異世界の美少女はかくあれかしと思ふ

雲黒斎草菜

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小ノ葉の歓迎会はおほさわぎ(差し当たって5話)

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「どんな衣装を杏は考えてんだ? あいつのセンスは大丈夫か?」
 キヨッペは薄い笑みを浮かべながら、スマホをポケットから取り出して言う。
「杏の見立てた衣装のデータはここにある。ほら見てごらん」

 見せられたのはとんでもなく普通で、かつ小ノ葉らしさを前面に出してくれるセンスのいいものだった。

「マジで杏が考えたのか?」と訊き直してしまいそうだ。
「アンちゃんは意外といい目を持ってるだろ。男から見た目線で仕立てるから、僕たちの目に留まるのは当たり前なんだ」
「なるほどカリスマ美容師に男性が多いのはそう言う理屈か……」
 って。杏は女子だ。

 ひとまず衣装はオーケー。
「んじゃ。松野さんのとこへ行こう。割れ茶碗を貰いにな」

『何? 松野はんとこ行くの? ほなワテも頼むワ。連れてってか?』
「あ……」
 忘れていた、コイツの存在を……。

 おい、大阪ナデシコ、答えろ。なぜに居間に下ろされたのだ。
『お母はんが、水も替えないで可哀そうやから。台所近くに移してくれはったんや。あー女神様ちゅうのはあんな人のことを言ううんやろな』
 お袋が女神なら、それから生まれた俺は何だと言うのだ。
『失敗作や』
 の……ヤロウ。

 実際言葉を失うぜ。

 こっちはハラワタが煮えたぎらんばかりの屈辱をナデシコから受けているというのに、キヨッペにはまったく聞こえていない様子。杏の見立てた服の写真を眺めていた。

 やはり小ノ葉を中継にして俺だけに洩れてくるようだ。もちろん小ノ葉には聞こえるのだ。渋そうな表情で俺とナデシコを見つめていた。

 俺はキヨッペの様子を窺いつつ、背後のナデシコに小声で訊く。
「ところで何でお前が松野さんを知ってんだ? 知り合いかよ?」
『知り合いちゅうほどでもないねんけど。昔からの知り合いや』
「そうか。それで松野さんはどこの人だ?」
 と訊いた後、変な空気を感じてナデシコへと翻る。
「知り合い――ぃ!?」

『松野はんちゅうたらな、ジブン家(ち)の庭に住んどる松野はんや』
「庭に住んでるって? まさかあの松の木か?」
『そうや。その松野はんや』

 ま、まさか。あの松の木が松野さんってのか?
 そんな名前だとは知らなかった。て言うか、そのまんまだし。

 となると疑問は一つ。
「なんで、松の木が割れ茶碗を集めてんだよ?」
『知りまへんがな。庭行って直接聞きなはれ。そんかわりワテも連れってや。事情に詳しいモンがおったほうが便利やろ』
 ナデシコに言われなくてもそうするつもりだ。

 キヨッペに松野さんちへ行ってくると言うと、
「これ持って行きなよ」と古着を部屋の真ん中にぶち開けて、空になった段ボール箱を俺にくれた。
「あんまり時間が無いから急いでよ」
 事情を知らない奴はのんびりしてて羨ましい。まさか庭木に会いに行くとは思ってもいないだろう。

「とにかく行くぞ」
 俺は小ノ葉にナデシコが入った一輪挿しを持たせて、さっそく庭へ下りた。


『松野はん。お久しぶりでんな。キャサリンや』
「え――っ! お前、ナデシコの分際でキャサリンって名前なの?」

『ほんまジブン、一発ドツキ回して顎の骨ガタガタ言わさなあかんな。キャサリン・ジャスティーノはワテの名前や。シバくでほんま』
 そう言えば名前を聞いていなかったが、この口調で女の姓を語るとは、不届きな奴だ。

『おお。キャサリン。久しぶりじゃのー』
 なんと!

