのだ。
ここは振り切るのが一番である。
(お風呂か……………)
慣れない手つきでホックを取りブラジャーを取る。
続けて下も脱ぐ。
興奮はする。男として当然である。
福間奏もその一人である。
(こ、これが夢にまで見た、、、、)
お風呂は30分ほど楽しんだ。
それから、服を着て髪を丁寧に乾かした。丁寧に。丁寧に。
何か罪悪感でも感じているのか。
9時前に美咲自身の部屋に入った。
片付いている。女性の部屋は現実では汚いとか聞いたことがあったがそうでもないのか。
ベットもフワフワ。熊のぬいぐるみがたくさんある。多分好きなのだろう。
こんな時である。勉強する気も起きない。
壁に掛けられたコルクボードに目がいく。
そこには過去の美咲とその友達との写真がたくさん貼り付けてある。誕生日にでも祝ってもらった時にプレゼントとしてもらったのか。
奏からしたら羨ましい限りである。
ベットに横になる。意外にも無臭だった。母親の手入れがよく行き渡っているのだろう。
見慣れない天井を見ながら中学生の頃を思い出す。
ろくな思い出がない。
これからのことについて考えてみようと思ったが、薄っすらと感じた眠気によって妨げられた。
いつの間にか布団も被らずにそのまま寝てしまった。
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