異世界の美少女はかくあれかしと思ふ

雲黒斎草菜

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宇宙はいと広し(またまた3話)

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 鼓膜を小気味よく刺激する杏(あんず)の足音がアーケードのほうへ移ったのを待って、キヨッペの顔を覗き込む。
「今のアイスの話し、ウソだろ?」
「あぁ。あの店は昨日まで身内の法事で営業していなかったから、最後に当たりが出てから一本も売れてないよ。しかもその当たりを出したのは僕だし」
「そうか。連続で当たりはまずねえな」

「アンは物に執着したら徹底的になるんだ。当たりがあるかもしれないと思ったら、きっと必死で選ぶよ、ね? これで時間が稼げるだろ」
 キヨッペはにこりと笑って小ノ葉と向き合った。
「実に整った顔立ちしてるね。これだけの美形はそういないよな」

 今度は俺に振り返り。
「でもさ。とてもブラジルの人には見えないね」
「それはな……」
「わかってるって。世間の目をあざむくためにそうしてるんだろ?」
「あざむくって……まぁ。そういうことだ。実際はどこから来たのかすらわかんねえ」

 俺の言葉を受けて、キヨッペは目の輝きを増してわずかに首肯。
「なんだか神秘的な話だ……」
「どこが神秘なんだ?」
 と、首を捻る俺から視線を外したキヨッペは、椅子の上で前屈みになり、床に座る小ノ葉を見下ろした。

「さてと……。見た感じは普通の女の子となんら変わらないな」
 瞳の奥から怪しげな光を散乱させて、まるで取調べでも始める刑事のような雰囲気を滲ませていた。

「あ、あうぅ……」
 その異様さにたじろいだのか、小ノ葉がそこから逃れようと、俺へとにじり寄って来た。
「おいおい。キヨッペ……。そんなギラギラした眼で詰め寄ったら、小ノ葉だけでなく、女の子なら誰もが引いてしまうぞ」

 ここがキヨッペのもっとも痛い部分だ。
 黙っていたら細身の体でまぁまぁのイケメン容姿なのに、興味が湧くと異様に燃えるのが欠点だ。だからいつもいいところで女の子に気味悪がられて、逃げられてしまうのだ。

「こんにちは、こんにちは、こんにちはわぁーわああ」
 俺の背中へ膝立ちで隠れた小ノ葉は、ひたすら同じ言葉を唱えていた。

「あのな。その言葉は悪魔祓いの呪文じゃないんだ。何をビビッてんだよ?」

 と、後ろに訊ねる。
「この人から思考波がまったく漏れてこないの……こ、怖い」
「何で俺だと考えることが漏れるんだ?」
「しらない。でもそのほうが安心できる。単純だもの」

 くそっ。褒められたのか、けなされたのか。複雑な気分だ。
 そして俺の肩を掴む力を一際強くして、
「こんにちは、こんにちは、こんにちは……わわわ」
 俺が教えた挨拶の言葉を繰り返した。

「だからそれは魔法の言葉じゃないって」
「だってさっき呪文だって言ったじゃない」
 丸い目を向けて俺に口先を尖らせた。
 やっぱり間違った認識を植えつけてしまったか。

「それは挨拶の言葉だから、最初に一回使えばそれで終わりだ。それと怖がらなくていい。こいつとは幼馴染みで、めちゃくちゃ頭がいいから、俺よりお前の話を理解してくれる」
「……よかった」
 小動物のような目で俺にしがみ付いていた小ノ葉の腕からほのかに力が抜け、安穏とした。

 キヨッペは鼻に掛かるメガネのフレームを人差し指で押し上げ、またもや質問を繰り返す。
「きみ、ほんとうの名前教えてくれる? 日本から来たっていうけど、日本のどこ?」
 おい。いきなりその質問はまずいって……。
 ガラス製品は置いてないか?
 張子の虎みたいに視線を振り回して辺りを一巡させた。

