テンプレを無視する異世界生活

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魔族編

321話 タロウ=スズキ

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「ふぁぁ、今日もよく寝たな。」

シュン

「おはようございます、翔さん。」

「おぉ、おはよう。」


もはや、俺が空間魔法で出てくることに驚きすらしない。

暗殺者の適応力には驚きだ(棒)


「今日はこの国の王にお会いになる日ですね。」

「そうだな。正装とか持ってないんだがいいよな。」

「どうでしょうかね.....。私は従者用のものしか持っていませんので.....。」

「まあ、いいだろう。それくらいの無礼を許してくれる心の広さを持ってないと、王はやってられないだろ。」

「そうだといいんですかね.....。」

そんな話をしているとバルムスがきた。


「では、行くとするか。」

「この国の王について詳しく教えて貰ってもいいか?」

「あぁ、いいだろう。この国の王はタロウ=スズキという。10年前からこの国の王になって以来、ずっとこの国を仕切っている。やることが画期的で国民からは支持を受けているらしいが、とんでもない変わり者で厄介と言われている。気に入らないものがいれば、貴族であっても首を落とすのをいとわないとも噂されている。」


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