【完結】長い物語の終わりはハッピーエンドで

志麻友紀

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ハッピーエンドこぼれ話、その一

ハニーハニームーン 後編 ※

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 白の飛竜は王者の竜とアウレリア国どころか大陸全土に知れ渡っている。それも王の竜と女王竜の二頭となれば、その乗り手が誰かなんてみんな知っている。降り立っただけで、町や村は大騒ぎとなるだろう。

 だから王侯の行幸には綿密な打ち合わせが必要なのだろうけど、今回はそんな大仰なことはしたくないと、二人はあっさり野宿を選んだ。
 といっても行きに一泊、帰りに一泊の短いもの。食料も毛布も小さな魔法鞄一つに収められる気楽な旅だ。

 森の開けた場所に降りたって、史朗が念のためのと結界を張った。魔獣避けもあるが、襲われたところでヴィルタークも史朗も強力な魔法の使い手だ。簡単に撃退はできる。
 人里の近くで凶悪な魔物が出たなら、狩らねばならないが、こんな山中でひっそりと棲む彼らの命を無駄に奪うことはない。だからこれは、ここに強い者がいるから近寄らない方がいいよ……という、彼らに対しての配慮だ。

 短く詠唱し、半円の綺麗な球の結界を張る。普通は見えないが、ヴィルタークは聖魔術の最上級の使い手だ。史朗の張った結界に「いつものながら感心するな」とつぶやく。

「なに?」
「お前の魔法はすべてが美しいだろう?」

 「ムスケルも結界を張るのは得意だが、あれのは本当に必要な領域だけの真四角だからな」との続く言葉に吹き出してしまう。ようは実用一辺倒だと言いたいのだろう。

「魔法には性格が出るからね。逆に僕のは綺麗過ぎるという奴もいたし」
「誰だ?」
「ん、遠い昔だよ」

 ふっと史朗は黒目がちの瞳で夜空を見上げた。彼の中には日本で暮らした引きこもりの十九年と、それから賢者として暮らした果てのない歳月がある。

 崩壊した世界。箱船に生き残った人々を乗せて送り出すために、たった一人で残った。

 ふわりと長い腕が伸びて後ろから抱きしめられた。お前の帰る場所はここだよとばかり、温かで安心できる胸板に、頭をあずけて見上げる。さかさまに微笑む大好きな恋人の顔がある。

「さあ、夕餉を食べよう。俺が作るから簡単なものになってしまうがな」
「ヴィルの料理楽しみだよ。僕だとお湯を沸かしてカップラーメンか、よくてレトルトのカレーとかになりそうだし」
「史朗の料理なら、食べてみたいがな」
「お湯を注ぐだけじゃ、料理にならないよ」
「それは魔法食か、なにかか?」

 とたんヴィルタークが顔をしかめたのは、たぶん宮廷魔術師長であるゲッケが、以前試作したが不評だった。兵士のための完全食を思いだしたからだろう。
 ひとかじりで元気百倍、ふたかじりで満腹という、この強行軍用完全食(正式名)えらく評判が悪かった。逆に兵士の士気が落ちると、試作品を口にした軍からの評判で、その導入は見合わせになったのだった。

 カロリーメイトみたいな奴かな?と史朗は思ったけれど、あのゲッケの作るものだからな~と史朗も思う。
 それにどんな強行軍でも、だからこそ食べる物っていうのは大事だ。

「そういえばうろ覚えの知識だけど、上杉謙信って人は……軍神って呼ばれた戦の天才」

 史朗の魔法で、火をおこしてヴィルタークが作ってくれたのは、小さなフライパンでハムを焼いてそのうえにチーズを乗せ、ほどよくとけたところをパンに挟んだもの。単純だけどこれは絶対に美味しい。
 それをはむはむと食べながら、史朗は口を開く。

「軍神とはよほど戦に強かったのだな」
「うん、負け戦はほとんど無しっていう伝説の人かな?その陣中飯ってのが豪華で有名だったって。だからみんな張り切って戦うことが出来た」

 「もっとも、後世に伝わる話だから、話はかなり盛っているだろうけどね」そう史朗は断って、お茶を一口飲む。いつもの瀟洒(しようしゃ)なカップと違う、銅で出た大きなマグカップにいれられた、お茶も美味しい。

