精霊都市の再開発事業

白石華

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第五章

ベルさんとお泊り会その3

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 ・・・・・・。

「ん……うう……おっ?」
「おはようございます、社長。」
「おっ、おお……ベルさん。」

 ベルさんとお泊り会なのだからそうなのだが、ベルさんが俺の脇でベッドに寝ていた。

「いやあ、随分温かくて柔らかいはずだと。」
「寝心地良かったですか?」
「はい。」

 俺はキッパリと答えた。

「良かった~。それじゃあ、支度しますね。」

 ベルさんはベッドから起き上がると、ブラウスと黒タイツの格好でキッチンへ向かった。

「あ~。やっぱりお泊りっていいわ~。」

 俺は既に、サシガネやカンナとこうした事とかもあるため、果報者もいい所だった。

 ・・・・・・。

「本日は建造までにするんですか?」
「とりあえずってところですね。建造はしてもダンジョン探索もありますし。
 やる事全部片づけて、行くぞ、ってなったら建造した中の探索もします。」
「それが一番、無難な気がしますね。」

 ベルさんが作ってくれたご飯を食べながら二人で話していたが、実に色気が無い。色気はないが向かいにベルさんがいる景色はとても見事だった。

「無難ですが最善手ですよ。危ないことはやる事やってからやる。
 社会人ですからね。」
「そうですね。ここのおつとめを果たしてからで。」
「はい。と言う訳で飯を食ったらカンナと建造に向かいます。
 そん時に、ついでにカンナにもお泊り会、誘うのと。
 その前にみんなで飯食って遊びましょう。」
「ふふふ。社長は大変ですね。みんなのお世話もあって。」
「俺が選んだんだからおつとめは果たさないとですね。」
「それじゃあ、張り切っている社長に。あ~ん。」
「おっと。むぐむぐ。やはり牛肉はうまい。」
「向こうのダンジョンでも美味しいご飯が食べられるといいですね。」
「ですね。」

 俺とベルさんは最後は、本人の気配りのお陰もあるんだろうけど、ゆったりした時間を過ごせた。息を吸うようにこういう流れに持っていけるのは最早達人の域である。
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