13 / 18
第一章/第二陣 元少年、Sランクへの道!
第6話 舞姫と歌姫
しおりを挟む
皆が寝不足で歩き続け、最後には意地と根性が睡魔に勝利した。
僕たちは今、街に入る前の検問で順番待ちをしている。どこの街にも検問があり、馬車は馬車専用、人だけなら人専用の検問にそれぞれ分かれる。入るときは厳重だけど出るときは何もない。
この検問は護衛の冒険者も一緒に行けるけれど、どうやらミスティは無理みたいだ。予め前の街で、商人の数と護衛の数の証明書を発行してもらい、数が少なければ別部屋で事情聴取。多ければ入れないということになっているから。
そして、ミスティは今頃、人専用の検問で並んでいるか、すでに街の中に抜けているだろう。人専用の方が流れが速いため、ミスティがこちらの検問の出口で待つ手筈になっている。
馬車が次々と検問に吸い込まれていき、消化されていく。そして、やっとのことで僕たちに回ってきた。
「では、証明書をお願いします」
検問の兵士に言われ、商店のリーダーであるお姉さんが一枚の紙を差し出した。
それを見た兵士が、まずは人の数を確認する。そして、馬車の数……今回は馬車2台での移動だ。多いところでは10台もの馬車を引き連れると言われ、まるで大名行列だなぁと思ったことがあった。
最後に、馬車の中身を確認する。
一通り調べ終えた兵士が証明書に許可印を押すと、それをお姉さんに渡した。そうして、一つ目の検問はクリアだ。
検問は二つある。二つの検問のうち、人専用の検問ならば二つ目の検問のみで終了するけれど、馬車がある場合は一つ目の検問、今しがた終えた検問を受ける必要がある。
一つ目の検問は言わば人数と馬車のチェックで、これが一番時間がかかる。
二つ目の検問は人数の再確認とボディチェックだ。
この二つ目の検問を実装させるにあたり、女性から猛反発が出たらしい。それはそうだろう、知らない男性に体のあちこちを触られるのだから。
そうしたことが理由で、王国では女性の兵士も採用されている。ただ、訓練度は相当低いらしく、このためだけの兵士と言っても過言ではないとのことだった。
それら二つの検問を無事に抜けると、ミスティが待っていた。
「お待たせ、ミスティ」
「この街すっごいんだよ! お姉ちゃん! えっとね、えっとね!」
「はいはい、それは依頼達成報告をしてからお願いね」
ミスティの言葉を遮ったのは商人の一人だ。確かに、依頼達成報告をしてからの方が自由に動けるし、この時点で騒ぐと商店の格が落ちてしまうかもしれない。
時には我慢も必要なのだ。
ミスティを宥めると、他の護衛の冒険者たちと共に冒険者ギルドへ向かう。
「護衛依頼の達成報告を頼む」
今回の護衛冒険者のリーダーがそう言って一枚の紙を取り出して、受付の職員に渡すと、サインをして報酬をそれぞれに渡した。
リーダーを務めると報酬が1.5倍になるけれど、今回僕は平だったので、報酬額は銀貨20枚ちょうど。Aランク依頼としては少なく、Bランク依頼と比べるとやや少なめ、Cランク依頼とほぼ同額という報酬設定になっていた。
いかに効率の悪い稼ぎなのかということがわかる。でも、移動するのには最適なので、移動ついでに依頼を受けて手持ちの足しにするというのが、冒険者の共通認識となっているのだ。
他の冒険者と別れ、ようやく二人きりになると、ミスティが元気いっぱいになった。
「お姉ちゃん! この街すごいんだよ!」
「もう、それ何回目? 同じことばっかり」
少し冷たく言い放つと、ミスティはシュンとなってしまう。その様子が可愛らしくて、ついつい頭を撫でて機嫌をとった。
「お姉ちゃん、この街ね、私とお姉ちゃんのこと知ってる人ばっかりなの!」
すごいでしょ? と目を輝かせている。
小さいから有名なことに単純に喜んでいるのだ。僕もまだ、見た目はだいぶ小さいけど。そういえば、そろそろミスティの誕生日だったかな。
ミスティの誕生日は冬の5週目。
この世界では、春夏秋冬があるけれど、1月、2月と言ったりはしない。一週間は7日で春の何週目、夏の何週目、秋の何週目、冬の何週目という言い方をする。全て12週で構成されていて結局は12ヶ月とほぼ同じ。そして、誕生日と言っているけれど、日にちまで正確に把握する人は皆無と言っていい。いつの何週目か、ということがこの世界では重要なのだ。
今は秋の11週目だからもうすぐと言っても、ミスティの誕生日まではあと1月半はあるか。