 突如として脳裏に広がる新たな声音。
 だ、誰?
『カズトもおるのか? ワシじゃ』
 ワシって……そんな言い方をするのは、俺んちのジイちゃんぐらいだ。

『ほれ、ワシじゃ。松野剛三(まつのごうぞう)じゃ』
 げっ!
 フルネームだぜ。俺んちの庭にある松の木って松野剛三って言うのかよ。

『どうじゃ、カズト。元気でやっとるのか? 最近遊びに来ないな』
「ジイちゃんと同じことを言うな」

『小学校の時は毎日登って遊んでたじゃろう。一度天辺から落ち時があったのぉ。あれはワシが助けてやったんじゃぞ』
 マジで落ちた記憶がある。でも大きな枝に引っかかって怪我は無かった。

『当たり前じゃ。ワシが手を差し伸べたからじゃ』
「手じゃない。枝だ」

『アホ! 命の恩人になんちゅう口の利き方や。ほんまジブンあかんで』
 ナデシコから咎められ、松の木に懐かしがられ、気が遠くなりそうだ。

 ズキズキしだした頭を押さえつつ、小ノ葉を松野さんの前に引っ張り出す。
「さっさと用件を伝えてくれ」
「あ、そうそう。あのね。松野さん。さっき頼んだ割れ茶碗が欲しいの。どこにあるの?」

『ああ。本当はワシのじゃないが、まあ好きなだけ持ってってくれ』

「何で松の木、あ、いや。松野さんが割れ茶碗を集めてるんすか?」
『翔子……お前の母さんのことだが、あの子がこの家に嫁いでから、落して割れた茶碗が三十数個。アイツは慌てもんじゃからな。ほれ、ワシの足元に隠しておるんじゃ』
 と言って、ごごごごごと地面が盛り上がった。

「ぬあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――っ!」
 松の木が片足を上げた。あ、いや、もとい。片根だったな。体を……違う。太い幹を斜めに傾け、根っ子をぐわばっともたげたために、地面に大きな穴が開いた。その中に白く光る茶碗の破片が山と出てきた。

『好きなだけ持って行け。ここに埋めたことなど翔子ももう忘れておるし、ワシもこれが無くなってすっきりするわい。一挙両得じゃな』
 松の木が片足を上げるという驚愕の事態に遠のく意識を奮い起こし、小ノ葉と急いで掘り起こすと、持って来た段ボール箱に詰め込んだ。

『もうオネショはせぬのか? カズト?』
「あのね。俺はもう高校2年生だ。とっくに卒業したの」

『そうか。あのカズトが高校生か……。ワシも年を取ったもんじゃ』

「と……とにかく貰って行くから」
 と言い残して逃げるようにして、そこを離れた。

 まさか。松の木の下にお袋がこの17年のあいだに割った茶碗が隠されていたとは気が付かなかった。しかもその管理を松野さんが執り行っていたとは……。

『ほんまにオネショしてないんか?』
 うっせえぞ。キャサリン。


 急いで風呂場で瀬戸物の破片についた泥を荒い落してキヨッペの待つ二階へとんぼ返り、キャサリンは松野さんとしばらく談笑するから置いて行けというので、一輪挿しを根元に置いて来た。




 キヨッペは段ボール箱から破片を一枚摘まみ上げて、
「へぇ。たくさんあったね。あれれ……」
 伊達メガネのフレームを押し上げて鼻先で念入りに見つめた。

「この模様って、イッチが小学校の時に使ってたご飯茶碗に似てるね」
「げっ!」
 マジ俺のだ。ちょくちょくうちで晩御飯を食べていたからキヨッペも覚えていたんだ。にしてもお袋の野郎、『小さくなったから大きいのに替えたからね』とかぬかしやがって、割ってやがったな。

「何でこの茶碗を松野さんは持っていたんだろね?」
「に……似たようなモノはいくらでもあるさ。有賀さんとこ行ってみろ。同じのが山ほどあるから」
「雑貨屋さんの有賀さん? あれ? これも見たコトがある」

「もういいじゃん、キヨッペ」

 箱の中の破片を漁り出したヤツの手を急いで引いて、小ノ葉を急き立てる。
「さあ時間が無い。さっさと大皿を作ってくれ。それでキヨッペはサンプルになる模様を見つけてくれたんだろ?」

 首を捻りながらも箱から手を抜いたキヨッペは、スマホの画面を小ノ葉の前に差し出した。
「ほら、これなんていいんじゃない?」
 そこには伊万里焼の立派な大皿の写真が何点か載っていて、拡大写真では細部まで模様がはっきりと見える。

 小ノ葉は写真に視線を据え置き、俺は箱をひっくり返して、ザラザラと割れ茶碗やら皿の破片を山積みにした。
「じゃやってみる」
 白く滑々した両手の平を破片に向けると直ぐに変化が起きた。それは何度見ても信じがたい光景だ。
 何も無い手と破片のあいだに光の粒子が現れたかと思うと見る間に大きく瀬戸物の瓦礫を包み込んだ。半拍もない間が空き、閃光と共に現れたのは、伊万里焼の青い絵柄が広がる立派な大皿だ。

「すげぇ……」
「すごい……」
 俺は固唾を飲んで、キヨッペは目を見開いた。
「これは驚いたよ、小ノ葉ちゃん。キミは見るだけで分子構造がわかるの?」
「ううん。このあいだ食べた牛丼の器と同じ感じを受けたから、その時の記憶をたどってみたの」
 非常識なことを言うヤツだ。初めて見た写真からドンブリと同じ質感だということが、こいつには感じ取れるのか?

