40 / 115
39、レーデンボークの選択
しおりを挟む
そして、会議でヴァランの話が出た日。会議が終わった瞬間、オクルスは帰っていったが、レーデンボークは会議室に残っていた。
「なんで話を止めたんだよ、師匠。大事な大魔法使いが1人、いなくなるかもしれないんだろう? 放っておける問題じゃない」
「レーデン。あなたはオクルスさんのことを大して知らないですよね?」
ラカディエラに問われて、レーデンボークは瞬きをした。
「大魔法使いとして、4年くらいは付き合いあるじゃないか」
「それでも、ほとんど知らないでしょう?」
確信めいた声色に、ばつが悪くなってレーデンボークは目を逸らした。ラカディエラは丁寧な言葉使いであるのに嘘をつけない威圧感がある。
「師匠も知らないだろう」
「ええ。知らないです」
あっさりと返事をしたラカディエラに、レーデンボークは不満を言おうとした。しかし、彼女の憂うような表情に、言葉を失う。
しばらく、沈黙が流れた。レーデンボークがオクルスのことを考えていると、ぽつりとラカディエラが呟いた。
「でも、あの目をした人は危ないです」
「目? あいつはどんな目を?」
甘そうな淡い桃色の瞳。いつもなら思い出すことができるが、なぜか今日の瞳は思い出せない。
ふっと笑ったラカディエラは、やはり何かを憂いている。
「自分が死んでも、何かを守りたい。いや、むしろ、あの人は死について何も感じていないようでしたね。そんなことは興味がない、というように。恐ろしいほど、覚悟をしている人の目です」
自分が死んでも守りたい。それはまるで、愛ではないか。汚れがなく、澄んだ色の愛情にしか見えない。
それを、あんな普通の子どもに?
「あいつは、あんな子どもが好きなのか? 愛しているのか? あんな子どもを?」
「無粋ですよ。オクルスさんがどのようなお考えかはわかりませんが……。レーデンはヴァランさんと会ったこと、あったんでしたよね?」
「まあ、一応」
会った、と言っても固有魔法の調査のときだけだ。見目の良い少年だったと思う。基本的に俯いていて、表情はあまり覚えていないが。
「とにかく、オクルスさんを下手に刺激してはいけません。本当に孤立されてしまえば、何もできないでしょう?」
ラカディエラの言うことは、正しいのだろう。オクルスを本気で激怒されて、他国にでも逃げられてしまえば、こちらからは何もできない。
「師匠は、なんであいつが死ぬか分からないのか?」
「私は死ぬとは言っていませんよ」
「は? 違うのか?」
「私は見えない、としか言ったつもりはありません」
それで思い出す。確かに、ラカディエラは「数年先の未来が見えない」と言っていた。それを勝手に勘違いしたのは、レーデンボークだ。
いや、本当に勘違いか?
死ぬ気かときいたとき、薄らと笑みを浮かべたオクルスが脳裏によぎる。
「でも、あいつは死ぬ気だろう?」
レーデンボークがはっきりと言うと、ラカディエラは悲しそうに俯いた。
「その可能性は否定できません。ただ、未来が見えないということは、確定していないだけの可能性もあります」
レーデンボークは、この師匠の見える世界をよく知らない。
「じゃあ、俺の未来は?」
「オクルスさんに振られます」
一瞬、何を言われたか理解できなかった。しばらくの間固まったレーデンボークは、思わず椅子を蹴って立ち上がる。
「……は? 俺は、別にあいつのこと……。は?」
「今、一瞬でも意識したでしょう?」
「……」
妙に速くなった鼓動に、レーデンボークは俯いた。蹴飛ばした椅子を静かに戻して座る。ラカディエラの言葉の意味を考えていると、彼女の声が届いた。
「私の今の一言で、あなたの未来は少し動いたかもしれません」
「……」
質の悪い冗談だが、未来の不確定さは理解した。冗談、であるはずだ。
混乱がしずまっていないレーデンボークを見ながら、ラカディエラが穏やかな口調で話を始めた。
「レーデン。私の魔法でも、確定していることはないのです。死ぬと予知していない人間が死ぬこともあれば、予想通りに亡くなる人もいます」
黙っているレーデンボークを見て、ラカディエラは口元に笑みを浮かべた。
「私は全てが見えているわけではありません。私はこの魔法を使うのは、あくまで、未来の悪いことを避けるためです。この世の全てを支配する気など、ないのですから」