因みに、僕の誕生日は冬の12週目で年が終わる頃に生まれた。
「なんで僕たちのこと知ってるんだろう?」
「冒険者ギルドで『氷の舞姫』とか『癒しの歌姫』とか言われてるからだよ! 二つ名っていうのは珍しいんだってさ!」
褒めて、と言わんばかりの目で見つめてくるので仕方なしに頭を撫でてやる。だけど、ミスティは気持ちよさそうにしてくれるから、撫で甲斐があるというものだ。
「ちなみに、それってどのくらい有名なの?」
「ん……っと、検問? っていうところで私のこと知ってる人いたし、街に一人で入ったら人がいっぱい近寄ってきた! 氷の舞姫はいないのか、とか言ってたよ?」
検問は情報が集まりやすいから僕たちのことを知っていても不思議ではない。でも、街に入ってからも、ということはそれなりに広まっていると考えていいだろう。
けれど、僕たちには誰にも言えない秘密がある。
それを知られるわけにはいかない。
二人きりなのを徹底的に確認して訓練する時にだけその秘密が暴かれる。
それはまだ公には出来ないし、する気もない。ミスティにも、そのことを誰にも言わないよう言いつけてあった。
だけど、その時が来たら、きっとすぐに広まってしまうだろう。新しい二つ名が生まれる予感もする。
「ミスティ。あの事は絶対に誰にも言ったらダメだよ」
僕は念を押して再確認する。
ミスティは「わかってるよ」と口を尖らせた。
これならきっと大丈夫だろう。ミスティは約束を守る子なのだ。
「今日の宿、探すよ」
僕たちは暗く前に宿を見つけ、ここ最近の野営の疲れを取るように二人で抱き合って眠った。
僕たちは今、街に入る前の検問で順番待ちをしている。どこの街にも検問があり、馬車は馬車専用、人だけなら人専用の検問にそれぞれ分かれる。入るときは厳重だけど出るときは何もない。
この検問は護衛の冒険者も一緒に行けるけれど、どうやらミスティは無理みたいだ。予め前の街で、商人の数と護衛の数の証明書を発行してもらい、数が少なければ別部屋で事情聴取。多ければ入れないということになっているから。
そして、ミスティは今頃、人専用の検問で並んでいるか、すでに街の中に抜けているだろう。人専用の方が流れが速いため、ミスティがこちらの検問の出口で待つ手筈になっている。
馬車が次々と検問に吸い込まれていき、消化されていく。そして、やっとのことで僕たちに回ってきた。
「では、証明書をお願いします」
検問の兵士に言われ、商店のリーダーであるお姉さんが一枚の紙を差し出した。
それを見た兵士が、まずは人の数を確認する。そして、馬車の数……今回は馬車2台での移動だ。多いところでは10台もの馬車を引き連れると言われ、まるで大名行列だなぁと思ったことがあった。
最後に、馬車の中身を確認する。
一通り調べ終えた兵士が証明書に許可印を押すと、それをお姉さんに渡した。そうして、一つ目の検問はクリアだ。
検問は二つある。二つの検問のうち、人専用の検問ならば二つ目の検問のみで終了するけれど、馬車がある場合は一つ目の検問、今しがた終えた検問を受ける必要がある。
一つ目の検問は言わば人数と馬車のチェックで、これが一番時間がかかる。
二つ目の検問は人数の再確認とボディチェックだ。
この二つ目の検問を実装させるにあたり、女性から猛反発が出たらしい。それはそうだろう、知らない男性に体のあちこちを触られるのだから。
そうしたことが理由で、王国では女性の兵士も採用されている。ただ、訓練度は相当低いらしく、このためだけの兵士と言っても過言ではないとのことだった。
それら二つの検問を無事に抜けると、ミスティが待っていた。
「お待たせ、ミスティ」
「この街すっごいんだよ! お姉ちゃん! えっとね、えっとね!」
「はいはい、それは依頼達成報告をしてからお願いね」
ミスティの言葉を遮ったのは商人の一人だ。確かに、依頼達成報告をしてからの方が自由に動けるし、この時点で騒ぐと商店の格が落ちてしまうかもしれない。
時には我慢も必要なのだ。
ミスティを宥めると、他の護衛の冒険者たちと共に冒険者ギルドへ向かう。
「護衛依頼の達成報告を頼む」
今回の護衛冒険者のリーダーがそう言って一枚の紙を取り出して、受付の職員に渡すと、サインをして報酬をそれぞれに渡した。
リーダーを務めると報酬が1.5倍になるけれど、今回僕は平だったので、報酬額は銀貨20枚ちょうど。Aランク依頼としては少なく、Bランク依頼と比べるとやや少なめ、Cランク依頼とほぼ同額という報酬設定になっていた。
