適正がないと言われた俺が、受け継いだ勇者の力で悪魔たちを薙ぎ倒す話

わたなべ ゆたか

文字の大きさ
2 / 2

一章-1

しおりを挟む


 第一章 資格のない覚醒


   1

 父親が死んでから、一〇年後。
 たった今、俺――ヌアダ・ノーランは教会の馬車で、東の都へと入ったところだ。都は俺の住むカラドという町とは比べものにならないほど広く、そして栄えていた。
 馬車は、石造りの教会の前で停まった。十五歳になった少年少女には、教会で『勇者の試し』という儀式を受ける権利が与えられる。
 今日は、その『勇者の試し』が執り行われる日――というわけだ。
 教会の前には、十数名の男女が集まっていた。こいつらも俺と同じく、『勇者の試し』を受けるために来たんだろう。
 石造りの教会は厳かな雰囲気はあるが、思っていたよりも地味だ。荘厳さより、質素さや堅牢さを重視しているような印象だ。
 馬車から降りた俺は、金属製の金具に移る自分の顔を見た。
 薄い茶色の髪に、緑色の瞳。顔の造りは、おおよそ平均的――というのが、家族からの評価だ。チュニックにズボン、皮のブーツという姿は、この辺りでは一般的だ。
 まだ春になったばかりだが、そこそこ暖かい気候なため、これで充分事足りる。
 俺が教会を見上げていると、背後から背中を叩かれた。


「ほら、ヌアダ。行きましょ」


 スカートにチュニックという服装。それに栗色の髪に緑色の瞳の少女が、教会の入り口へと促してきた。俺と同じくカラドから来た、幼なじみフォルナだ。
 俺が振り返ると、年上ぶった仕草で腰に手を当てた。


「キャサリンおばさんから、あんたのこと任されてるんだから。世話をかけないでよ? まあ、ヌアダが勇者なんて無理だって、あたしも思ってるけど」


「……そんなの、わかんねーだろ」


 キャサリンというのは、俺のお袋だ。死んだ父さんの代わりに、経営している機織り工場の切り盛りをしている。
 恰幅の良い体系に、結い上げた金髪。化粧も厚め――お袋は、とても美人とはいえないが、昔は可憐だってことを聞いた。

 ……俺は信じてねーけど。

 まあ、とにかく。俺は儀式に出るためにカラドを出る前、お袋に言われたことがある。


『いいこと、ヌアダ。あんたが勇者になれるわけないんだから。さっさと帰ってきて、稼業を継ぐための勉学に勤しんで頂戴』


 儀式を受ける権利は、親であろうと阻害できない――というのは、オーガスト教の教会が伝える、教義の一つとなっている。
 だから儀式を受けることは許容してくれた。だけど俺が勇者になることは望んでない――適正がなければいいとすら思っている。
 だけど、そーゆー周囲の雑念に、負けるつもりはねぇ。俺は父さんの仇を――悪魔や魔族どもを一掃してやるんだ。
 俺が教会の入り口へ歩き始めると、フォルナも少し後ろを付いて来た。
 そのとき俺たちの前を通りかかった男が、こっちを振り向いた。ボロを身に纏っているが、左手に黒ずんだ指輪と、鎖のネックレスをしている。装飾品なんて嗜好品だから、元は貴族や富豪の子息だったのかもしれない。
 男の血走った目が、俺を通り越してフォルナへと注がれていた。身を強ばらせるフォルナを俺が庇うと、男はまた歩き出した。


「……なんだったんだ、あいつ」


 この東の都に、あんなヤツがいるんだな。むしろ、大きな街だから、ああいうヤツもいるんだろうか。俺の住むカラドは小さい町だから、浮浪者なんか見かけないし。
 もう大丈夫――そう言いかけたとき、黒い影が見えた。フォルナの左耳のあたりに、魚みたいな影が浮いている。
 俺が手で掴むと黒い魚は、そのまま散り散りになってしまった。


「……どうしたの?」


「いや、虫っぽいのがいたから」


 俺はたまに、黒い魚や蛇のような影を見ることがある。地を這っていたり、浮いていたりする影は、俺以外には見えないっぽい。
 影のことを指摘をしても、誰も見えてないんだ。幼い頃にそのことを理解してからは、虫と表現することにしている。
 とにかく、俺たちは再び、教会へと歩き始めた。
 教会へ続く幅の広い階段の上で、二人の少女が儀式を受けに来た少年少女を誘導をしていた。
 一人はサイドテールにした金髪で、快活な可愛い顔立ち。青色の瞳はクリクリと良く動いている。もう一人は、背中まで伸ばした白髪に、やや赤みがかった瞳。珍しい白子症らしく、ウィンプルというかぶり物を目深に被っていた。
 二人とも女僧が着るような服装だけど、金髪の少女は裾が膝上までしかない。


