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第一章
京都編・第一話 閉ざされた正門
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私の名前は神怪神姫、先月妹の詩朱香と京都に引っ越ししてきて今日から京都の学校に通う高校二年生。
これから新たな生活が始まるわ。
私はいつものように朝食の用意をしていた。
「詩朱香、いつまで寝ているの?」
「おはようございます」
今起きてきたのは、妹の詩朱香で今日から私と同じ高校に通うことになっている高校一年生。
「やっと起きたわね、ご飯できているから早く顔を洗ってきなさい」
「わかりました」
そう言って詩朱香は洗面所へと向かった。
「私は支度してくるから食べ終わったら貴女も支度するのよ」
「わかりました」
そう言って私は学校に行く支度を始めた。
それから十五分後に詩朱香が支度をし始めた。
五分後、詩朱香が出てこない。
「詩朱香、早くしなさい!」
「ごめんなさい姉さん」
私たちが外に出ると一人の女の子が立っていた。
「おはよう、神姫さん、詩朱香ちゃん」
「おはよう、朱雀さん」
今話している女の子は二条朱雀さんこの二条城に住んでいる二条狐子さんの娘である。
「ほら、詩朱香も隠れてないで挨拶しなさい」
「おはようございます、姉さん」
「私にじゃなくで朱雀さんによ!寝ぼけないで頂戴」
「ごめんなさい、おはようございます朱雀さん」
「おはよ」
この子ほんとに大丈夫かしら?
「よかったら烏丸御池まで一緒に行かへん?」
「いいわよ」
こうして私たちは地下鉄東西で烏丸御池へと向かった。
電車に乗ること二分、烏丸御池に着いた。
朱雀さんはこのまま改札を出て自分の通う高校に、私と詩朱香は地下鉄烏丸線に乗り換えて京都駅へと向かうのだが、ここである問題が起きた!
朱雀さんと別れ烏丸線ホームに向かったときである。
「詩朱香、早くしな・・・・・・?」
「っていないし!」
あの子は何処に行ったのよ!
改札を出ようとした朱雀さんがキョロキョロしている私を見つけたのかこっちに戻ってきた。
「神姫さんどないしたん?」
「詩朱香がいないのよ」
朱雀さんにも手伝ってもらい詩朱香を探した。
ほんとに世話のかかる子だわ!
探していると朱雀さんが何かに気づいた。
「あれって詩朱香ちゃんやない?」
朱雀さんが示した方を見ると詩朱香がいた。
「ありがとう助かったわ、遅刻させるのも悪いし行ってくれ大丈夫よ」
「わかった、神姫さんたちも遅刻せんようにな」
こうして朱雀さんと別れた私は詩朱香のもとに向かった。
「詩・朱・香!」
「姉さん、どうしたんですか?」
「どうしたんですか?じゃないわよ!心配かけないで頂戴」
「ごめんなさい」
「わかればいいのよ」
こうして改めて地下鉄烏丸線で京都駅へと向かった。
移動すること約六分、私たちは京都駅に着いた。
地上に出ると詩朱香が言った。
「やっと着きましたね、凄く時間かかりましたけど」
「誰のせいよ!誰の」
私たちが通う高校に着いたが、様子がおかしかった。
正門前に生徒たちが溜まっていたのだ。
こんな時姉さんならどうするかな?
そんなことを考えていると詩朱香が言った。
「姉さんに助けてもらいましょう」
「そうね、姉さんならどうにかしてくれるわ」
そして私たちは京都駅に戻りJRに乗り、姉さんのいる大阪城病院へと向かった。
約五十分後、大阪城病院に着いた受付で姉さんのいる場所を聞いた。
どうやら姉さんは院長室にいるらしい。
私たちは院長室に向かった。
ドアをノックすると中から声がした。
「開いておる入ってこい」
「姉さん助けてください!」
「神姫!それに詩朱香も学校はどうしたのじゃ?」
私は姉さんに事情を話した。
「うむ、わかった妾に任せよ」
そう言って姉さんは携帯を取り出し誰かに電話をし始めた。
「もしもし、妾じゃ」
『紫姫紫姫か、お前から電話とは珍しい何か用か?』
「うむ、実はの」
電話を終えた姉さんが戻ってきた。
私たちは姉さんから少し待つように言われた。
待つこと十分、入口に車が止まった。
そして中から大柄の男性が出てきた。
「待たせたな、乗れ」
「ベンツ!」
姉さんは驚いた、まぁベンツで来られたら驚くわね。
移動すること一時間半、私たちの学校に着いた。
「何があったのじゃ?」
「私たちもわかりません」
そう答えると姉さんがある男子生徒に声をかけた。
「もしそこの者よいか?」
「はい!」
「何があったのじゃ?」
「俺たちにもわかりません、来たらこんな状態だったので」
中で立て籠もり事件でも起きているんじゃないでしょうね!
