エクソシストの呪い

risk

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あぶねぇバレるとこだったー

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翌朝、テレビでニュースを見た。
「昨日、動画投稿サイト等に投稿されたこの動画が話題になりました。」
~結果論だと言わないで
私の選択を認めて欲しい
人の目なんか気にしてられない
I am who I am 私は私~
「この投稿は一夜で約300万再生に登ることになりました。」
あれ、この歌何処かで聞いたような?
「飯できたぞー」
「わかった。」
俺はカインと朝飯を食べた。
「美味しい。」
「それは良かった。」
ご飯を食べ終わり、歯を磨いて学校に行く。
「行ってくる。」
「行ってらしゃい」
俺は玄関のドアを開けた。
「やぁ、おはよう」
天羅さんがいた。
なんかめちゃめちゃ悪い顔している。
「朝、ニュース見た?」
「うん、見たけど」
「どうだった?」
「どうだった?って普通のニュース見たけど」
「うーんそういうことじゃないんだけどな」
(さっきのニュースの内容お前どっかで聞いたことがあるって言ってた曲お前だからな)
「あ、今朝の一晩で300万再生行った奴のこと」
「そう!キリア。ちょっとすごいよ!」
「ありがと」
「駄弁るのもいいけど歩きながらにしようか」
「そうだね」
俺等は登校しながら喋ることにした
「今度、もう一個作ってみたら?」
「そうするわw」
「ブフッ、何で、笑ってるのよw」
「なんか、ね」
なんでだろ?
「まぁ、良いや」
「いいんかい!」
「あ、学校着いた」
「あ、ホントだ」
「今日一時間目なんだっけ?」
「音楽」
「OK。わかった」
俺は自分の席につく。
周りではこんなな声が聞こえてくる
「KILAすごいよね」
「そうだよねー。一日でミリオン達成ってマジ天才かよ」
KILA?まさかだけど俺?
(みたいだね~)
おはよう、ハスター
(うっす。それより、ニュースちゃんと聞いてなかったのか?)
そんなに聞いてなかったな
(すごいなー、マジで才能あるよ)
いやいやいやいや。そんなに無いって。どうせ加護の能力だろ?
(じゃ、聞いてみるか?みんなああああああああキリアに作曲関係で加護与えた人いるうううううう?)
(神達全員~やってないよおおおおおおおおおおお)
マジかよー
(本気と書いてマジです)
マジかぁ。頑張ります。
俺バレないようにしないと。
(だねぇ)
ああ。さて、歌詞作ろ!
(ゾッコンじゃねぇか!)
どんな感じが良いかな?
"神"や"罰"は入れたいよな。
確か罪ってシンと読めるよな
(読めるね)
神と罰みたいな感じでどうだろう?
(お前の才能が怖い)
プロ結果!
じゃ、ちゃっちゃっとやってしまうか。
(がんばえー)
ああ。
~十分後~
出来た
(おつかれさん)
うっす。さて、音楽だっけ支度して、行こ。
(俺は寝る)
あっそ。頑張りまーす
今回は教室みたいだな。
ロッカーから音楽の教科書を出して自分の机に着いた。
今日なんだろ?
いつもは眠いんだけど。
「はい!じゃ、授業をやるよー」
この人は沙羅先生。
音楽担当の先生だ。
「今日は、作詞作曲して歌ってもらうよ~」
「「「「うえ~」」」」
マジですか?
「うえ~じゃ、ありません!パソコン出してさっさとやる!」
俺どうしよう!
「使う楽器はピアノ、オルガン、シンセ、アコギ、ディストーションギター、ドラム、カホン、ベースこれの中から好きに使っていいぞ。もちろん、ボディパーカッションもOK!」
WAO!種類豊富!
頑張って作ってみるか。
「頑張って作れよー」
先生うるせぇ
まぁ、バレない程度に作るか。
さて、カホンとアコギを使ったゆったりとしたの作ってみるか。
~20分後~
出来たンゴ
じゃ、あとは歌詞だな。
さっき作ったのはKILA用だし。
今回作ったのがゆったり系だし。
社会に反抗的なものは作られない。
似合わないけど友情系にするか。
~3分後~
めちゃめちゃ早く終わった。
曲の方にアレンジ加えるか。
そうだな~ピアノの伴奏を加えるか。
~更に3分後~
完成!
「先生!完成したよー」
「早くね。それじゃ、前へ出て発表してもらうか。ついでに歌ってね。」
「わかりました。」
「クラスのみんな:え?」
俺はPCのボリュームをMAXにした。
「じゃ、聞いてください。ゼロから」

曲名
「ゼロから」

歌詞

(Aメロ)
夜空に輝く満天の星に
願いを込めて手を伸ばす
いつの日かこの場所で
夢を叶えよう

(Bメロ)
たとえ壁にぶつかりそうでも
諦めずに進み続ける
仲間がそばにいるから
どんな困難も乗り越えられる

(サビ)
ゼロから始まる物語
希望を胸に描き出す
明日への道は険しくとも
共に歩けば険しい道も
きっと乗り越えられる

(Cメロ)
傷ついてもくじけない
立ち上がって前に進む
仲間がそばにいるから
どんな困難も乗り越えられる

(サビ)
ゼロから始まる物語
希望を胸に描き出す
明日への道は険しくとも
共に歩けば険しい道も
きっと乗り越えられる

(ブリッジ)
人生は山あり谷あり
時にはつまずくこともある
だけど仲間がそばにいるから
大丈夫

(サビ)
ゼロから始まる物語
希望を胸に描き出す
明日への道は険しくとも
共に歩けば険しい道も
きっと乗り越えられる

(アウトロ)
ゼロから始まる物語
希望を胸に描き出す
明日への道は険しくとも
共に歩けば険しい道も
きっと乗り越えられる

歌い終わると周りは歓声に包まれていた。
「ヒュー!ヒュー!」
「すごいな!キリア」
「歌い方がKILAみたい!」
ギクッ!
「き、気の所為なんじゃないかな~ハッ、ハハハハハ」
「そうかな~まぁ良いや!」
あぶねぇバレるところだった。
「お疲れ様、そしたら他の人の手伝いに行ってあげて」
「わかりました。」
「キリア、こっちお願い!」
「分かった」
早速かよ!
今日の学校生活の中で一番印象に残ったことだった。
この後は普通の五教科だった。
簡単すぎてつまらん!
給食は意外に美味かった。
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