「あたしは、ξゥ――――チィ――ッ村の、δΨィ―――――――って言うの」
 窓ガラスがピシッと音を立てたが、割れることはなかった。
「ふぅ。やばかったぜ……」
 一滴(ひとしずく)の汗をコメカミに垂らして俺は胸を撫で下ろし、キヨッペは、ほぉぉ、と嘆息して、メガネの奥で眉と眉の隙間をよせた。

「きみ、硬質な声をしているね」
 落ち着いた声で感想を述べたキヨッペは、やはり俺んちの者とはだいぶ頭の構造が違うようだ。『蚊が飛んでる』とはひと言も口に出さなかった。

 そして――。
「日本にはそんな村は存在しないよな」
 壁に貼ってあった日本地図を指差した。

「日本ってこれだよ?」確認させるように言うキヨッペに、
「知ってるよ。だって同じだもの。中国大陸の東側の島国なの」
 小ノ葉は当たり前に答える。

「地名はそのまま同じなんだ。じゃあさ、小ノ葉ちゃんのいた場所を教えてよ」
 小ノ葉はすくッと綺麗な脚を伸ばして立ち上がると、迷うことなく俺たちが住む場所を指で差した。

「ここ。ここにあたしの住んでる村があるのよ」

「鏡面世界だ。同じカタチだけど、まるで次元が異なるわけだ」

 キヨッペは小ノ葉が指した地図の上を凝視しながらもう一度尋ねる。
「きみはその村で何をしていたの?」
「調査プローブから返って来る情報の整理をしてたの」
「調査プローブって?」
「そう、それだ」
 会話の内容はちっとも解からないくせに、口だけは出してしまう。
「インターネットと繋いでたらしいぜ」

「プロトコルアナライザーがあるの?」
 ぬぁーんだよ、それ?

「村長さんの家にあるの。研究者だからね」
「なるほどね。こっちと同じに見えてまるで違う二つの世界だけど、波動の性質は同じと言うワケか」

「そうなの。量子特異点を境にして二つの世界がくっ付いてるのよ」
 二人は煌めいた目を向け合って会話をするが、俺の目んタマなんて冷凍サンマだ。なーんの光も出ない。

「キミもその研究者というわけだ」
「そう。よく分かったわね」
「だってそこを通ってこっちに来たって言ったろ。そう易々とできるモノじゃないのは承知しているさ。だから研究してたんだろ?」
「そうなのよ」
 悔しいが、キヨッペのほうが聡明なのが実証されたようだ。

「それでね。ようやく村長さんは特異点を作ることに成功したんだけど、ちょっとした手違いで、空間が捲(ま)くれちゃったの」
「空間がめくれるって、穴が開いてめくれたと言う意味?」

「ちょっと違うわ。三次元に住む生命体には理解できない現象。それを無理やり言葉を作ったとしたら、空間がめくれる、と言うしかないの」

 黙っていようと決意したばかりなのに、口を挟まずにいられなかった。
「ほらな、キヨッペ。昨日からずっとこれなんだ。空間をめくるのは紙とは違うんだって。俺には何が何だか解んなくてさ」

 意外にもヤツは明るい声で言う。
「僕も完全に理解はできないけど、この子が言おうとしてることは理解できるよ。めくるっていう行為は三次元に住む生命体でないと理解できない言葉なのさ」
「どゆこと?」
「二次元世界に住む生物にめくるって言っても理解できないっていうことさ」
「なんで?」
「つまり紙をめくるって行為は三次元世界だからできるんだよ。平面しかない二次元の世界では摘まみ上げて折り曲げるなんて、ありえないだろ。それと同じ、空間をめくるって、三次元の僕らからしたら理解できない現象さ。たぶん時間と空間を超越した四次元生命体ならそれができるんだと思うよ」

「なるほど……解ったような、解らないような」
〔おい、相棒。二次元ってなに?〕
《知らねー。アニメの世界のことじゃね? だったらよけいに解からんもん》
 ダメだ。俺っち全滅――。

