テンプレを無視する異世界生活

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竜の国編

93話 竜の背中

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「うおぉぉ、すげぇ。竜に乗るのって男の夢だぞ。」


ロマンの前では男は少年に戻る。
こんな短期間で夢が2個叶うとはな.....。


「翔の方が凄いぞ!竜の背中に平気で乗れるやつなんて滅多にいないぞ。」


「あぁ、これはそんな凄くないさ。ちょっと身体を守る魔法かけてるだけさ。」


「そういえば、黒竜も竜闘祭出るのか?」


出られたらかなりきついぞ.....。


「いや、俺は出ないよ。加護はもう持ってるし出る必要ないからね。」


「それと黒竜ってのはなんかやだな。なんかあだ名を付けてくれよ兄弟!!」


兄弟ではないけど、つぶらな瞳でこっちを見てくるから付けてやるか。


「まあ、安易だけど「クロ」ってのはどうだ?」


相も変わらずのネーミングセンス。ありがとうございます。


「おぉ、いいなそれ!!かっこよくて気に入った!!」


なんだろう、凄い申し訳なくなった。でも、気に入ってくれてよかった。


「見えてきたぞ翔!龍の国だ!」


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