「いや、その軍神殿とやらの考えは正しい。糧食がとぼしくなれば兵の士気が下がるのは道理だからな」
「マズイ完全食もでしょ?」
「そうだな」

 ふたり顔を見合わせて笑い合った。そこでふと、カップ麺はともかくとして、お湯を注いだらできる、温かくて甘いお茶やあったまるスープとかなら、作れるかな?と史朗は考えた。もちろんおいしいのが前提だけど。
 さて、眠ることになって史朗は毛布にくるまって地面に横たわろうと思っていたけれど。

「おいで」

 大きな木に寄りかかったヴィルタークに腕を広げられて、素直にその足のあいだに座った。彼によりかかり抱きしめられて毛布にくるまれる。

「この体勢だとヴィルが朝まではつらくない?」
「いや、とても温かいぞ」

 野宿を決めたのだから、そう寒い季節でもないんだけど、たしかに胸のとくんとくんとちから強い心音に安心して、史朗は目を閉じたのだった。



   ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇



 翌朝、目覚めて、朝食はお茶にジャムたっぷりぬりつけたスコーン。ヴィルはジャム無しでかじっていた。
 昼には目的地である湖畔にある邸宅についていた。どこまでも続く緑の海のような森の向こうに、青いとんがり屋根に白亜の壁のおとぎばなしにあるような、お城が見えて思わず歓声をあげた。

「綺麗、あれがシノン城?」
「ああ、古いが父も母も愛していた城だ」

 ゼーゲブレヒト侯爵家が代々守ってきた領地にある城。侯爵家が王都暮らしとなっても、代々の侯爵とその家族は年の数ヶ月はこの城に滞在していたという。ヴィルタークも子供の頃は、森や川で遊んだと、史朗は聞いていた。
 そのヴィルタークの子供の頃の思い出の城に一度来てみたかったから、史朗は今回の小旅行はここがいいとヴィルタークに言ったのだ。

 侯爵家のお城を見てみたい!と。
 もちろん、ヴィルタークも嬉しそうに微笑してうなずいてくれた。



   ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇



 古い城だとヴィルタークは言っていたけれど、歴代の侯爵が年に数度は帰り、滞在していたというのもあって、中は王都にある侯爵邸と変わらず居心地がよさそうだった。落ち着いた飴色の木の調度もまた、侯爵邸に似ている。歴代の当主と当主夫人の好みなのだろう。

 史朗もまた王都の侯爵邸の私室を好きなように改装していいと、ヴィルタークに言われていたが、寝室の横の小部屋に書斎を作ってもらった以外、そのままにしている。現代日本人の感覚として調度に凝るといってもぴんと来ないし、はたまた前世の賢者としての記憶の魔法城も、あれはファンタジーというより、SFだったな……なんて思う。

 それに王都にある侯爵家も、それからこのお城の内装も、来たこともないのにどこか懐かしいというか、温かく迎えてくれるような、そんな雰囲気だ。それをあえて変える必要なんかない。

 城には城と領地の管理もしているという、代々侯爵家に仕える老騎士夫妻が出迎えてくれた。突然の来訪に「まあまあ坊ちゃま」と夫人はでむかえ、老騎士のほうは「お知らせくだされば、色々ご準備出来ましたのに」との言葉にヴィルタークは「すまない」と素直に謝った。

「今の俺の立場からすると、逆に色々と大げさになるのでな。突然来てしまった。明日一日滞在するだけだから、領民にも知らせないでくれ」
「わかりました。坊ちゃま……いや、いまは旦那様、いえいえ陛下とお呼びすべきですかな?」
「いや、俺の立場は国王代理だ。ゼーゲブレヒト侯爵のままだ」

 「では、旦那様」と老騎士クフリートが胸に手をあてて一礼する。そして、ヴィルタークは横に立つ史朗を見て。

「シロウだ。説明は不要だと思うが」
「お初にお目にかかります。異世界の賢者様。あなた様のおかげで、このアウレリアは救われました」

 あらためてこんな風にお礼を言われるのは、ちょっと恥ずかしいなと史朗は頬を染めて「史朗です、お世話になります」と挨拶した。それに騎士の妻であるイーリンデが、まあまあと声をあげて。

「うわさの賢者様がこんなにかわいらしいお方なんて、あら、少しお髪(ぐし)が乱れてらっしゃいますね」
「あ、はい。いつもはクラーラがやってくれるんですけど、今日は自分で……なので」

 伸ばした髪を後ろで一つにまとめたきりだ。クラーラが魔法鞄の中にブラシを入れながら「せめて、朝は髪をとかしてくださいね」なんて言っていたけど、それもおざなりだった。