「儀式を受ける人は、教会の中に入って下さいねぇ」


「まだ時間はありますので、走らないで下さい」


 俺たちが二人の居る階段を登っていると、前を歩く少年が二人に御辞儀をした。
 通りすぎた少年に手を振っていた金髪の勇者が、俺たちに気付いて身体の向きを変えた瞬間、左の踵が階段を踏み外した。


「あ――」


「あぶ――っ!」


 金髪の勇者が階段から落ちそうになった寸前に、俺は彼女の身体を支えた。両手で背中を押す感じになってしまったけど、なんとか――転ばずにすんだ。


「あ――ご、ごめんね!」


 慌てて姿勢を正す彼女は、取り繕うような笑みを浮かべていた。


「あ――あはは。あたし、これでも勇者なのにね。変なところでドジしちゃって……」


「まあ人間なんだし、そーゆーときもあるんじゃないっすか」


 庇うつもりなんかない。ちょっとしたドジなんて、誰でもやるでしょ――そんな他愛もない言葉だったけど、少女の顔から感情が消えた。
 呆けたような表情だった少女が、頬を上気させながら笑みを浮かべた。


「そうだよね。うん、そうだよね! あたし、ソノリーっていうの。ヨロシクね!」


「どうも……俺はヌアダ、です。こっちがフォルナ」


「初めまして、マリルアです」


 もう一人の勇者が自己紹介する横で、ソノリー-は俺の手を取った。


「ねえ、勇者の試しをするのよね。絶対に受かるよう、祈ってるよ!」


「あ、ありがとう……」


 勢いに圧されて俺がしどろもどろになっていると、ソノリーの目がフォルナで止まった。


「それで、その子は……知り合い? それとも、勇者の試しをしに来た……のかな」


「ああ、フォルナは同じ町の幼なじみで」



 俺の返答を聞いて、ソノリーは少し表情を曇らせた。


「えっと……二人は恋人、とか」


「違います」


「そんなわけ、ありません!」


 俺とフォルナの声が重なり合う中、ほぼ同時に互いへと指をさした。


「こいつは、ただの幼なじみ」


「あたしはただの付き添いで、ヌアダは弟みたいなものです」


 なんで俺が弟扱いなんだよ――そんな不満を口にしようとしたけど、その前にソノリーが満面の笑みで、ポンと手を打った。


「ふぅん。そうなんだ。ならいっか。ヌアダ、儀式を頑張ってね。絶対に、勇者になってね。あ、それと……付き添いの人は、聖女様にそう言わなきゃだめだよ。儀式されちゃうから」


 ソノリーの忠告に送られるように、俺たちは教会に入った。
 教会の中は、礼拝堂になっていた。真正面にオーガスト教のシンボルである、三対の翼を持つ球体が飾られていた。
 球体には魚や蛇、そして鷹っぽい鳥が刻まれているが、それがなにを意味するのか――というのは、あまり知られていない。
 何十本もの燭台に囲まれた祭壇には、白い僧服を着た女性が佇んでいた。波打つような黒髪に、穏やかな表情の美女。どうやら、彼女が聖女様であるらしい。
 その左右には、二人の男性が立っていた。それぞれに鎧を身につけた男性たちは、集まった少年少女たちの話し声を聞く限り、勇者のようだ。
 噂では最近になって、勇者の一人が行方不明になったようだ。悪魔討伐時での行方不明は、そのまま死を意味する。それだけに、勇者の試しで資格のある者が出るのが望まれている――という噂だ。
 教会内部を眺めていると、集まった少年少女たちが二列に並んでいるのが見えた。その中の一人が、勇者の一人が持つポールアックスに触れた。
 その途端、強い衝撃に弾かれたように少年が倒れた。


「おい、勝手に触るんじゃねぇ!」


 怒鳴る勇者の人相は、あまり良いとはいえない。二〇代後半らしい勇者は、倒れた少年に怒鳴った。


「勇者の装備は、勇者の資格がないヤツが触れると、そうなるんだよ!」


「それじゃあ、僕に資格は――」


「……聖女様の試しだけは、受けていくといい」


 槍を手にした勇者は、気遣う様に倒れた少年へと手を差し伸べた。大柄な身体だが、その目つきは優しげだった。
 俺はフォルナを扉のところに残すと、勇者の試しを受けるために列に並んだ。



