僕は僕と結婚する

hamiru

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僕だ
留美流智哉
僕は33歳だ

京花とは中学生の頃に交際を始めてからずっと交際が続いている
あれは13歳の頃だから、かれこれ20年の交際になる
僕は本当の自分を隠して生きてきた
京花は気付いているから実際には隠しきれたなどいない
男性への関心が薄まるどころか年々強まってくる
このまま男を知らずに人生を終わらせていいのだろうか
沸々とした想いのやり場に困って時たま京花に当たったりもした
京花も僕のそういった感情には気づいているだろう
ただ彼女は20年間で一度もそのことには触れたことはない
しかしよく付いてきてくれたものだ、我ながらそう思う
女ならば一度くらいはあの白のドレスに憧れを抱いたこともあるだろう
僕のこの結婚に一石を投じるこのヘンテコによく従っていると思う

高校生の頃だった
男で行くか女で行くかを迷っていたからだった
その延長に結婚はあった
その制度自体をつぶして仕舞えば男だ女だというものは消去できるのではないだろうか
そんなことを考えた
その脳は膨大した

そもそも男とか女とかをジェンダーとかそのレスだとか、そういうのを消していくことが良いという流れの世の中に向かっている
なぜ既婚や独身は消そうとしないのだろうか
そっちの方が消せる項目なのではないか

男や女は消す必要がない
それは性質の問題であって全く差別とは関係ないし、区別かもしれないがそれは完全に妥当の筈だ
僕のようにジェンダーに迷いを持っている人間に気を使っているというなら、男女の境をなくすのではなくて女男(んなとこ)という性別を認めてもらいたい
性別が3つあっても構わない
自分がそれに目覚めたなら、(んなとこ)だ
性別記入が必要な書類などにも(女男)と記載してもらいたい
さすれば認められるのだから、
隠す必要がない
おそらく大勢がいるから
堂々とみとめてもらいたい

僕は京花と由凛(ゆうりん)という組織を立ち上げた
新しい自由を築くための組織だ
志を共にする者が15人いる
僕と京花を含めてだ




そして、家族の形態を変える
世界中が一つの家族になる
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