レーデンボークは息を吐いた。この人は、この力を持つべき人なのだ。
本気になれば、世界を支配できるだろうに、それをしない。さらには、国からそれを強制もさせないように立ち回っている。
仮に国がラカディエラに世界を支配する目的で予知をするように脅せば、彼女は亡命するだろう。いや、この人は自害する覚悟すら持っている。
大魔法使いとして、最上級の存在。それなのに国政にかかわらず、目立たないように暮らせているのも、この人の力量だ。
そんな師匠を前にすると、レーデンボークは自分が何をすればいいか、分からなくなるのだ。
ぐしゃりと赤茶色の髪をかき上げたレーデンボークは静かに口を開いた。
「それじゃあ、オクルスの未来が見えないのは?」
「……それは、分かりません。今まで、そんなことはないので。ただ、あの方が言ったでしょう。手を打っている、と。それが関係あるのかもしれませんが。この世界の神が、予想もしていないことを、しているのでしょうか」
オクルスは何をしようとしているのか。神すら考えてもいないことをし始めた? 一体、何を。あの男の澄ました顔が浮かんできて、レーデンボークは顔を歪めた。
「それで、俺の未来は?」
「内緒です。基本的には問題になりそうな未来以外は口外しないと決めているので。オクルスさんに先ほど言ったのは例外」
ラカディエラの表情は、謎めいたものに見えてしかたがない。師匠の考えを悟るなんて、できないのだ。
ごちゃごちゃとした思考に、レーデンボークが天井に視線を向けると、静かなラカディエラの声がした。
「レーデン。1つ言えることとして、あなたには数え切れないほどの未来が選べます」
「……」
「どの道を選んでも、何かを後悔することがあるでしょう。人は、選ばなかった物の方が美しく見えます。だから、その中でもあなたが自分を恨まない道を選ぶのが良いと私は思います。師匠として言えることは、それだけです」
レーデンボークはラカディエラに視線を移す。にこり、と笑みを浮かべた彼女の感情はやはり分からない。
「それは、予言か?」
「いいえ。助言です」
自分の幼いときから魔法についても、日常生活についても面倒を見てもらったラカディエラからの言葉。
自分を恨まない。それは何だろうか。どうせ後悔するのなら、同じようにも感じるが。
オクルス・インフィニティを失うのは、国としての損失だと思う。しかし、レーデンボーク個人としては、どうか。
「……別に、俺はあの男と無関係だ」
どうでも良い。無関係。レーデンボークはオクルスが気に入らないし、考えても苛立つだけだ。
拳を強く握りしめ、椅子から立ち上がったレーデンボークは、それ以上何も言わずに部屋を出た。ラカディエラは制止してこなかったため、レーデンボークは振り返らなかった。
胸の中に浮かんだ薄い霧は、気のせいだったことにした。
「なんで話を止めたんだよ、師匠。大事な大魔法使いが1人、いなくなるかもしれないんだろう? 放っておける問題じゃない」
「レーデン。あなたはオクルスさんのことを大して知らないですよね?」
ラカディエラに問われて、レーデンボークは瞬きをした。
「大魔法使いとして、4年くらいは付き合いあるじゃないか」
「それでも、ほとんど知らないでしょう?」
確信めいた声色に、ばつが悪くなってレーデンボークは目を逸らした。ラカディエラは丁寧な言葉使いであるのに嘘をつけない威圧感がある。
「師匠も知らないだろう」
「ええ。知らないです」
あっさりと返事をしたラカディエラに、レーデンボークは不満を言おうとした。しかし、彼女の憂うような表情に、言葉を失う。
しばらく、沈黙が流れた。レーデンボークがオクルスのことを考えていると、ぽつりとラカディエラが呟いた。
「でも、あの目をした人は危ないです」
「目? あいつはどんな目を?」
甘そうな淡い桃色の瞳。いつもなら思い出すことができるが、なぜか今日の瞳は思い出せない。
ふっと笑ったラカディエラは、やはり何かを憂いている。
「自分が死んでも、何かを守りたい。いや、むしろ、あの人は死について何も感じていないようでしたね。そんなことは興味がない、というように。恐ろしいほど、覚悟をしている人の目です」
自分が死んでも守りたい。それはまるで、愛ではないか。汚れがなく、澄んだ色の愛情にしか見えない。
それを、あんな普通の子どもに?