「では、わたくしがいたしますわ。せっかくの綺麗なお髪なのですもの。そんな乱れたままではもったいないですわ」
「え?わっ!」

 いいですという間もあたえずに、史朗は手を引かれた。クラーラとはまた違う、年季?の入った強引さだ。
 連れられてきたのは領主夫人が使っていた部屋で、これは王都でも史朗はたしかに、先のヴィルタークのお母さんの、つまりは同じく領主夫人のお部屋を使っていたわけだけど。

 寝室の前の部屋には、大きな鏡台があるのは同じで、そこ座らされてブラシで髪をとかされる。「こんな真っ直ぐで真っ黒で艶やかお髪が少しでも乱れるなんて見過ごせませんわ」なんて言われながら。
 横の髪をねじってまとめていくのもクラーラの手つきと似ている。手際がいいな……なんてぼんやり史朗が眺めていると。

「本当に坊ちゃまが、よい方をお見つけになられてよかった」

 坊ちゃまというのはヴィルタークのことだ。今は彼が領主だけど、彼女達にとっては彼が幼い頃から見ていた彼は“坊ちゃま”のままなのだろう。

「実はあの方がこうやってふらりと来られるのは、ご当主となってからは年に数度はあったのです。
 いつもお一人で」
「…………」

 その前の、ヴィルタークの父の時代は、侯爵家の家族がまるごとやってくるのだ。馬車を何台も連ねて、王都の屋敷の使用人もひき連れての華やかなものだったという。
「でも、坊ちゃまはご自分お一人だし、飛竜でひとっ飛びだからと、ふらりといらっしゃって、お顔を見られるだけで、わたくしたちは嬉しいものでしたけれど。
 でも、お寂しくはありませんか?とわたくしはうっかりたずねてしまったことがあって」
 いや、それはうっかりではなく、当主となったヴィルタークがいつまでも独り身というのは、周囲が結婚を勧めて当たり前だ。

「あの方はただ微笑まれるだけで、なにもおっしゃりませんでした」

 ヴィルタークがいままで結婚しなかった理由はわかる。自分の出生の秘密を考えれば、もし生まれた子供が男子ならば、さらに王位継承の問題が複雑化する。それに自分の育ての親である公爵夫妻の死のこともあったのだろう。もし、妻や子もまた隠謀に巻き込まれたとしたら……と。

「だから、あの方が“おひとり”ではなく、“おふたり”でいらっしゃったことは、とてもうれしいですよ」

 「わたくしも、もちろん夫も」と言われて史朗は鏡越し、本当ににこにこしているイーリンデの顔をまじまじと見る。
 自分は異世界からやってきた男で……そう男なのだ。相応しい貴族の令嬢かどうかという前にだ。だけどイーリンデの言葉にも態度にもうそはなかった。

「どんなにお心も身体もお強い方でも、それでもひとりはお寂しいものですわ。でも、寄り添ってくれる伴侶がいたならば、もっと強くなれます。
 偉大なる王と呼ばれる方であろうとも、身を寄せる止まり木は必要でしょう?」

 「賢者様ならばこんなことはすべてご存じでしょうけれど、長く生きた婆の余計なお節介と思って、お聞き流してください」との言葉に史朗は静かに首を振る。

「いいえ、僕は魔法知識ばかりで頭でっかちなんです。あなたのほうがよほど知恵深い。
 だから、お言葉ありがたく受け取ります」

 「ありがとう」と史朗は言ったのだった。



   ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇



 夕ご飯は「田舎料理ですが」とイーリンデの心づくしでとても美味しかった。城の近くに流れているのが見えた川で捕れた新鮮な鱒をさっと焼いて、爽やかな柑橘のソースがさっぱりしていておいしかった。

 就寝となって当然のように同じ寝台で。領主の寝室の用意だけで、夫人のほうはいいというヴィルタークの言葉に、史朗は少し照れたけど、でも昼間のイーリンデの言葉があったから、寝台を別にするなんて選択はなかった。

 そして、昼間イーリンデに言われたことを話す。

「いままでもここに一人で来ていたんだ?」
「ああ、一昼夜も飛べば着くからな。少し考え事があるときに来ていた」

 ヴィルタークとギングだけなら、たしかに夜も飛んでこの静かな城で一日考えて、飛び立つことも度々あったのだろう。
 たぶん、色々な人々の思惑が飛び交う王都から逃れて一人になりたいときに。聖竜騎士団の騎士達に囲まれていても、どうしようもない時にこの人は、一人孤独を抱えて耐えたのだろうか?