 この日の夕刻、俺はフォルナと東の都の大通りを歩いていた。
 聖女の試しは、聖女が少年たちの頭に手を添えるだけのものだ。勇者としての資格がある者には、頭に赤い光が宿るという。
 俺は――宿らなかった。
 勇者であるソノリーには「ダメだったの!?」と心から残念そうに言われたんだけど……一番ショックを受けてるのは、俺だって。
 今晩は教会が指定した旅籠屋で泊まり、明日の朝一で帰郷する予定となっている。
 トボトボと歩いている俺に、フォルナは「落ち込まないの。ダメだって、最初っからわかってたことじゃない」などと、慰めというよりは精神的にトドメを刺しにきた。
 旅籠屋への移動中、俺たちはいつの間にか裏路地に入り込んでいた。どこかで道を間違えたらしいけど、裏路地の薄暗さに、俺たちは不安に駆られていた。
 裏路地を二区間ほど通り抜けたとき、前方から人影がやってきた。


「見つけた……」


 そう言ってきた直後、その人影は見る間に四イマル(約四メートル四〇センチ)ほどまで膨れあがった。次第にその姿は、球状の胴体に四本の脚、二本の腕を持つ異形を形作った。
 赤く血走った四つの目に、山羊に似た口。タダレたような質感の胴体。手には、俺の背丈ほどもあるメイスを持っていた。
 その姿はまさに、醜悪さと不気味さ、そして死を体現していた。


「な、なんだあいつ……フォルナ、逃げるぞ」


 青ざめた表情で頷くフォルナの手を引きながら、俺は裏路地を逆方向に駆け出した。しかし、異形は周囲の建物の壁を飛び跳ねながら、まるで逃げ道を塞ぐように、俺たちの前へと躍り出た。
 俺はフォルナを逆方向へ押すと、落ちていた石を拾って異形に投げつけた。とにかく、ヤツの目を俺に引きつけ、フォルナだけでも逃がすつもりだった。


「こっちだ、不細工野郎!」


 そんな俺の挑発も虚しく、異形は再び周囲の壁を飛び跳ね、フォルナの前に着地した。
 どういう訳かは知らないが、ヤツはフォルナを狙っている。投石なんかじゃ痛くも痒くもないのか、俺の存在は無視され続けていた。
 あんな化け物を相手に、素手で戦うのは無理だ。打つ手が思いつかない――そんな諦めにも似た気持ちが芽生え始めたとき、背後から疾風が吹き込んだ。


「解放!」


 そんな声が聞こえた直後、誰かが俺たちの横を駆け抜けた。白銀の鎧に、茶色のズボンや袖が見えている。勇者の試し――儀式の場にいた、槍を持つ勇者、ヴィネシスだ。
 大きな刃を持つ槍を手に、ヴィネシスは風を纏っているように見えた。


「君らは逃げろ。あれは、魔王級だ」


 俺とフォルナにそう告げ、勇者は異形に飛びかかった。たった一撃、疾風を撒き散らす槍を一振りしただけで、異形は鮮血をあげながら横倒しになった。
 これが――勇者の力か。
 悪魔や魔物たちを滅する、人類の英雄たち。
 勇者に選ばれなかった悔しさを蘇らせながら、フォルナと逃げることにした俺の背後に、ヴィネシスの声が届いた。


「これで――これは、まさか!?」


 その驚愕の声が聞こえた直後、俺たちの前に白銀の塊が落ちて来た。
 胸元から腹部にかけて、鎧ごと身体が窪んでいた。恐らく、あのメイスの一撃を受けたらしい。
 俺は振り返ると、すでに起きあがっていた異形へと怒鳴っていた。


「おまえ、なんなんだよ!」


〝悪魔ァァァァァッ!!〟


「勇者になにをしたんだ!!」


〝斃した――俺が殺す、殺した、殺した殺した殺した殺したぁぁぁっ!!〟


 錯乱したような叫びをあげながら、悪魔はメイスを振り上げた。


「させるか――くぞっ!」


 俺は咄嗟に落ちていた槍を手にして、悪魔に投げつけた。この投擲は悪魔にとっても不意打ちだったのか、胴体に槍を受けると大きく仰け反り、蹈鞴を踏んだ。
 悪魔が尻餅をつくと、背後で身じろぎする気配がした。