「あいつは、あんな子どもが好きなのか? 愛しているのか? あんな子どもを?」
「無粋ですよ。オクルスさんがどのようなお考えかはわかりませんが……。レーデンはヴァランさんと会ったこと、あったんでしたよね?」
「まあ、一応」
会った、と言っても固有魔法の調査のときだけだ。見目の良い少年だったと思う。基本的に俯いていて、表情はあまり覚えていないが。
「とにかく、オクルスさんを下手に刺激してはいけません。本当に孤立されてしまえば、何もできないでしょう?」
ラカディエラの言うことは、正しいのだろう。オクルスを本気で激怒されて、他国にでも逃げられてしまえば、こちらからは何もできない。
「師匠は、なんであいつが死ぬか分からないのか?」
「私は死ぬとは言っていませんよ」
「は? 違うのか?」
「私は見えない、としか言ったつもりはありません」
それで思い出す。確かに、ラカディエラは「数年先の未来が見えない」と言っていた。それを勝手に勘違いしたのは、レーデンボークだ。
いや、本当に勘違いか?
死ぬ気かときいたとき、薄らと笑みを浮かべたオクルスが脳裏によぎる。
「でも、あいつは死ぬ気だろう?」
レーデンボークがはっきりと言うと、ラカディエラは悲しそうに俯いた。
「その可能性は否定できません。ただ、未来が見えないということは、確定していないだけの可能性もあります」
レーデンボークは、この師匠の見える世界をよく知らない。
「じゃあ、俺の未来は?」
「オクルスさんに振られます」
一瞬、何を言われたか理解できなかった。しばらくの間固まったレーデンボークは、思わず椅子を蹴って立ち上がる。
「……は? 俺は、別にあいつのこと……。は?」
「今、一瞬でも意識したでしょう?」
「……」
妙に速くなった鼓動に、レーデンボークは俯いた。蹴飛ばした椅子を静かに戻して座る。ラカディエラの言葉の意味を考えていると、彼女の声が届いた。
「私の今の一言で、あなたの未来は少し動いたかもしれません」
「……」
質の悪い冗談だが、未来の不確定さは理解した。冗談、であるはずだ。
混乱がしずまっていないレーデンボークを見ながら、ラカディエラが穏やかな口調で話を始めた。
「レーデン。私の魔法でも、確定していることはないのです。死ぬと予知していない人間が死ぬこともあれば、予想通りに亡くなる人もいます」
黙っているレーデンボークを見て、ラカディエラは口元に笑みを浮かべた。
「私は全てが見えているわけではありません。私はこの魔法を使うのは、あくまで、未来の悪いことを避けるためです。この世の全てを支配する気など、ないのですから」
レーデンボークは息を吐いた。この人は、この力を持つべき人なのだ。
本気になれば、世界を支配できるだろうに、それをしない。さらには、国からそれを強制もさせないように立ち回っている。
仮に国がラカディエラに世界を支配する目的で予知をするように脅せば、彼女は亡命するだろう。いや、この人は自害する覚悟すら持っている。
大魔法使いとして、最上級の存在。それなのに国政にかかわらず、目立たないように暮らせているのも、この人の力量だ。
そんな師匠を前にすると、レーデンボークは自分が何をすればいいか、分からなくなるのだ。
ぐしゃりと赤茶色の髪をかき上げたレーデンボークは静かに口を開いた。
「それじゃあ、オクルスの未来が見えないのは?」
「……それは、分かりません。今まで、そんなことはないので。ただ、あの方が言ったでしょう。手を打っている、と。それが関係あるのかもしれませんが。この世界の神が、予想もしていないことを、しているのでしょうか」
オクルスは何をしようとしているのか。神すら考えてもいないことをし始めた? 一体、何を。あの男の澄ました顔が浮かんできて、レーデンボークは顔を歪めた。
「それで、俺の未来は?」
「内緒です。基本的には問題になりそうな未来以外は口外しないと決めているので。オクルスさんに先ほど言ったのは例外」
ラカディエラの表情は、謎めいたものに見えてしかたがない。師匠の考えを悟るなんて、できないのだ。
ごちゃごちゃとした思考に、レーデンボークが天井に視線を向けると、静かなラカディエラの声がした。
「レーデン。1つ言えることとして、あなたには数え切れないほどの未来が選べます」
「……」
「どの道を選んでも、何かを後悔することがあるでしょう。人は、選ばなかった物の方が美しく見えます。だから、その中でもあなたが自分を恨まない道を選ぶのが良いと私は思います。師匠として言えることは、それだけです」
