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第一章
修行②
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朝、優夜は目を覚ました。
「う、うーん・・・お、今日は朝に起きれたな」
欠伸を噛み殺しながら、リビングへ降りると、シルフィがいた。
「おはよ、シルフィ」
「ユーヤ?ふぁ~あ、おはよ~」
少し寝ぼけた感じに返してくる。どうやら彼女、朝は弱いようだ。
** **
朝食をとり、ウォルフさんに俺が気を失ってからの話を聞いた。あの後、ウォルフさんが俺を部屋まで運んでくれたらしい。因みにシルフィはメアリーさんと魔法の練習中。
「そう言えばユーヤ、ステータスカードを見てみい。何か変わっておる筈じゃ」
「え、いや特に魔物も倒して居ないので、変わってることなんて・・・」
取り敢えず、言われた通りする。ステータスカードを見て驚いた。
(これは!・・・何々、職が27⇒40に、風魔法がⅢ⇒Ⅴに、スキルがアクティブとパッシブの両方を新しく取得している。それと、ステータスが、HPⅡ⇒Ⅲ、MPⅢ⇒Ⅴ、VITⅢ⇒Ⅴ、AGLⅢ⇒Ⅳ、DEXⅢ⇒Ⅴ、MNDⅢ⇒Ⅳに変化している・・・)
「何でこんなにレベルが上がっているんだ?俺は魔物を倒していないのに・・・」
(・・・まあ上がってる分は別にいいけど、スキルが気になる・・・)
「ちょっと見せてみい。・・・ユーヤはレベルアップについてどう考えているのじゃ?」
優夜は、自分が知っている話をする。
「・・・魔物を倒すと職がレベルアップし、ステータスも上昇する。魔法やスキルは、使用するほどレベルが上がる。という感じです」
「・・・ふむ。正しいと言えば正しいのじゃが、少し訂正と補足が必要じゃな」
「補足・・・ですか?」
「ああそうじゃ」
ウォルフさんは、そう言って話し出した。
「まず、職のレベルアップについてじゃが、魔物を倒す方法以外にもあるのじゃよ。それは、ステータスに関連する動作を行うことじゃ。さすれば、レベルアップするであろう。次に、ステータスについてじゃが・・・」
「ちょ、ちょっと待って下さい。つまり、職のレベルアップでステータスが上昇するのではなく、ステータスの上昇で職がレベルアップする、ということですか」
「簡単に言えばそういう事じゃ。だからお主は、魔物を倒しておらんのにレベルが上がっておるのじゃよ」
(なるほどな。しかし、動作だけでステータスは上昇するものなのだろうか・・・)
優夜の上昇率が可笑しいのには訳がある。ウォルフも知らない話だが、格上の相手と戦ったりすると得られる経験値が普通に鍛錬するよりも全然違うのだ。もちろん、魔物を倒すことで経験値は手に入るが、倒し方によって量が変化する。ようは、相手が強ければ強いほど良いということだ。戦っている時の行動によってステータスは上昇する。
優夜は、圧倒的に格上の稀少種・鬼と戦い?では無いが、魔法をバンバン打ちまくったり、森の中の木や草に引っかかったり、後ろから飛んでくる木を避け続けたこと。そして、稀少種・鬼よりもさらに格上のウォルフとも手合わせしたことで、ステータスがそれなりに上昇したからだ。
後、優夜のステータスが一番高くてⅤなのは、レベルⅤからは上に上がりにくくなるからだ。まあ、優夜の場合は幾つかⅥになりかけているのだが。上記も含め、これらには異世界人補正が入っていたり、いなかったりする。
「・・・さて、次はステータスについてじゃが、これはもういいじゃろ。最後に、魔法やスキルについてじゃ」
「・・・」
「・・・」
その後、魔法やスキルについて教えてもらった。詳しい説明は後ほど。
「・・・・・・取り敢えず、庭で試したいことがあるので」
「昼には戻って来るんじゃぞ」
「分かりました」
