ポインセチアの咲く頃に

白石華

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ポインセチアアドベントカレンダー、2023年、12月6日

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 それはミズキと何度目かのクリスマスを迎えた頃の話――

「正さん、今日はボンデージでしたい気分です。」

「お、いいね。」

 すっかりエッチをする関係になってしまった俺とミズキだが、今日は何と言ってもクリスマスを迎える12月6日辺りの頃。既にクリスマス気分をカウントダウンしながら過ごしているというふしだらな行為に耽っていた。
 ミズキの格好は剥き出しの乳房を更に括り出すように両側からバンドが締められて下側でもくくっているボンデージブラとでもいうのだろうか。それにサンタのようなフサフサも付いている。サンタボンデージ衣装ってあるんだな。

「いや~それにしても寒がりのミズキがこういうエッチな格好を自分からしてくるとは思わなかった。」

「クリスマスセックスと精液は別腹です。」

「ははは。」

 相変わらず掴みどころのないセリフだがエッチな事になるとそれが突き抜けているミズキだった。

「それで、今日はどうするの?」

「そうですね。パイズリフェラなど。」

 相変わらずミズキとのエッチは捕食目的だった。

 ・・・・・・。

「んっ、あっ。正さん……もっと、袋に精液を溜めて……。」

「うっ、うう……っ。まだ、出せない……の?」

「ええ。どうせですからたっぷり頂こうかと。」



 ミズキは豊満な乳房を寄せるようにして俺のを扱き、極限まで我慢させるようだった。見た目にも悩ましい底を見るたびに俺の股間は正直に反応してしまっている。

「何でまたそんな事を。」

「ふふふ……我慢すればするほど、美味しいご馳走にありつけるんですよ。」

「ううう……っ。」

 既に俺の袋は放流を求めて限界までせりあがってきている。それに、今の格好のミズキを見ながらだと、とても我慢が厳しい。

「んっ、ちゅぱ、ちゅぱ。」

「あぐっ。」

 そんな事を頭に思い浮かべていたらミズキに先端だけしゃぶられてしまった。

「さっ、ホラ……正さん。舐めてあげますから、もう少しだけ……。」

「い、いや、舐められたら逆に出ちゃう……あっ。」

「んっ。」

 俺が身震いをすると溜まりに溜まっていた精液を吐き出してしまっていた。

 ずびゅるっ! びゅるっ、ずびゅるるっっ! びゅ~~っ! ずびゅびゅびゅ~~~っ!

「んぶううっ! んぶっ、おぶっ、んぶううっ!」

 ミズキは勢いよく出してしまっている俺の樹液を口で咥えたまま飲み切ろうとしている。

「ん……ふあっ。正さん、ご馳走様でした。」

「うん……何か脱力感がすごいや。」

 出し切った後、身体の芯が抜けたようにフラフラしそうになっていた俺だった。
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