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夢の始まり
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突然だが僕はブレーキが故障して止まれなくなった車に猛スピードで衝突されて死んだ.........はずだった。
確かに僕は車に轢かれた。そのことは記憶にもちゃんと残っている。なのに僕はいつものように自分の部屋の布団にいる。
「なんだったんだ。夢だったのか?」
必死に自分の状況を理解しようと考察を開始したが、学校の登校時間になったため考えるのをやめて支度をして家を出た。
そして何事も無かったかのようにいつも通りの一日を過ごす。
あれから一週間が過ぎた。
...うーん。何か忘れているような気がする。
いつものように家に帰る道の途中で僕の目の前にヒトらしきものが立っていた。
なんだろう。そのなにかはボヤけていて姿が良く分からない。
するとそのなにかに僕は話しかけられた。
「貴方はこの一週間でたくさんの不幸に会います。その運命に抗う事は可能です。しかし、その対価としてあなたの大切なものを一日に一つ頂きます。」
僕には家族がいる。長く付き合ってる彼女もいる。まだ死ぬわけにはいかないという思いで
「まだ死にたくない。」
と答えた。
「ホントにいいのですね?一度決まれば取り消すことはできません。」
「構わない。」
「かしこまりました。」
その時の僕は"大切なもの"という存在を甘く見すぎていたのかもしれない。
どうせ大丈夫だ。
僕はそう思いながら夢の世界に入った。
確かに僕は車に轢かれた。そのことは記憶にもちゃんと残っている。なのに僕はいつものように自分の部屋の布団にいる。
「なんだったんだ。夢だったのか?」
必死に自分の状況を理解しようと考察を開始したが、学校の登校時間になったため考えるのをやめて支度をして家を出た。
そして何事も無かったかのようにいつも通りの一日を過ごす。
あれから一週間が過ぎた。
...うーん。何か忘れているような気がする。
いつものように家に帰る道の途中で僕の目の前にヒトらしきものが立っていた。
なんだろう。そのなにかはボヤけていて姿が良く分からない。
するとそのなにかに僕は話しかけられた。
「貴方はこの一週間でたくさんの不幸に会います。その運命に抗う事は可能です。しかし、その対価としてあなたの大切なものを一日に一つ頂きます。」
僕には家族がいる。長く付き合ってる彼女もいる。まだ死ぬわけにはいかないという思いで
「まだ死にたくない。」
と答えた。
「ホントにいいのですね?一度決まれば取り消すことはできません。」
「構わない。」
「かしこまりました。」
その時の僕は"大切なもの"という存在を甘く見すぎていたのかもしれない。
どうせ大丈夫だ。
僕はそう思いながら夢の世界に入った。
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