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第12話 自律式二足歩行兵器
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空が白み始め、2人はようやく自分達の現状を自覚する。
ボスは色々なことが頭を駆け巡ったが、その全てがどうでもよくなってしまった。
隣に寝そべっている部下に促し、2人は最新兵器が格納されている倉庫へ向かった。
眠い目を擦りながら、倉庫へたどり着くと、そこには目に深いクマを浮かべた博士がいた。
「やぁ2人ともおはよう。昨夜はよく眠れたかな?」
ニヤニヤしながら聞く博士に、ボスは、あはははと笑うことしかできなかった。
こんなものしかなかったんだが食べてくれ、と博士は2人に菓子パンを渡す。
2人はパンをもぐもぐと食べながら、兵器を眺める。
自律式の二足歩行型ロボット、左手には大きなガトリングガンを装着している。
まさにSFのようなロボットだ。ボスも目を輝かせる。
「こいつがあれば、大概の戦闘は問題ないだろう。」
博士は自信満々に言い、更に続けた。
「ところで、この兵器を作ってみたはいいが、これは何に使うんだい?戦争でも起こしたい相手でもいるのかな?」
博士の問いにボスは答える事ができない。
何故ならこの兵器は人質の護衛のために作成したものだからだ。
近年、部下からの親愛度が爆発的に上がり、さらに魔法少女という未知の脅威が迫る中、1人では対処しきれなくなっていくと、ボスは考えていた。
そのため、このような強力な自律式の兵器が必要だったのだ。
しかし、悪の組織のトップとして、そのプライドにかけてそんな事は絶対に言う事ができない。
「まぁ、そんな所です。」
ボスは淡々と答えた。
「そうか。気をつけるんだよ。」
博士も少しだけ心配そうに言った。
しんみりしてしまった空気に若干の申し訳なさを感じながらもボスは兵器を動かす様、博士に頼んだ。
倉庫内に轟音が鳴り響き、ゆっくりと兵器は起動していく。
「あぁ、そうそうボス。おまけをつけておいたよ。」
博士は嬉しそうに話す。
「この兵器は、なんと自分で考えて話す事ができるんだ!」
さらりと凄いことを言う博士。
すると兵器から言葉が聞こえてきた。
「初めましてみなさん。私は、戦闘用自律型ロボットのアイズです。よろしくお願いします。」
綺麗な声が聞こえてくる。
「やぁ、アイズ。これからよろしくな。」
ボスの順応性は高かった。これが悪の組織のトップに立つものの順応性だ。変化に強い者が生き残ると彼は考える。
「博士、この方が私のご主人様でしょうか?」
アイズは博士に尋ねる。
「あぁ、そうだよ。この人のために君は戦うんだ。」
博士は答える。
「必ず責務を果たします。」
アイズは、はっきりと答える。
その頼もしさに感動しながら、ボスはアイズなら必ず自身の計画の助けになると確信した。
その後、2人は博士やアイズと会話を楽しみながら、和やかな時間が過ぎていった。
しかし、その和やかな時間は唐突に終わる。
上空に3つの光が現れた。
ボスは一瞬身構えたが、これは好都合だと認識を改めた。
アイズに話しかける。
「アイズ、君の初仕事だ。これから起こる戦闘に備えてくれ。敵の数は3人。博士を保護しつつ、出来れば敵を生捕りにしてほしい。頼めるか?」
「必ずや遂行しましょう。」
即座にアイズは答える。
魔法少女と兵器の戦闘が始まる。
ボスは色々なことが頭を駆け巡ったが、その全てがどうでもよくなってしまった。
隣に寝そべっている部下に促し、2人は最新兵器が格納されている倉庫へ向かった。
眠い目を擦りながら、倉庫へたどり着くと、そこには目に深いクマを浮かべた博士がいた。
「やぁ2人ともおはよう。昨夜はよく眠れたかな?」
ニヤニヤしながら聞く博士に、ボスは、あはははと笑うことしかできなかった。
こんなものしかなかったんだが食べてくれ、と博士は2人に菓子パンを渡す。
2人はパンをもぐもぐと食べながら、兵器を眺める。
自律式の二足歩行型ロボット、左手には大きなガトリングガンを装着している。
まさにSFのようなロボットだ。ボスも目を輝かせる。
「こいつがあれば、大概の戦闘は問題ないだろう。」
博士は自信満々に言い、更に続けた。
「ところで、この兵器を作ってみたはいいが、これは何に使うんだい?戦争でも起こしたい相手でもいるのかな?」
博士の問いにボスは答える事ができない。
何故ならこの兵器は人質の護衛のために作成したものだからだ。
近年、部下からの親愛度が爆発的に上がり、さらに魔法少女という未知の脅威が迫る中、1人では対処しきれなくなっていくと、ボスは考えていた。
そのため、このような強力な自律式の兵器が必要だったのだ。
しかし、悪の組織のトップとして、そのプライドにかけてそんな事は絶対に言う事ができない。
「まぁ、そんな所です。」
ボスは淡々と答えた。
「そうか。気をつけるんだよ。」
博士も少しだけ心配そうに言った。
しんみりしてしまった空気に若干の申し訳なさを感じながらもボスは兵器を動かす様、博士に頼んだ。
倉庫内に轟音が鳴り響き、ゆっくりと兵器は起動していく。
「あぁ、そうそうボス。おまけをつけておいたよ。」
博士は嬉しそうに話す。
「この兵器は、なんと自分で考えて話す事ができるんだ!」
さらりと凄いことを言う博士。
すると兵器から言葉が聞こえてきた。
「初めましてみなさん。私は、戦闘用自律型ロボットのアイズです。よろしくお願いします。」
綺麗な声が聞こえてくる。
「やぁ、アイズ。これからよろしくな。」
ボスの順応性は高かった。これが悪の組織のトップに立つものの順応性だ。変化に強い者が生き残ると彼は考える。
「博士、この方が私のご主人様でしょうか?」
アイズは博士に尋ねる。
「あぁ、そうだよ。この人のために君は戦うんだ。」
博士は答える。
「必ず責務を果たします。」
アイズは、はっきりと答える。
その頼もしさに感動しながら、ボスはアイズなら必ず自身の計画の助けになると確信した。
その後、2人は博士やアイズと会話を楽しみながら、和やかな時間が過ぎていった。
しかし、その和やかな時間は唐突に終わる。
上空に3つの光が現れた。
ボスは一瞬身構えたが、これは好都合だと認識を改めた。
アイズに話しかける。
「アイズ、君の初仕事だ。これから起こる戦闘に備えてくれ。敵の数は3人。博士を保護しつつ、出来れば敵を生捕りにしてほしい。頼めるか?」
「必ずや遂行しましょう。」
即座にアイズは答える。
魔法少女と兵器の戦闘が始まる。
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