 でも、小ノ葉がキラキラした目でキヨッペを見て何度もうなずくところを見ると、だいたい正しいことを言っているんだろう。

「ただ面白いのは特異点から向こうにも同じ日本があったということ、それからその世界ではこちらの物理の法則がまったく意味を失くすということさ」
「帰るに帰れないのは、その通り道が腹の中に動いちまったんだってさ。ブラックホールだぜ。宇宙だぞ宇宙。そんなでっかいもんが入るわけないよな」
「マイクロブラックホールだ!」
 甲高い声で叫ぶキヨッペに、
「なんすかそれ?」
 理由など知らないが敬語になっちまった。

「まだ発見されたわけではないんだけど、理論上発生しうる可能性を秘めた極小なブラックホールさ。直径が量子サイズのね」
「漁師?」
「魚獲ってどうすんの。量子って、原子の構成物質だとか、ニュートリノとか聞いたことない?」
「ないねぇ」
 俺の返答はいつもあっさり単純のだ。

 キヨッペはこっちに向かって溜め息を落としてから言う。
「まっ、それほど小さいブラックホールだとすぐに蒸発しちゃうんだけど、小ノ葉ちゃんの世界ではそれを人工的に作ることができたんだね。こりゃあ革命的だといってもいいよ」
「ほぇぇ~。そんな小さな宇宙があるとですか?」
 だんだん言葉遣いもおかしくなってくる。

「あのさイッチ。ブラックホールが宇宙じゃないよ……あのね……。ま、いいや」
 途中で説明を放棄するキヨッペ。
 俺もそれ以上深入りしない。疲れるからな。
 それよりも、ここに来たら抱いていた数々の疑問が解消すると思っていたのに、謎が余計に増えた気がする。

「でも牛丼10杯とか平気で入っちゃうんだぜ。直系1ミリなら御飯粒一個が精一杯だろ?」
 キヨッペは1ミリとはひと言も言って無いけど、俺の頭で想像する量子サイズというのはそんなもんだ。想像できる限界の極小サイズだ。

「小さくてもブラックホールは同じだよ。そこまでの距離の問題だからね。何でも吸い込んで二度と外には出られないそんな世界さ」
 マジまじかよ……。ちっこい宇宙がマジで腹ん中にあるのかよ。

「吸い込まれたものはどうなるんだ?」
「どうなるんだろうね……僕にもよく解からない。ホワイトホールから出て、またブラックホールに戻るって説もあるけどね」

「洗面所みたいだな。排水溝がブラックホールで、蛇口がホワイトホールってわけか……いや違うか……やっぱ解かんねえなぁ」

 すこしのあいだキヨッペは俺の行動を冷やっこい目で見ていたが、再度小ノ葉に向き直り、
「じゃ……。具体的な話に移ろうかな。不思議なことができるんだって?」
 テレビの司会者並みの爽やかな口調で訊いた。

「別に不思議でもないよ。普通のことだもの」
 何でもないように応えた小ノ葉に言い直す。
「キミは身体を変形できる可変種なんだって? その技(わざ)を見せてよ」
「びっくり人間大集合みたいなこと言うなよ。芸じゃないんだから……」

 少しマジ声で言うと、キヨッペはほがらかな声に戻し、
「あははは。ごめんごめん。それじゃあさ。体を使って何か物質化できるって本当?」

「ほんとだよ」
 可憐にうなずいた小ノ葉は、視線を天井へ振ってから、
「下で見た物でもいい?」とキヨッペに確認を取り、
「それじゃいくよ……」
 いとも安易な返事をしたが、何度見ても息を詰める光景が目の前で展開する。小ノ葉の肘から先が、たちどころに形を失い水風船化した。

