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新世界編
903話 結婚話
しおりを挟む「翔ならば私の娘と結婚を許してあげてもいいんだがな。」
「何を言っているんだ?ラッサムは子どもがいるのか?」
金髪の190cmほどあるチャラチャラした見た目のラッサムに子どもがいたのか.....。
「私はこれでも53歳だよ。」
「そのなりで53歳は詐欺もいいところだな。」
「これでも私は王を務めて26年だからね。」
「シュミテルを本格的な多民族国家にしたのはラッサムだったのか。」
「そうだよ。」
「さすがの手腕だな。だが、娘は遠慮しておくよ。」
「そんな!うちの娘は世界で一番可愛いんだ!それなのに、そうも簡単に.....」
世界最強の国の王様は親バカだった。
「とりあえず、今度はそっちに顔を出させてもらおう。世界一の国というのは直で見ておく必要がありそうだ。」
「あぁ、いつでも来てくれ。」
「それで、これからはどうするつもりだ?」
「もう少しこの国を見てまわったら国に帰るよ。私も王という立場上、あまり外出は出来ないからね。」
「そうか。」
話を一通り終え、ラッサムは王城を出ていった。
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