レーデンボークはラカディエラに視線を移す。にこり、と笑みを浮かべた彼女の感情はやはり分からない。
「それは、予言か?」
「いいえ。助言です」
自分の幼いときから魔法についても、日常生活についても面倒を見てもらったラカディエラからの言葉。
自分を恨まない。それは何だろうか。どうせ後悔するのなら、同じようにも感じるが。
オクルス・インフィニティを失うのは、国としての損失だと思う。しかし、レーデンボーク個人としては、どうか。
「……別に、俺はあの男と無関係だ」
どうでも良い。無関係。レーデンボークはオクルスが気に入らないし、考えても苛立つだけだ。
拳を強く握りしめ、椅子から立ち上がったレーデンボークは、それ以上何も言わずに部屋を出た。ラカディエラは制止してこなかったため、レーデンボークは振り返らなかった。
胸の中に浮かんだ薄い霧は、気のせいだったことにした。
50
あなたにおすすめの小説
ざまぁされたチョロ可愛い王子様は、俺が貰ってあげますね
ヒラヲ
BL
「オーレリア・キャクストン侯爵令嬢! この時をもって、そなたとの婚約を破棄する!」
オーレリアに嫌がらせを受けたというエイミーの言葉を真に受けた僕は、王立学園の卒業パーティーで婚約破棄を突き付ける。
しかし、突如現れた隣国の第一王子がオーレリアに婚約を申し込み、嫌がらせはエイミーの自作自演であることが発覚する。
その結果、僕は冤罪による断罪劇の責任を取らされることになってしまった。
「どうして僕がこんな目に遭わなければならないんだ!?」
卒業パーティーから一ヶ月後、王位継承権を剥奪された僕は王都を追放され、オールディス辺境伯領へと送られる。
見習い騎士として一からやり直すことになった僕に、指導係の辺境伯子息アイザックがやたら絡んでくるようになって……?
追放先の辺境伯子息×ざまぁされたナルシスト王子様
悪役令嬢を断罪しようとしてざまぁされた王子の、その後を書いたBL作品です。
あと一度だけでもいいから君に会いたい
藤雪たすく
BL
異世界に転生し、冒険者ギルドの雑用係として働き始めてかれこれ10年ほど経つけれど……この世界のご飯は素材を生かしすぎている。
いまだ食事に馴染めず米が恋しすぎてしまった為、とある冒険者さんの事が気になって仕方がなくなってしまった。
もう一度あの人に会いたい。あと一度でもあの人と会いたい。
※他サイト投稿済み作品を改題、修正したものになります
今世はメシウマ召喚獣
片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。
最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。
※女の子もゴリゴリ出てきます。
※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。
※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。
※なるべくさくさく更新したい。
マリオネットが、糸を断つ時。
せんぷう
BL
異世界に転生したが、かなり不遇な第二の人生待ったなし。
オレの前世は地球は日本国、先進国の裕福な場所に産まれたおかげで何不自由なく育った。確かその終わりは何かの事故だった気がするが、よく覚えていない。若くして死んだはずが……気付けばそこはビックリ、異世界だった。
第二生は前世とは正反対。魔法というとんでもない歴史によって構築され、貧富の差がアホみたいに激しい世界。オレを産んだせいで母は体調を崩して亡くなったらしくその後は孤児院にいたが、あまりに酷い暮らしに嫌気がさして逃亡。スラムで前世では絶対やらなかったような悪さもしながら、なんとか生きていた。
そんな暮らしの終わりは、とある富裕層らしき連中の騒ぎに関わってしまったこと。不敬罪でとっ捕まらないために背を向けて逃げ出したオレに、彼はこう叫んだ。
『待て、そこの下民っ!! そうだ、そこの少し小綺麗な黒い容姿の、お前だお前!』
金髪縦ロールにド派手な紫色の服。装飾品をジャラジャラと身に付け、靴なんて全然汚れてないし擦り減ってもいない。まさにお貴族様……そう、貴族やら王族がこの世界にも存在した。
『貴様のような虫ケラ、本来なら僕に背を向けるなどと斬首ものだ。しかし、僕は寛大だ!!