 無重力の中で漂う水溶液にも似た動きで丸まったかと思うと、濃い茶色の物体に変形した。しかもそれは半透明で、色の付いた表面を透き通らせて床がわずかに見えている。

「のぁぁ~!」
 俺はでかい声を上げて息を飲み、キヨッペは落ち着いて応える。
「ふーん。ビール瓶だね」
 小の葉の肘から先がビール瓶に変わったというのに、キヨッペはミリ単位も動かずメガネの縁をくいっと持ち上げただけだった。

 衣服を具現化するほうは魔法的に見えていっそ美しくもあるが、こっちのほうは気持ち悪さが優って衝撃的なのだ。
「な、な、なぁ。怖ぇだろ?」
 この現象を何度も見ているにもかかわらず、こっちは相も変わらず震え声だ。

 キヨッペは鼻をすんと鳴らし、
「メーカー名も完璧だし、こんな細かなラベルの文字まで表現して貼られている……店の冷蔵庫に並ぶやつと瓜二つだ。これはすごい」
 美術品の鑑定士みたいに、平淡かつ平然とした態度で感想を述べた。

「驚かないのかよ? 俺なんて5秒は死んだぜ」
 肘からビール瓶の底が生え、腕の先に向かって瓶が伸び、先端にはちゃんと金属の王冠が被さっていて、どこからどう見ても正真正銘のビール瓶だ。ただし中身は入っておらず空だ。つまり空瓶なのに王冠キャップが付いたビール瓶など、そうそう見られる光景ではない。

 マジマジと小ノ葉の整った顔を見る。腕からビール瓶を生やした少女は微塵もせずにニコニコしていた。
 それにしても何でビール瓶なんだ。手鏡もそうだし、こいつの着眼点は理解できんな。

「これが可変種の物質化って言うモノらしいんだ。やろうと思えば全身を使って何にでも変身できるらしいんだ。どう思う? 俺が見た手鏡なんてちゃんと鏡として役に立つ本物だったぜ」

 一人興奮する俺を、キヨッペは嘲笑めいた視線で刺してから、
「まるで魔法だな……」
 小ノ葉の腕、いやビール瓶へ淡白な声を漏らした。
「だろー」
 俺の興奮はまだ醒めない。
「なのに、これで普通だって言うんだ。信じられっか?」

 キヨッペは、まだ喋り続けようとする俺に手の平を見せて、意味不明の答えを出した。
「やっぱり思ったとおりだ。これは量子化だよ」

「はあー? なんだよそれ」

「量子物理学の世界さ」
 と口火を切ったキヨッペは、
「物理学の世界は今や変貌を遂げようとしてんだよ。そうさ、古典物理学が量子物理学によって覆されるんだ。解かる? ネクストジェネレーションなんだ」

「なんだよ。俺より興奮してんじゃん。冷静な面して、口から出る言葉が支離滅裂になってんぜ」
 というより、俺の知り得る単語が一つも並んでない。でもここで俺がポカンとすると、もっと深みにはまっていくから、
「俺もそう思うよ。賛成さ」
《何に賛成したんだろ?》
〔知らん〕
 とりあえず、なんでもいいや。

 キヨッペはちらりとこちらへ視線を振ったが、すぐに小ノ葉の腕に手を伸ばし、裏返したり肘を曲げさせたり丹念に観察を繰り返した。
 そして深い溜め息と共に、
「ガラスの質感もパーフェクトだし、細部まで完璧だ」
 瓶の底のほう、ようするに肘の辺りを指差した。

「ほらここに打ってあるロゴの刻印までちゃんと盛り上がって再現されてるだろ?」
 ビール瓶の内容量を示す数字やメーカーのロゴを作り込んである部分だ。そんな細かな部分までコピーされている。そこへ気づくとは――さすが賢いヤツは目の付け所がだいぶ違うな。

「どうしてビンの底に文字があるのを知ってるの?」
 とキヨッペは尋ね、小ノ葉もこともなげに答える。

「さっきお店にいっぱいあるのを見たから」

「記憶力もいいし、観察力も優秀だよ」
 おーい。俺の顔を見るな。失礼だぞ。
  
  
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