 目の前にあるのはまぎれもなく大きな皿で、重みもそれなりにずっしりとくる。
「ほぼ正しいじゃん! すごい、すごいよ小ノ葉ちゃん。物質に関しては超人的な勘をしているんだ」
 感心よりも驚愕に近い高ぶった声を上げるキヨッペだが、ひと言付け足そう。
 超人的ではない。非人間的だ。

 しかしそれは冗談でもなんでもない。ちらりと見せられた皿の模様まで克明にコピーされている。こいつの頭脳ってどうなっているんだ?

 だけど一つ変なところにキヨッペが気づいた。皿の反対側を指差して言う。
「後ろが真っ白のままだよ小ノ葉ちゃん。ここにも同じ柄が描かれていないといけないんだ」

 小ノ葉は渋そうな表情を浮かべた。
「写真に写っていない部分は作れないよ。魔法じゃないもの」

 いやー。魔法にしか見えないが、これはこれで誤魔化しが利くだろう。それより時間が無い。さっさと大輔さんの前に届けさせよう。
 大皿を抱えて俺は階下へ。

 マネキンと化した親父と対局して、あくびを連発している杏をこっそり呼び寄せた。
「さ、これだ。気を付けて運べよ」

 杏はそれを見て目をまん丸に広げた。
「すっげぇ、イッちゃん。こんな立派な大皿初めて見るぜ」
 よく見たら、表側の模様と裏側の模様のつなぎ目がひどく陳腐だったが、杏には解からないだろうし、この商店街で焼き物の目利きができる人はいないはずだ。

 ようやく親父が次の一手を打った。自慢げに大声を張り上げて、
「ほらよ。アンの番だ。あれ? 杏、どこ行ったんだ。お前の負けでいいのか?」

 その声に、
「ごめん。ちょっと待ってくれ」
 俺の前に手の平を見せると、アロハシャツの杏はまたもや軽快な足取りで親父の前に飛んで行き、ぱしっと打ち込んで飛び帰って来た。

「お待たせー。じゃ運び出すぜ」
 親父に見られるな、という俺の厳命を忠実に守る杏は、裏から出て行こうと履いてきたツッカケを引っ掴み、短パンと腹のあいだに挟んだ。そして、ちらりとアロハの隙間から可愛いへそを見せて、元気な声を上げる。
「じゃ行って来る」
 文字どおり割れ物を運ぶ体勢で杏は大皿を両手でしっかり掴むと、裏庭から出て行った。


「よし。次は小ノ葉の衣装だ」
 大急ぎで二階へ駆け上がり、古着の分子化を開始させる。

 様子は大皿と同じだった。見る間に杏がそろえた写真のとおりの衣装が完成。これはエコロジーでかつ金の無い時は大いに助かる能力だが、元の素材を知るだけにちょっと釈然としない。

 できた衣装をじっと見入る小ノ葉。恐らくどう着ていいのか理解できないのだろう。
「やっぱ杏のレクチャーを受けたほうがいいんじゃね」

 キヨッペも釣り竿みたいに弓なりに垂れている前髪を指の先で摘まみ、
「ここで男連中にジロジロ見られて着替えるわけにはいかなよね。僕の部屋を提供するよ」

 何かくだらない考えがあるときは、キヨッペは必ず前髪をいじるくせがある。
「杏の部屋でいいじゃないか。なんでキヨッペの部屋なんだよ」
 脳裏にピンと電球が灯った。

「着替えていくところの動画を撮るつもりだろ。エッチなやろうだぜ」

「ば、ば、バカなこと言うなよ。そんなつもりはないよ。じゃ、じゃぁ。杏の部屋でいいさ」
 激しく前髪を指に絡めながら、しどろもどのキヨッペを見る限り、俺の読みが的中していたようだ。
  
  
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