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第一章
訓練5
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「なぁ ロベルト」
「なにユウト」
「お前のさ マリーンへの好き好き光線、結構効いてるみたいだな。」
「そ そう? マリーンもぼくが好きってこと?」
「いやいや、好きになりかかってる所だな」
「ぼくはどうしたらいいの?」
「このまま成り行きでも惚れてくれるんじゃねぇかな」
「なんだよユウト、その投げやりな、ぼくの将来がかかってるんだよ」
「だってよ~、お前は、マリーンでドキドキしたり妄想したり楽しんでるよな」
「楽しんでる?ぼくは、苦しいよ」
「まぁいい。そこは問題じゃない。
俺にとって今の状態は、どうなってると思うんだ?
恋バナ好きの女子ならまだしも、俺は成人男性だぜ
甘ったるいお前のラブストーリーにいつまでも付き合ってらんねぇよ」
「僕から出てゆくってこと?」
「そうだよ、だって
このままだと
近いうちに、お前とマリーンの
『アハン ウフン♥』を見せられるんだろう
いくら精神体の俺でも、それはキツイぞ」
「そんな関係になれるかなぁ~」
「なにニヤついてんだよ。
俺が言いたいのは、そろそろ俺とお前の別れの時が近づいたってことだよ。」
「ちょっと待って、そしたらユウトの自動回復とか操作とか諸々のスキルもぼくから消えるんだよね。
それは困るよ」
「なに贅沢言ってるんだよ。本当ならロベルトはあのまま死んでたんだ。
生き返った上に恋人も手に入れて、まだ欲しがるのかよ。
俺だって、彼女作って『アハン ウフン』したいよ。
いいのか?俺がマリーンとしちゃっても……」
「そんなの嫌だよ、嫌に決まってるだろう。
ユウトはユウトで彼女作って………あっ………」
「そうだよ、体は一つなんだよ。
俺がメインキャラの時に女といい関係になったとしても、マリーンから見れば浮気なんだよ。
ロベルト お前さぁ マリーンとの訓練で人並み以上に強くなってるよ。
1年後お前が成人したら、俺は出てゆくよ。」
「ユウトたまには会いに来てくれる?」
「ハハハ、まだ先の話だよ。俺が居る内にみっちり修行するんだな」
「そうかぁ 出ていっちゃうのか、寂しくなるなぁ」
「寂しくならないように、マリーンを落とすんだろ
ムフフな日々で寂しくなんか無いよ。」
次の日、ロベルトはいつにも増して訓練に励んだ。
そして午後の体術の時間
今日からは、身体強化も使いながらの稽古が始まる。
「こんにちは、ロベルト
疲れ過ぎなかった?昨日骨折迄して、魔力いっぱい使ったでしょ」
「大丈夫だよ、夕食5人分位食べたから」
「ヘェ~ そうなんだ。あなたと結婚したら、食費が大変そうね。
王宮から出たら、どうやって稼ぐつもり?」
「まだ決めてないけど、冒険者はやるつもり。それからぼくの魔法は、土属性でしょ、建築関係とか農家もいいよなぁ」
「建築なら物理学、農家なら生物学そのへんの知識有るの」
「それは、これから身につけるよ」
「楽観的なのね」
「マリーンさえ居れば、ぼくは、きっと何にでも成れると思うんだ。」
マリーンは、顔を紅くして
「なに しれっと 恥ずかしいこと言い出すのよ。
訓練始めるわよ」
二人が身体強化した状態で体術の組手を始めると、その衝撃は空気迄揺らした。
ほんの数日前のひょろひょろのロベルトからは考えられない成長ぶりに、皆驚いていた。
「おいおい ロベルト殿下 マリーン」
アングリさんが声をかけてきた。
「悪いが、お前らの訓練は演習場でやってくれないか?
ここじゃあ狭すぎるだろ。それに、他の奴がビビっちまうからな」
「わかりました。直ぐに移動します。」マリーンが返事をした。
「ねぇマリーン 演習場ってどこに有るの?」
「城を出て、しばらく北に行った場所だけど」
「ヘェ~ 楽しみ」
「なんで?ただの荒れ地よ」
「ぼく 城から出るの初めてなんだ。
それに、マリーンと居ればどこでも楽しみだよ。」
「もう、ロベルト その恥ずかしいこと言うの禁止
訓練やめちゃうわよ」
「訓練やめて、デートにするの?」
「ロベルトのバカ 鈍感 全くもう 私だって大変なんだから、あまりドキドキさせるようなこと言わないでよ。」
マリーンは、ロベルトの手を引いて走り出した。
身体強化した二人の走りは疾風を起こす程の速さだ
「ここよ」マリーンが立止まる。
そこはカチカチに乾燥した台地に所所大きな岩が転がっていて、草木も殆ど生えて無い場所だった。
「ヤッタ~ ヒャッホー」
「どうしたの ロベルト?」
「死にそうになったあの日まで、病弱なぼくは殆どベットの上で暮らしてたんだ。
たまに部屋から出ても城から出たことは一度も無かったんだ。
初めてなんだ。城の外の世界を見るのは。
もっともっと見たいなぁ。色んな所に行ってみたい。」
「そうなんだ。死にそうになってから、急に元気になったの」
「うん、突然回復スキルが発現したんだ」
「ヘェ~ そんなこともあるのね。でも良かったわね。そのスキルでこんなに元気になれたわけだし。
これからは、たくさん色んな所に行けるわよ」
「マリーンも一緒にね!」
ロベルトはウインクをした
マリーンは身体強化して殴りかかってきた。
ロベルトも慌てて身体強化して対応する。
「いきなりだなぁー」
「こうでもしないと、またロベルトは、私をドキドキさせるでしょ。
おしおきよ。」
「愛のムチかぁ~」
「またぁ その口きけなくしてあげるわ」
マリーンの容赦無い連続パンチがロベルトに炸裂する。ボコボコになった所で飛びげりを食らって、ロベルトは吹っ飛んだ。
マリーンは、先回りして、落ちてきたロベルトに向かって拳を突き上げる。
「これでフィニッシュ。
マリーン スペシャル!」
「効く~~~」
ロベルトは再び吹っ飛んだ
「どう?私の心臓鷲掴みにした、お返しよ」
「回復スキルが無かったら3回死んでる」
「そうね。でももう治ってるんでしょ。顔も腫れて無いし。続けるわよ。」
「あのさ~ これ、ぼくのレベルアップの為の訓練だよね。一方的に、サンドバッグ状態にされてるだけのような気がするけど。」
「しょうが無いでしょ。ロベルトがあんなこと言うから。私だって興奮するわよ」
このあとロベルトはまた、顔の形が変わるほどマリーンに殴られた。
「あ~ スッキリした。
次はお楽しみ~
魔法の時間よ」
「いよいよだね。何からやるの?」
「ロベルトは土属性だから、私が水魔法でやることを土で真似してやってみて。魔力を目に集めて見ててね。」
マリーンの魔力が手に集まって来るのが見える。
「水よ いでよ」
マリーンが一言発すると彼女の手から水が湧き出した
「ほら、やってみて」
「土よ いでよ」
ぼくの手の上に小さな土の塊ができた。
「それを石にできる?硬い石に」
「石よ いでよ」
手の上に石ができた。
「そしたら、その石に、魔力を纏わせて、あの岩にぶつけて。
その一連の作業を一瞬で出来るようにするのよ。見てて」
マリーンは岩に向かって腕を突き出した。
「ウォーターバレット」
水の弾丸が連続で発射され的となった岩が削れてゆく
「すげぇ」
「感心してないで、ロベルトもやるのよ。」
「上手くできたら、今日もご褒美くれる?」
「このくらいロベルトなら直ぐ出来るでしょ。
やる前からご褒美要求しないの」
「ご褒美くれるって思うと、やる気が出るんだよ」
「仕方ない子ね。
ちゃんとできたら、後でお姉さんがご褒美あげるわよ」
「ヤッタ~ 約束だよ」
「ロックバレット!」
小石が一つ 手からふわふわと飛んで、岩に当たる前に落ちてしまった。
「どうしたの?今日はご褒美なしかなぁ。」
マリーンは、そう言ってからキスをするときみたいに口をすぼめて見せた。
「ロックバレット」
「ロックバレット」
「ロックバレット」
「ハァハァ」
ユウトが話し掛けてきた
「おいロベルト、なにしてんのお前?そんな無茶苦茶したって魔法は上手くならないぞ」
「だって」
「だってもさってもないよ。
これまでマリーンが順序だてて教えてくれたろ。
魔力ボールがあれだけ器用に動かせたんだ。
落ち着いて、一つ一つ確認して、慣れてからパワーとスピードを足せばいいんだよ」
「わかった。ちょっと焦りすぎてたんだ、ぼく」
「じゃあな。ご褒美もらえるといいな」
「うん!」
「ねぇ ロベルト なにブツブツ言ってるの?誰かと話してたみたいだったけど」
「集中するための、おまじないだよ。気にしないで」
「ロックバレット」
小石が出来て、す~っと飛んでゆき、的の岩にコツンと当たって落ちた
「これでいいんだよね。ユウト」
「その調子だ」
「ロックバレット」
3つの小石が現れて岩に向かって飛んで行く
威力もさっきよりも強くした。
「ねぇロベルト また独り言?」
「う うん ごめんね。
気になった?」
「ちょっとね。まぁでも、最初よりも良くなってるわね。何かコツつかんだ?」
「いきなりマリーンみたいにできるわけないって気づいて、ステップバイステップでやってみたんだ。
一つ一つを正確にやってみようと意識したんだ。」
「なにユウト」
「お前のさ マリーンへの好き好き光線、結構効いてるみたいだな。」
「そ そう? マリーンもぼくが好きってこと?」
「いやいや、好きになりかかってる所だな」
「ぼくはどうしたらいいの?」
「このまま成り行きでも惚れてくれるんじゃねぇかな」
「なんだよユウト、その投げやりな、ぼくの将来がかかってるんだよ」
「だってよ~、お前は、マリーンでドキドキしたり妄想したり楽しんでるよな」
「楽しんでる?ぼくは、苦しいよ」
「まぁいい。そこは問題じゃない。
俺にとって今の状態は、どうなってると思うんだ?
