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新世界編
840話 やる気の拓真
しおりを挟む「では、今日も昨日と引き続き拓真殿に指導をしてもらう。」
「お願いします。」
「あぁ。」
今日も拓真は平常運転だ。
と思ったら一味違った。
「今日は魔法を斬る方法を教えよう。」
ノリノリだったのである。
それは昨日の出来事だ。
「居抜、お前の刀は今なんだ?」
「これだ。」
拓真は鞘に納めていた刀を抜いてみせた。
「悪くはないが、お前の愛剣には遠く及ばないな。」
「あぁ。」
「もしだ、もしもお前がうちの騎士団の剣術のレベルを大幅に上げることができた日には"鎌鞍"と全く同じものを作ってやるぞ。」
隠名刀 鎌鞍
これは、安土桃山時代に造られたといわれている隠れざる一品なのだ。
拓真は日本にいた際、鎌鞍以外の真剣は握らなかったとも言われている。
「それは本当か?」
「もちろんだ。約束しよう。」
「わかった。一ヶ月だ。一ヶ月の間に用意しておいてくれ。」
「交渉は成立だな。」
という経緯があり、拓真はやる気なのだ。
「ファンド、魔法を俺に撃ってくれ。」
「わかりました。」
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