優夜はウォルフさんにそう言い、庭へ移動した。
** **
優夜は、世界であまり知られていない情報を手に入れた。その情報を生かして個人修行を開始する。
「さてと、まずは前転からか・・・戦闘中で使える動きじゃないとな」
俺は、よくやるアクションRPGの回避の動きを真似しつつ、風魔法で補助できないか考える。しかし、詠唱に時間がかかるため動くのは不可能なことに気づいた。だから、先に風魔法を極めようと思う。詠唱無しでも魔法が使えるように。
「・・・取り敢えず、魔法を創るか」
優夜は、さっきウォルフさんに教えてもらったことを意識しながら魔法を創り出していく。
細かいところに拘ったため時間がかかったが、何とか五つの魔法を創り出した。今の所、使えそうな魔法が・・・
[サウンドウェーブ]・・・自在に性質を変化することができる音波を発生させる
[エア・ボード]・・・・・空中に自由なサイズの空気で出来た板を創造する
[シャットアウト]・・・・自分の体周りにある空気を操り体臭を消す
[インパクト]・・・・・空中に衝撃波を発生させる
[エア・ガン]・・・・・空中に空気の弾丸を生成し放つ
[エア・ソード]・・・・空中に空気の剣を生成する。切れ味は使用者のイメージで変動する
[エア・ブースト]・・・体に風を纏い、使用者のAGLを上昇させる
[エア・ブレイド]・・・空中に斬撃効果を持つ空気の衝撃波を生成し放つ
[エア・コントロール]・使用者の知る空気の成分を一つ自在に操る
[エア・ガトリングガン]止めるか残存魔力が尽きるまで自動でエア・ガンを生成し放つ
これら10個の魔法だな。これらを改良しようとしていると、家からウォルフさんの声が聞こえてきた。
「おーい、ユーヤ。飯にするぞー」
「分かりましたー」
(もうそんな時間か、魔力も切れかかっていたし丁度いいけど・・・・・・あ!しまった。スキル試すの忘れてたな。・・・また後でいいか)
森の中ではあるが、日が差していて明るい庭を歩き、優夜は家に戻った。
「う、うーん・・・お、今日は朝に起きれたな」
欠伸を噛み殺しながら、リビングへ降りると、シルフィがいた。
「おはよ、シルフィ」
「ユーヤ?ふぁ~あ、おはよ~」
少し寝ぼけた感じに返してくる。どうやら彼女、朝は弱いようだ。
** **
朝食をとり、ウォルフさんに俺が気を失ってからの話を聞いた。あの後、ウォルフさんが俺を部屋まで運んでくれたらしい。因みにシルフィはメアリーさんと魔法の練習中。
「そう言えばユーヤ、ステータスカードを見てみい。何か変わっておる筈じゃ」
「え、いや特に魔物も倒して居ないので、変わってることなんて・・・」
取り敢えず、言われた通りする。ステータスカードを見て驚いた。
(これは!・・・何々、職が27⇒40に、風魔法がⅢ⇒Ⅴに、スキルがアクティブとパッシブの両方を新しく取得している。それと、ステータスが、HPⅡ⇒Ⅲ、MPⅢ⇒Ⅴ、VITⅢ⇒Ⅴ、AGLⅢ⇒Ⅳ、DEXⅢ⇒Ⅴ、MNDⅢ⇒Ⅳに変化している・・・)
「何でこんなにレベルが上がっているんだ?俺は魔物を倒していないのに・・・」
(・・・まあ上がってる分は別にいいけど、スキルが気になる・・・)
「ちょっと見せてみい。・・・ユーヤはレベルアップについてどう考えているのじゃ?」
優夜は、自分が知っている話をする。
「・・・魔物を倒すと職がレベルアップし、ステータスも上昇する。魔法やスキルは、使用するほどレベルが上がる。という感じです」
「・・・ふむ。正しいと言えば正しいのじゃが、少し訂正と補足が必要じゃな」
「補足・・・ですか?」
「ああそうじゃ」
ウォルフさんは、そう言って話し出した。
「まず、職のレベルアップについてじゃが、魔物を倒す方法以外にもあるのじゃよ。それは、ステータスに関連する動作を行うことじゃ。さすれば、レベルアップするであろう。次に、ステータスについてじゃが・・・」