「き……みは。そう……か」


 ヴィネシスの擦れた声に、俺は振り返った。
 まだ生きてる――という希望を抱きながら振り返ったが、どう見ても勇者は死に瀕している。
 勇者は腰からナイフを抜くと、自分の左手から人差し指を切り落とした。


「――なにを!」


 驚く俺に、人差し指から抜き取った銀色の指輪を差し出した。


「これ、は君のような者が使う、べきなんだ……ろう。悪魔を斃し……仲間たち……頼む」


 俺が指輪を受け取ると、勇者の身体から力が抜け落ちた。最後の力を、俺に指輪を託すために使い切ったように思えた。
 心から渇望した、勇者の力。それが今、手の中にある。
 俺は指輪を左の人差し指に填めると、起き上がりかけている悪魔へと向き直った。使い方は一度だけだが、さっき聞いた。


「解放――」


 俺が呟いた途端、俺の身体を光が包み込んだ。
 俺の身体を包み込んでいるのは鎧ではなく、赤い衣のような装束だ。そして手には、三つ叉に別れた槍があった。


〝全身の力を槍に込めて、あいつに撃ち込んで――〟


 どこからか聞こえた声に従うように、俺は槍を悪魔に突き出した。
 その途端、槍の矛先から五イマル(約五メートル五〇センチ)を超える光の刀身が具現化し、悪魔の身体を突き刺した。


〝ぐああああああああああっ!〟


 頭部から胴体の中程まで切り裂かれた悪魔は、絶叫をあげることなく動かなくなった。

-----------------------------------------------------------------------------------
本作を読んで頂き、誠にありがとうございます!

わたなべ ゆたか です。

本編の開始ですが……五千文字を超えてしまいました。いつもの話ではありますが、せめて五千文字未満にしたかったです。
かなり削ったんですけどね……。
途中で五千未満にならないと気付いて、またちょっと削除した部分を復活させたという。ちょっと話が走りすぎたかもです。

ちょっとだけ先が思い遣られます。主に、文章量的な意味で。

少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

次回もよろしくお願いします!
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

最凶と呼ばれる音声使いに転生したけど、戦いとか面倒だから厨房馬車(キッチンカー)で生計をたてます

わたなべ ゆたか
ファンタジー
高校一年の音無厚使は、夏休みに叔父の手伝いでキッチンカーのバイトをしていた。バイトで隠岐へと渡る途中、同級生の板林精香と出会う。隠岐まで同じ船に乗り合わせた二人だったが、突然に船が沈没し、暗い海の底へと沈んでしまう。 一七年後。異世界への転生を果たした厚使は、クラネス・カーターという名の青年として生きていた。《音声使い》の《力》を得ていたが、危険な仕事から遠ざかるように、ラオンという国で隊商を率いていた。自身も厨房馬車(キッチンカー)で屋台染みた商売をしていたが、とある村でアリオナという少女と出会う。クラネスは家族から蔑まれていたアリオナが、妙に気になってしまい――。異世界転生チート物、ボーイミーツガール風味でお届けします。よろしくお願い致します! 大賞が終わるまでは、後書きなしでアップします。

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

俺のスキル、説明すると大体笑われるが、そんな他人からの評価なんてどうでもいいわ

ささみやき
ファンタジー
平凡に生きてたはずの俺は、ある日なぜか死んだ。 気づけば真っ白な空間で、美人のお姉さんとご対面。 「転生します? 特典はAかBね」 A:チート付き、記憶なし B:スキルはガチャ、記憶あり そんな博打みたいな転生があるかよ……と思いつつ、 記憶を失うのは嫌なのでBを選択。 どうやら行き先の《生界世界》と《冥界世界》は、 魂の循環でつながってるらしいが、 そのバランスが魔王たちのせいでグチャグチャに。 で、なぜか俺がその修復に駆り出されることに。 転生先では仲間ができて、 なんやかんやで魔王の幹部と戦う日々。 でも旅を続けるうちに、 「この世界、なんか裏があるぞ……?」 と気づき始める。 謎の転生、調停者のお姉さんの妙な微笑み、 そして思わせぶりな“世界の秘密”。 死んでからの人生(?)、 どうしてこうなった。 ガチャスキル、変な魔王、怪しい美人。 そんな異世界で右往左往しつつも、 世界の謎に迫っていく、ゆるコメディ転生ファンタジー!

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで

六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。 乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。 ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。 有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。 前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

処理中です...