「なんでも……話してね」

 言って唐突だったかな?と思う。なんでも……というけど、それでも話したくないことだって伴侶の間だって、いくらなんでもあるだろうし。
 それでもヴィルタークは分かってくれたようで、寝台に腰掛ける史朗の横に座り、その肩を抱いて「そのときは頼る」と言ってくれた。

「むしろ、普段から頼りっぱなしだがな」
「僕の方こそ」
「それならお互い様だな」

 こつんとひたいを合わせて笑い合う。それから、ふっ……とヴィルタークは真剣な瞳になる。

「俺がいままで妻を娶らなかったのは、お前が考えている通りだ。俺の運命に誰かを巻き込みたくなかった」
「……僕もずっとひとりだったよ。あれは物理的に仕方なかったけどね」

 箱船を送り出して崩壊する次元をさまよう城の中たった一人だった。さびしい……という心がマヒするほど、長い年月あそこにいた。
 ヴィルタークに抱きしめられるまま、その胸に頬を寄せる。やさしい口付けが前髪に降る。

「だが、俺達は出会った。自分の立場も状況もわかっていたのに、お前の手を放せなかった。今も放すつもりはない」
「僕もだよ。あなたとここで会えた」

 そうだ。それが答えだ。どうしても、この人と一緒にいたいとそばにいて、ひとりではないと。ふたりであることが力になる。
 「愛してる」「好きだよ」とささやきあって、唇を重ねる。

「ん…ふぁ……」

 とさりとそのまま寝台に倒れこむ。首筋をすべる熱い唇。それが気まぐれのようにさかのぼって、史朗の形のよい耳をたどるように、かしりとかまれて「あ……」と声が出る。

「ヴィル、ヴィル」
「ん?」

 白い胸でとまった男の頭。その唇が戯れに、とがりをちゅっと吸うのに「きゃ……」と史朗は声をあげながら。

「明日、出発なんだから手加減し……てっ!」
「ああ、明日の昼に出るからな。大丈夫だ」

 なにが大丈夫なのかな?と優しいけど、けっこうに意地悪?な恋人に思う。脇腹をくすぐるように滑り降りる手、のけぞれば背中にまわった長い指がするりとたどるように、双丘の谷間を滑る。
 それと同時に降りた男の頭が足のあいだにうずまって、立ち上がる花芯を含まれて「ああっ!」と声をあげた。これをされたときは、驚いて泣いてしまったと思う。「愛したいから」なんて甘い声でささやかれて続けて、今では許してしまっている。

 口に含まれて、後ろの蕾にも香油をまとった指を逆に含まされる。前も後ろも同時なんて、ズルイと思ったの一瞬で、すぐに頭はまっ白になる。
 あと少しでのぼりつめると思ったときに、唇も離れて指もずるりと抜き取られてしまう。物足りない、どうして?とすがるような目で、彼を見てしまったと思う。

「明日のことがあるからな」

 それを気遣うなら初めからしないという考えもあるんじゃない?と快楽の熱で浮かされた頭で思ったが、今、抱き合いたいのは史朗だって同じだ。
 早くと手を伸ばして、自分の片足を肩に担ぎ上げる男を受け入れる。ずっ……と初めはゆっくりと、いつだって彼は性急ではない。細い史朗の身体をいたわるように。

「………っ!」

 奥まで受け入れて、声にならない声をあげて、のけぞり己の腹を濡らした。その瞬間、なかの男もキツくしめつけてしまい、ヴィルタークの眉間にしわがよる。
 「動くぞ」と言われて、こくりとうなずく。ゆらりゆらりと揺さぶられて、そして、ぴくぴくと身体が跳ねた。いまイッたのに、そこから降りられない、ながく甘い溶けるような絶頂が続いている。

「あ…ぁああァァア……!」

 ヴィルタークの熱い欲望を奥に感じて、甘い波がいっそう高く、もみくちゃにされる。
 ふぅ……と息をつく端正な顔。そのまま離れようとするのを、史朗は腕だけでなく、足もはたしたなくからめて留めた。

「史朗?」
「もういちど……して……」
「ああ、可愛い伴侶の望みのままに」

 そんな風に言われて、今度はもっと深く甘くとかされた。


 翌日の出立が、予定通り?昼過ぎになったのは言うまでもない。





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