テンプレを無視する異世界生活

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新世界編

934話 札術師と爆弾

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「あれが札術師か。初めて見たな。」


札に魔力を込めて、その魔力に応じた何かが出てくるというとてもトリッキーな職業だ。



それにしても、あの黒い靄はなんだ?


「了解した。我の力を貸そう。」

「では、目の前の敵を屠ってきてくれ。」

「了解した。」


その黒い靄は体積をとても大きくして、前衛の敵を覆った。


そして、その靄が過ぎるとそこには石化した人間がいた。


あの靄に触れると石化するのか.....興味深いな。



ガチャ、ガチャ



お、あいつはなんだ?自分の指や手首を伸ばしてるな。

何をするつもりだ?



手首がどういう原理かわからないが飛んでいき、その手首から指もどんどん離れていった。



「爆発ならこちらも出来る。」



"手の爆弾ハンドボム"




ドゴォンドゴォンドゴォン




一つにつき半径10mほどが吹っ飛んだ。



「えっぐ.....」

「お前、うるせぇぞ!」

「ふっ、黙って敵を倒せ。」



確かに強いがうるさいな。


俺のこの結界がなければ、今頃中は大パニックになってたよ。

それにしても強ぇな。


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