許す。喜べ、貴様を今日から王族である僕の傍に置いてやろう!』
そいつはバカだった。しかし、なんと王族でもあった。
王族という権力を振り翳し、盾にするヤバい奴。嫌味ったらしい口調に人をすぐにバカにする。気に入らない奴は全員斬首。
『ぼ、僕に向かってなんたる失礼な態度っ……!! 今すぐ首をっ』
『殿下ったら大変です、向こうで殿下のお好きな竜種が飛んでいた気がします。すぐに外に出て見に行きませんとー』
『なにっ!? 本当か、タタラ! こうしては居られぬ、すぐに連れて行け!』
しかし、オレは彼に拾われた。
どんなに嫌な奴でも、どんなに周りに嫌われていっても、彼はどうしようもない恩人だった。だからせめて多少の恩を返してから逃げ出そうと思っていたのに、事態はどんどん最悪な展開を迎えて行く。
気に入らなければ即断罪。意中の騎士に全く好かれずよく暴走するバカ王子。果ては王都にまで及ぶ危険。命の危機など日常的に!
しかし、一緒にいればいるほど惹かれてしまう気持ちは……ただの忠誠心なのか?
スラム出身、第十一王子の守護魔導師。
これは運命によってもたらされた出会い。唯一の魔法を駆使しながら、タタラは今日も今日とてワガママ王子の手綱を引きながら平凡な生活に焦がれている。
※BL作品
恋愛要素は前半皆無。戦闘描写等多数。健全すぎる、健全すぎて怪しいけどこれはBLです。
.
きっと、君は知らない
mahiro
BL
前世、というのだろうか。
俺は前、日本という国で暮らしていて、あの日は中学時代にお世話になった先輩の結婚式に参列していた。
大人になった先輩と綺麗な女性の幸せそうな姿に胸を痛めながら見つめていると二人の間に産まれたという女の子がひとりで車道に向かい歩いている姿が目に入った。
皆が主役の二人に夢中で子供の存在に気付いておらず、俺は慌ててその子供のもとへと向かった。
あと少しで追い付くというタイミングで大型の車がこちらに向かってくるのが見え、慌ててその子供の手を掴み、彼らのいる方へと突き飛ばした。
次の瞬間、俺は驚く先輩の目と合ったような気がするが、俺の意識はそこで途絶えてしまった。
次に目が覚めたのは見知らぬ世界で、聞いたことのない言葉が行き交っていた。
それから暫く様子を見ていたが、どうやら俺は異世界に転生したらしく………?
【完結】僕はキミ専属の魔力付与能力者
みやこ嬢
BL
【2025/01/24 完結、ファンタジーBL】
リアンはウラガヌス伯爵家の養い子。魔力がないという理由で貴族教育を受けさせてもらえないまま18の成人を迎えた。伯爵家の兄妹に良いように使われてきたリアンにとって唯一安らげる場所は月に数度訪れる孤児院だけ。その孤児院でたまに会う友人『サイ』と一緒に子どもたちと遊んでいる間は嫌なことを全て忘れられた。
ある日、リアンに魔力付与能力があることが判明する。能力を見抜いた魔法省職員ドロテアがウラガヌス伯爵家にリアンの今後について話に行くが、何故か軟禁されてしまう。ウラガヌス伯爵はリアンの能力を利用して高位貴族に娘を嫁がせようと画策していた。
そして見合いの日、リアンは初めて孤児院以外の場所で友人『サイ』に出会う。彼はレイディエーレ侯爵家の跡取り息子サイラスだったのだ。明らかな身分の違いや彼を騙す片棒を担いだ負い目からサイラスを拒絶してしまうリアン。
「君とは対等な友人だと思っていた」
素直になれない魔力付与能力者リアンと、無自覚なままリアンをそばに置こうとするサイラス。両片想い状態の二人が様々な障害を乗り越えて幸せを掴むまでの物語です。
【独占欲強め侯爵家跡取り×ワケあり魔力付与能力者】
* * *
2024/11/15 一瞬ホトラン入ってました。感謝!
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる