スーパー忍者・タカシの大冒険

第143話: タカシ、スーパー忍者初級へ覚醒！？

タカシはウサギの守り神の力を使いこなせるようになった。しかし、ついに迎えた時が来た。彼が「スーパー忍者初級」へと覚醒する時が。

「よし、もうこれでオレもスーパー忍者か！」タカシは、意気込んで言った。しかし、ポッチが目を丸くして言う。

「え？スーパー忍者？初級で？」

タカシは自信満々に答える。「もちろんだ！だってオレ、ウサギの力を手に入れたんだから！」

「それだけでスーパー忍者になるのは無理だワン。」ポッチが冷静に言う。「スーパー忍者ってのは、髪の毛が立って、バリバリのオーラを纏って初めてその資格があるんだワン。」

「う…うーん。」タカシは少し困ったような顔をした。「オーラがバリバリか…それはちょっと自信ないけど。」

その時、突然タカシの頭がピリピリとする感覚がした。「おお…これは、もしかして…」タカシの髪の毛が、ほんの少しだけ立ち始めた。

「うおおおおおお！」タカシはその場で回転しながら叫んだ。「これがオレのスーパー忍者初級か！」

ポッチは呆れ顔で言った。「それ、ただの風で髪の毛が立ってるだけだワン。」

「いやいや！これがオレの力だ！」タカシが胸を張る。「絶対にスーパー忍者になったんだ！」

その瞬間、タカシの周りに突然「バリバリ！」と電流のようなオーラが現れ、彼の髪の毛が完全に逆立った！

「おおおおお！ついにバリバリ来たぞ！」タカシは勝利のポーズを決めながら叫んだ。

「おお…！」ユウジも驚いて声を上げる。「ホントにオーラが出てる！」

ポッチは少し目を細めながら言った。「まあ、これでスーパー忍者初級にはなったのかもワン。でも、これからが本番だワン。」

タカシは嬉しそうに言う。「もちろん、これからだよ！スーパー忍者初級、全開で行くぜ！」

その時、突然タカシの足元がフワッと浮き上がり、彼は空中に浮かび始めた。

「うおおおおおおお！空も飛べるのか？」タカシが叫んで空中でぐるぐる回る。

「それはもうウサギの力でしょ！」ユウジがツッコむ。

タカシは少し恥ずかしそうにして、空中で急降下して地面にドスンと着地。「うおお、やっぱり難しいな…」

「いや、でも、それがスーパー忍者初級だワン！」ポッチが笑顔で言う。

スーパー忍者初級の力を試す時が来た！

タカシはスーパー忍者初級の力をもっと試すために、近くの木に向かって全力で駆け出した。

「行くぞ！スーパー忍者の速さを見せてやる！」タカシは木に向かってダッシュを開始。

しかし、途中で彼は転んでしまい、顔面から木の根元に突っ込んだ。

「うわあああああ！」タカシは木の根元から顔を上げて、泥だらけになっている。「スーパー忍者…初級でも無理だ…」

ポッチは優しく言う。「まあ、慣れたら上級になるワン。初級はその第一歩だワン。」

タカシは顔を泥で覆いながら、「でも、オレ、もう少し頑張るぞ！スーパー忍者としての名にかけて！」

その時、突然地面が揺れ、遠くから大きな音が聞こえてきた。

「な、何だあれは？」ユウジが目を凝らして言う。

「敵だワン！スーパー忍者として初めての試練が来たワン！」ポッチが叫ぶ。

タカシは泥だらけの顔を拭い、立ち上がる。「よし！これがオレの初試練だ！スーパー忍者初級、行くぞ！」

そして、タカシは全力で敵の元へ向かう。スーパー忍者初級の力を試す時がついに来たのだった。