もう、ヤダッ!

千島 美結

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引っ越しました

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兄や従兄弟達の引っ越しに来てちょうだいコールはそのあと3時間くらい続いた。
両親の遺体が燃やされ、お骨をとったときには、「父さん、母さん、俺が香を守るので、さっさと昇天して下さい。」と、なんか引っかかる言葉をつぶやいていた。骨を箸で持ち上げたまま、ブツブツと言う兄の姿は、正直不気味であった。

実際、香は、今年の4月から高校生になる予定であり、まだ、未成年である。龍一は、
21歳で、若いが、成人している。法律上、香の保護者になれるのだ。また、龍一と一緒に住んでいる従兄弟達の悠は20歳、蓮は18歳で人数的にいえば、2人、保護者がいることになる。若い、と他の親戚に反対されても、保護者が2人もいれば反論されることはない。                      

ちなみに、悠と蓮は兄弟である。

香は、考えた。よくわからない親戚に引き取られるくらいなら、多少めんどくさいが、気心の知れた兄達と住むほうが楽かもしれない。

「龍にぃ」
 
「何だ?」

「私、龍にぃの家に行くわ。」ニッコリ笑って言った。

「・・・・・・・・!」

3人とも嬉しいのか、それとも驚いたのか、よくわからないが、声が出なかったらしい。

その後、葬式に来てくださった人達を見送る際、3人とも、ニヤニヤしていた。

そんなこんなで、香は兄達が住んでいる家に引っ越した。
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