FRIEND HAMIRU

hamiru

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⑤ 旅打ち

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国士無双を振り込んだ
あの喧嘩麻雀から
友とは会っていない

私は一人で旅に出た
競輪 競艇 地方競馬
旅打ちに出た

獺祭 元乃隅神社 松下村塾 

私は山口県にいる
長州競輪場で、今、目の前には
自転車に跨った星花がいる
私は彼のファンだった
顔が好きだった

あと、
ボートレーサーの山旗
顔が好きだった

あとは、
地方競馬のジョッキー海宙
顔が好きだった

そう、
面食いだ
ただ、
イケメンが好きなわけではない
好みの面は、
おおよそ
4着多めの3着顔、くらいが好みだった
車券、舟券、馬券に絡むか絡まないかくらいの、
妙味の面持ちが私の女心を擽った
たまにキリッと調子がいい時があって
スマホ越しに、サングラス越しに、
"あれっ今日調子良くない?"
なんて、、
たまに2着顔になってる顔を
見ることがこの上ない喜びだった
面なんてモンは少し低めの方が、
伸び代が違う



A級の決勝戦がスタートした
ゆっくりとペダルが回転する
4枠から星花は最後方に尾けた
264のラインを組む
眈々と後方から動かない三車
前方では牽制ながらに順列が入れ替わっていたが
じっくり後方に構えてできる限り空気抵抗を逸らす
ジャン
残り1周を告げる鐘が鳴った
2が踏んで捲って行く
6が続いて星花も行った

「いけー!ホシカ!!」
声を上げて柵にしがみついた

最終3コーナーを回りながら、
2が外から車群を飲み込み先頭に躍り出る、と更に外から6が2を交わした
4コーナーを過ぎ去り、直線に入った
「星花!オラー!」

6先頭、2厳しいか
3が車体を切り裂いて追い上げてきた
30m線を越える!
先頭6。3が2を交わしてその前輪が6の後輪に並びかけた
イン
「差せー!」

強靭な肉体が打ち合いながら内から縫って出た4、獅子のよう
逞しいその太腿は見えなかった、ただ
ブルーを纏った蒼星の如き男のバイクの前輪タイヤが微かに出た

「しゃー!星花!」

サドル上の男はゴールして両手を突き上げた
そのまま右手で颯爽とサングラスを上げた
星花のツラは、S級だった





#HAMIRU
#ミョン
#ホシカ
#0friend
#20250327






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