テンプレを無視する異世界生活

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新世界編

956話 もう1人の自分

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自分の分体と感覚共有をすることで、俺が実質的に地球へと行くことが出来るのか。


それも、かなりリスクが低い状態で.....


ということは、必要な魔力量は地球への往復の転移魔法と分体の維持分だな。



そこから逆算して、俺が地球を見てまわれる時間は..........2日間か。


まあ、試験的な意味もあるからこれくらいが妥当か。



問題は本当に繋がるのか、魔力が足りるのかということだが、そこに関してはあまり心配はしていない。



とりあえず、俺は分体を違和感なく俺に出来るようにしておくとする。



"分体"

"感覚共有"

"付与"

"操作"



うん、見た目は俺と全く同じだ。



パッ



翔が右手をあげると、分体も右手をあげた。



反応速度も完璧だ。



「あーー」


「あーー」



恐らく、これは俺の声だろう。



おっ、あそこにファンドがいる。試してみるか。





トントントン




「ファンド、何やってんだ。」

「翔さん。自分の領地での報告書を提出するところです。」

「そうか。なんか、気づかないか?」

「え、何ですか?」



「俺はこっちだよ。」


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