「ちょ、ちょっと待って下さい。つまり、職のレベルアップでステータスが上昇するのではなく、ステータスの上昇で職がレベルアップする、ということですか」
「簡単に言えばそういう事じゃ。だからお主は、魔物を倒しておらんのにレベルが上がっておるのじゃよ」
(なるほどな。しかし、動作だけでステータスは上昇するものなのだろうか・・・)
優夜の上昇率が可笑しいのには訳がある。ウォルフも知らない話だが、格上の相手と戦ったりすると得られる経験値が普通に鍛錬するよりも全然違うのだ。もちろん、魔物を倒すことで経験値は手に入るが、倒し方によって量が変化する。ようは、相手が強ければ強いほど良いということだ。戦っている時の行動によってステータスは上昇する。
優夜は、圧倒的に格上の稀少種・鬼と戦い?では無いが、魔法をバンバン打ちまくったり、森の中の木や草に引っかかったり、後ろから飛んでくる木を避け続けたこと。そして、稀少種・鬼よりもさらに格上のウォルフとも手合わせしたことで、ステータスがそれなりに上昇したからだ。
後、優夜のステータスが一番高くてⅤなのは、レベルⅤからは上に上がりにくくなるからだ。まあ、優夜の場合は幾つかⅥになりかけているのだが。上記も含め、これらには異世界人補正が入っていたり、いなかったりする。
「・・・さて、次はステータスについてじゃが、これはもういいじゃろ。最後に、魔法やスキルについてじゃ」
「・・・」
「・・・」
その後、魔法やスキルについて教えてもらった。詳しい説明は後ほど。
「・・・・・・取り敢えず、庭で試したいことがあるので」
「昼には戻って来るんじゃぞ」
「分かりました」
優夜はウォルフさんにそう言い、庭へ移動した。
** **
優夜は、世界であまり知られていない情報を手に入れた。その情報を生かして個人修行を開始する。
「さてと、まずは前転からか・・・戦闘中で使える動きじゃないとな」
俺は、よくやるアクションRPGの回避の動きを真似しつつ、風魔法で補助できないか考える。しかし、詠唱に時間がかかるため動くのは不可能なことに気づいた。だから、先に風魔法を極めようと思う。詠唱無しでも魔法が使えるように。
「・・・取り敢えず、魔法を創るか」
優夜は、さっきウォルフさんに教えてもらったことを意識しながら魔法を創り出していく。
細かいところに拘ったため時間がかかったが、何とか五つの魔法を創り出した。今の所、使えそうな魔法が・・・
[サウンドウェーブ]・・・自在に性質を変化することができる音波を発生させる
[エア・ボード]・・・・・空中に自由なサイズの空気で出来た板を創造する
[シャットアウト]・・・・自分の体周りにある空気を操り体臭を消す
[インパクト]・・・・・空中に衝撃波を発生させる
[エア・ガン]・・・・・空中に空気の弾丸を生成し放つ
[エア・ソード]・・・・空中に空気の剣を生成する。切れ味は使用者のイメージで変動する
[エア・ブースト]・・・体に風を纏い、使用者のAGLを上昇させる
[エア・ブレイド]・・・空中に斬撃効果を持つ空気の衝撃波を生成し放つ
[エア・コントロール]・使用者の知る空気の成分を一つ自在に操る
[エア・ガトリングガン]止めるか残存魔力が尽きるまで自動でエア・ガンを生成し放つ
これら10個の魔法だな。これらを改良しようとしていると、家からウォルフさんの声が聞こえてきた。
「おーい、ユーヤ。飯にするぞー」
「分かりましたー」
(もうそんな時間か、魔力も切れかかっていたし丁度いいけど・・・・・・あ!しまった。スキル試すの忘れてたな。・・・また後でいいか)
森の中ではあるが、日が差していて明るい庭を歩き、優夜は家に戻った。
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