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【第3話】推し悪役、心が揺れる瞬間!?
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ベッドの上で、まだ胸がドキドキしている。目の前には、宰相グラヴィス――いや、私の推しがいる。私はもっと、彼と話したい気持ちを抑えきれず、思い切って口を開いた。
「まだ、お時間はありますか?少しお話したいな…」
(どうだ!美少女の上目遣い…!これでグラヴィスの心をくすぐれるはず…!)と内心で思う。
効果はてきめんだった。グラヴィスの琥珀色の瞳が一瞬見開かれ、顔がブワッと赤く染まる。
「貴方様が望むなら…」と低く少し掠れた声で、けれどはっきりと答えてくれた。
(きゃあああ♡♡ 心臓が爆発しそう…!推しが…動揺してる…!!)
しかし、次の瞬間彼は思案し、眉尻をわずかに下げ、冷静な顔に戻る。
「もしや、アマデル様に強く言い含められているのですか…?」
(えっ!?)目を見開くジェニエット。
「私と親睦を深めるよう言われたのでは?……貴方様がそこまで気を遣う必要はありません。私は、貴方様が妻になってくださるだけでも、僥倖なのです」
(うわぁん、違うのにぃ!でも、冷たくされていたはずの姫が急にこういう態度をとったら、そりゃそうなるよね…っ。グラヴィス健気すぎて尊い…!好きっ!)
胸の奥がきゅうっと縮んで、息を吸うのも忘れそうになる――推しがこんなに真剣に、でも少し照れた顔で私を見つめるなんて……。
「そろそろお暇します。ゆっくり休まれてください」
頭を下げて去ろうとするグラヴィスを、思わず私はベッドから飛び出し、袖の先を掴んでしまった。
驚いた彼の肩がわずかに跳ねる。
私は赤く染まった顔を上げ、必死に言葉を絞り出した。
「…ちっ、…ちがうの…。母上に言われたからじゃないの。信じてもらえないかもしれないけれど、急にあなたの魅力に気づいちゃったの…。素敵な方だなって…」
その瞬間、グラヴィスはフラリと揺れ、バランスを崩した拍子にベッドの手すりに頭をぶつけてしまう。
「だっ…大丈夫ですか!」思わず声を上げる私。
彼は体勢を整え、再び私を見つめる。顔は赤く、しかし目は柔らかく潤んでいた。
「大丈夫です。…そんなことを言ってもらえるなんて、夢のような心地です」
あの冷静沈着で、周囲からは冷徹と噂される宰相が――ここまで動揺している姿を目の前で見るなんて。
二人はしばらく、言葉を交わさず、ただ見つめ合った。空気が震え、胸の奥が熱くなる。
(……こんなグラヴィスを見られるなんて…幸せ…♡)
その瞬間、私の心は決まった。誰よりも真っ直ぐで、誰よりも健気な、グラヴィスを――きっと幸せにするんだ。
内心、私は姫らしからぬ叫びを漏らしていた。「早く結婚したいわー!」
「まだ、お時間はありますか?少しお話したいな…」
(どうだ!美少女の上目遣い…!これでグラヴィスの心をくすぐれるはず…!)と内心で思う。
効果はてきめんだった。グラヴィスの琥珀色の瞳が一瞬見開かれ、顔がブワッと赤く染まる。
「貴方様が望むなら…」と低く少し掠れた声で、けれどはっきりと答えてくれた。
(きゃあああ♡♡ 心臓が爆発しそう…!推しが…動揺してる…!!)
しかし、次の瞬間彼は思案し、眉尻をわずかに下げ、冷静な顔に戻る。
「もしや、アマデル様に強く言い含められているのですか…?」
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(うわぁん、違うのにぃ!でも、冷たくされていたはずの姫が急にこういう態度をとったら、そりゃそうなるよね…っ。グラヴィス健気すぎて尊い…!好きっ!)
胸の奥がきゅうっと縮んで、息を吸うのも忘れそうになる――推しがこんなに真剣に、でも少し照れた顔で私を見つめるなんて……。
「そろそろお暇します。ゆっくり休まれてください」
頭を下げて去ろうとするグラヴィスを、思わず私はベッドから飛び出し、袖の先を掴んでしまった。
驚いた彼の肩がわずかに跳ねる。
私は赤く染まった顔を上げ、必死に言葉を絞り出した。
「…ちっ、…ちがうの…。母上に言われたからじゃないの。信じてもらえないかもしれないけれど、急にあなたの魅力に気づいちゃったの…。素敵な方だなって…」
その瞬間、グラヴィスはフラリと揺れ、バランスを崩した拍子にベッドの手すりに頭をぶつけてしまう。
「だっ…大丈夫ですか!」思わず声を上げる私。
彼は体勢を整え、再び私を見つめる。顔は赤く、しかし目は柔らかく潤んでいた。
「大丈夫です。…そんなことを言ってもらえるなんて、夢のような心地です」
あの冷静沈着で、周囲からは冷徹と噂される宰相が――ここまで動揺している姿を目の前で見るなんて。
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(……こんなグラヴィスを見られるなんて…幸せ…♡)
その瞬間、私の心は決まった。誰よりも真っ直ぐで、誰よりも健気な、グラヴィスを――きっと幸せにするんだ。
内心、私は姫らしからぬ叫びを漏らしていた。「早く結婚したいわー!」
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