私はそんな不安を胸に抱きながら男子生徒に自己紹介をかねて聞いてみた。
「突然ごめんなさい、私は神怪神姫こっちは妹の詩朱香あなたは?」
「俺は醍醐桜樹」
「中には誰もいないんですか?」
私がそう聞くと桜樹君は答えた。
「俺のクラスメイトの三条京と四条魔突莉そしてここに住んでいる太秦天子がいるはずです」
これから新たな生活が始まるわ。
私はいつものように朝食の用意をしていた。
「詩朱香、いつまで寝ているの?」
「おはようございます」
今起きてきたのは、妹の詩朱香で今日から私と同じ高校に通うことになっている高校一年生。
「やっと起きたわね、ご飯できているから早く顔を洗ってきなさい」
「わかりました」
そう言って詩朱香は洗面所へと向かった。
「私は支度してくるから食べ終わったら貴女も支度するのよ」
「わかりました」
そう言って私は学校に行く支度を始めた。
それから十五分後に詩朱香が支度をし始めた。
五分後、詩朱香が出てこない。
「詩朱香、早くしなさい!」
「ごめんなさい姉さん」
私たちが外に出ると一人の女の子が立っていた。
「おはよう、神姫さん、詩朱香ちゃん」
「おはよう、朱雀さん」
今話している女の子は二条朱雀さんこの二条城に住んでいる二条狐子さんの娘である。
「ほら、詩朱香も隠れてないで挨拶しなさい」
「おはようございます、姉さん」
「私にじゃなくで朱雀さんによ!寝ぼけないで頂戴」
「ごめんなさい、おはようございます朱雀さん」
「おはよ」
この子ほんとに大丈夫かしら?
「よかったら烏丸御池まで一緒に行かへん?」
「いいわよ」
こうして私たちは地下鉄東西で烏丸御池へと向かった。
電車に乗ること二分、烏丸御池に着いた。
朱雀さんはこのまま改札を出て自分の通う高校に、私と詩朱香は地下鉄烏丸線に乗り換えて京都駅へと向かうのだが、ここである問題が起きた!
朱雀さんと別れ烏丸線ホームに向かったときである。
「詩朱香、早くしな・・・・・・?」
「っていないし!」
あの子は何処に行ったのよ!
改札を出ようとした朱雀さんがキョロキョロしている私を見つけたのかこっちに戻ってきた。
「神姫さんどないしたん?」
「詩朱香がいないのよ」
朱雀さんにも手伝ってもらい詩朱香を探した。
ほんとに世話のかかる子だわ!
探していると朱雀さんが何かに気づいた。
「あれって詩朱香ちゃんやない?」
朱雀さんが示した方を見ると詩朱香がいた。
「ありがとう助かったわ、遅刻させるのも悪いし行ってくれ大丈夫よ」
「わかった、神姫さんたちも遅刻せんようにな」
こうして朱雀さんと別れた私は詩朱香のもとに向かった。
「詩・朱・香!」
「姉さん、どうしたんですか?」
「どうしたんですか?じゃないわよ!心配かけないで頂戴」
「ごめんなさい」
「わかればいいのよ」
こうして改めて地下鉄烏丸線で京都駅へと向かった。
移動すること約六分、私たちは京都駅に着いた。
地上に出ると詩朱香が言った。
「やっと着きましたね、凄く時間かかりましたけど」
「誰のせいよ!誰の」
私たちが通う高校に着いたが、様子がおかしかった。
正門前に生徒たちが溜まっていたのだ。
こんな時姉さんならどうするかな?
そんなことを考えていると詩朱香が言った。
「姉さんに助けてもらいましょう」
「そうね、姉さんならどうにかしてくれるわ」
そして私たちは京都駅に戻りJRに乗り、姉さんのいる大阪城病院へと向かった。
約五十分後、大阪城病院に着いた受付で姉さんのいる場所を聞いた。
どうやら姉さんは院長室にいるらしい。
私たちは院長室に向かった。
ドアをノックすると中から声がした。
「開いておる入ってこい」
「姉さん助けてください!」
「神姫!それに詩朱香も学校はどうしたのじゃ?」
私は姉さんに事情を話した。
「うむ、わかった妾に任せよ」
そう言って姉さんは携帯を取り出し誰かに電話をし始めた。
「もしもし、妾じゃ」
『紫姫紫姫か、お前から電話とは珍しい何か用か?』
「うむ、実はの」
電話を終えた姉さんが戻ってきた。
私たちは姉さんから少し待つように言われた。
待つこと十分、入口に車が止まった。
そして中から大柄の男性が出てきた。
「待たせたな、乗れ」
「ベンツ!」
姉さんは驚いた、まぁベンツで来られたら驚くわね。
移動すること一時間半、私たちの学校に着いた。
「何があったのじゃ?」
「私たちもわかりません」
そう答えると姉さんがある男子生徒に声をかけた。
「もしそこの者よいか?」
「はい!」
「何があったのじゃ?」
「俺たちにもわかりません、来たらこんな状態だったので」
中で立て籠もり事件でも起きているんじゃないでしょうね!
私はそんな不安を胸に抱きながら男子生徒に自己紹介をかねて聞いてみた。
「突然ごめんなさい、私は神怪神姫こっちは妹の詩朱香あなたは?」
「俺は醍醐桜樹」
「中には誰もいないんですか?」
私がそう聞くと桜樹君は答えた。
「俺のクラスメイトの三条京と四条魔突莉そしてここに住んでいる太秦天子がいるはずです」
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