テンプレを無視する異世界生活

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神族編

736話 四覇の強さ

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"操植"

"水蟷螂"

"影蝙蝠"

"大岩石"


次々へと躊躇ない攻撃をしていった。



ガラッガラッ


岩をかき分け神族が出てきた。


「効かないな。やはり、下族はこの程度か。」


「やっぱり、効かねぇよな。」

「あんたの攻撃は弱いからね。」

「お前のクソみたいな魔法がいけねぇんじゃねぇか。」 


効かなかったことに焦るどころか、何故か仲間内で争っている。

強いやつはやはりどこか抜けているんだろう。


「あんた、なんのようだね?」


マーサーが前へ出て、神族に話しかけた。


「下族が気安く話しかけるな。だが、感謝しろ。教えてやろう。我々はこの世界を新たに作り直すために、一度"滅ぼす"ことにした。そこで、魔力値がある程度あったここへと来ただけの話だ。」

「お前のような衰えたクソの相手をしている暇はない。」



「小僧、調子に乗るなよ」



その場の空気感が一気に緊張感へと変わった。


「お主らが何をしようとしているのかは知らぬが、わしらに害をなす存在なら容赦は出来んぞ。生憎、わしらはこの世界から選ばれた者じゃ。」

「中途半端に喧嘩を売ってタダで済むと思わんことじゃ。」



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