いかに効率の悪い稼ぎなのかということがわかる。でも、移動するのには最適なので、移動ついでに依頼を受けて手持ちの足しにするというのが、冒険者の共通認識となっているのだ。
他の冒険者と別れ、ようやく二人きりになると、ミスティが元気いっぱいになった。
「お姉ちゃん! この街すごいんだよ!」
「もう、それ何回目? 同じことばっかり」
少し冷たく言い放つと、ミスティはシュンとなってしまう。その様子が可愛らしくて、ついつい頭を撫でて機嫌をとった。
「お姉ちゃん、この街ね、私とお姉ちゃんのこと知ってる人ばっかりなの!」
すごいでしょ? と目を輝かせている。
小さいから有名なことに単純に喜んでいるのだ。僕もまだ、見た目はだいぶ小さいけど。そういえば、そろそろミスティの誕生日だったかな。
ミスティの誕生日は冬の5週目。
この世界では、春夏秋冬があるけれど、1月、2月と言ったりはしない。一週間は7日で春の何週目、夏の何週目、秋の何週目、冬の何週目という言い方をする。全て12週で構成されていて結局は12ヶ月とほぼ同じ。そして、誕生日と言っているけれど、日にちまで正確に把握する人は皆無と言っていい。いつの何週目か、ということがこの世界では重要なのだ。
今は秋の11週目だからもうすぐと言っても、ミスティの誕生日まではあと1月半はあるか。
因みに、僕の誕生日は冬の12週目で年が終わる頃に生まれた。
「なんで僕たちのこと知ってるんだろう?」
「冒険者ギルドで『氷の舞姫』とか『癒しの歌姫』とか言われてるからだよ! 二つ名っていうのは珍しいんだってさ!」
褒めて、と言わんばかりの目で見つめてくるので仕方なしに頭を撫でてやる。だけど、ミスティは気持ちよさそうにしてくれるから、撫で甲斐があるというものだ。
「ちなみに、それってどのくらい有名なの?」
「ん……っと、検問? っていうところで私のこと知ってる人いたし、街に一人で入ったら人がいっぱい近寄ってきた! 氷の舞姫はいないのか、とか言ってたよ?」
検問は情報が集まりやすいから僕たちのことを知っていても不思議ではない。でも、街に入ってからも、ということはそれなりに広まっていると考えていいだろう。
けれど、僕たちには誰にも言えない秘密がある。
それを知られるわけにはいかない。
二人きりなのを徹底的に確認して訓練する時にだけその秘密が暴かれる。
それはまだ公には出来ないし、する気もない。ミスティにも、そのことを誰にも言わないよう言いつけてあった。
だけど、その時が来たら、きっとすぐに広まってしまうだろう。新しい二つ名が生まれる予感もする。
「ミスティ。あの事は絶対に誰にも言ったらダメだよ」
僕は念を押して再確認する。
ミスティは「わかってるよ」と口を尖らせた。
これならきっと大丈夫だろう。ミスティは約束を守る子なのだ。
「今日の宿、探すよ」
僕たちは暗く前に宿を見つけ、ここ最近の野営の疲れを取るように二人で抱き合って眠った。
0
あなたにおすすめの小説
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
家を建てたら創造神に壊されたので、神界に就職しました
猫吉
ファンタジー
事故で死んだ俺は異世界に転生し、
現代の知識を使って商売を成功させ、二年三か月。
やっとの思いで念願のマイホームが――
粉砕した。
原因は空から降ってきた謎の少年――ではなく、創造神。
曰く、
「この世界の管理に、一般人の視点が欲しくて雇いに来た」
家はもうない。
地上に未練もない。
というわけで俺、神界に就職することになりました。
年収は平均の七十倍!
福利厚生は神!
衣・食・住、すべて一流!
こうして俺は、神々が暮らす世界で住み込み勤務を始める。
そんな中、初めて呼ばれた「上級神会議」。
神話でしか聞いたことのない面々がずらりと揃う中、
提示された議題は――
「今日の夕食、何にする?」
魔法と技術が入り混じるこの世界を、
こんな神々は本当に平和に管理できるのか……?
これは、
世界を作った“その後”の神様たちと、
巻き込まれた一般人が送る、
ちょっと人間くさいコメディファンタジー!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる