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新世界編
824話 神像設置
しおりを挟む翔はガロンドに帰った。
「翔さん、どうでしたか?」
「いい感じだな。白金貨が18万枚もあればあと三ヶ月は持つだろ。」
「白金貨が18万枚もあってそれくらいしか持たないのですか?」
「あぁ。最初の方は全面的にサポートしないといけないからな。基礎をしっかり固める必要がある。だけど、基礎が固ければこれ以上安心できるものはない。先行投資だよ。」
翔は物凄い勢いで働いた。
国の政策は一瞬で決め、王としての職務は片手間で完璧にこなした。
その余った時間で民に学を教えたりなど色々なことをしていた。
そして、今日は神像を作っていた。
「よし、出来た。」
翔は自分に加護を与えてくれている神の像を作り、広場の噴水周辺に設置した。
一つは国民の信仰をより手軽に出来るようにするためであった。
協会へ行く時間もない人もいるだろうし、それに神の顔を見れるのは選ばれたやつだけだから、自分がどんな神を崇めているのかをわかるようにしてあげたかったのだ。
それの簡易版の像を自分の城にも設置した。
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