恋バナ好きの女子ならまだしも、俺は成人男性だぜ
甘ったるいお前のラブストーリーにいつまでも付き合ってらんねぇよ」
「僕から出てゆくってこと?」
「そうだよ、だって
このままだと
近いうちに、お前とマリーンの
『アハン ウフン♥』を見せられるんだろう
いくら精神体の俺でも、それはキツイぞ」
「そんな関係になれるかなぁ~」
「なにニヤついてんだよ。
俺が言いたいのは、そろそろ俺とお前の別れの時が近づいたってことだよ。」
「ちょっと待って、そしたらユウトの自動回復とか操作とか諸々のスキルもぼくから消えるんだよね。
それは困るよ」
「なに贅沢言ってるんだよ。本当ならロベルトはあのまま死んでたんだ。
生き返った上に恋人も手に入れて、まだ欲しがるのかよ。
俺だって、彼女作って『アハン ウフン』したいよ。
いいのか?俺がマリーンとしちゃっても……」
「そんなの嫌だよ、嫌に決まってるだろう。
ユウトはユウトで彼女作って………あっ………」
「そうだよ、体は一つなんだよ。
俺がメインキャラの時に女といい関係になったとしても、マリーンから見れば浮気なんだよ。
ロベルト お前さぁ マリーンとの訓練で人並み以上に強くなってるよ。
1年後お前が成人したら、俺は出てゆくよ。」
「ユウトたまには会いに来てくれる?」
「ハハハ、まだ先の話だよ。俺が居る内にみっちり修行するんだな」
「そうかぁ 出ていっちゃうのか、寂しくなるなぁ」
「寂しくならないように、マリーンを落とすんだろ
ムフフな日々で寂しくなんか無いよ。」
次の日、ロベルトはいつにも増して訓練に励んだ。
そして午後の体術の時間
今日からは、身体強化も使いながらの稽古が始まる。
「こんにちは、ロベルト
疲れ過ぎなかった?昨日骨折迄して、魔力いっぱい使ったでしょ」
「大丈夫だよ、夕食5人分位食べたから」
「ヘェ~ そうなんだ。あなたと結婚したら、食費が大変そうね。
王宮から出たら、どうやって稼ぐつもり?」
「まだ決めてないけど、冒険者はやるつもり。それからぼくの魔法は、土属性でしょ、建築関係とか農家もいいよなぁ」
「建築なら物理学、農家なら生物学そのへんの知識有るの」
「それは、これから身につけるよ」
「楽観的なのね」
「マリーンさえ居れば、ぼくは、きっと何にでも成れると思うんだ。」
マリーンは、顔を紅くして
「なに しれっと 恥ずかしいこと言い出すのよ。
訓練始めるわよ」
二人が身体強化した状態で体術の組手を始めると、その衝撃は空気迄揺らした。
ほんの数日前のひょろひょろのロベルトからは考えられない成長ぶりに、皆驚いていた。
「おいおい ロベルト殿下 マリーン」
アングリさんが声をかけてきた。
「悪いが、お前らの訓練は演習場でやってくれないか?
ここじゃあ狭すぎるだろ。それに、他の奴がビビっちまうからな」
「わかりました。直ぐに移動します。」マリーンが返事をした。
「ねぇマリーン 演習場ってどこに有るの?」
「城を出て、しばらく北に行った場所だけど」
「ヘェ~ 楽しみ」
「なんで?ただの荒れ地よ」
「ぼく 城から出るの初めてなんだ。
それに、マリーンと居ればどこでも楽しみだよ。」
「もう、ロベルト その恥ずかしいこと言うの禁止
訓練やめちゃうわよ」
「訓練やめて、デートにするの?」
「ロベルトのバカ 鈍感 全くもう 私だって大変なんだから、あまりドキドキさせるようなこと言わないでよ。」
マリーンは、ロベルトの手を引いて走り出した。
身体強化した二人の走りは疾風を起こす程の速さだ
「ここよ」マリーンが立止まる。
そこはカチカチに乾燥した台地に所所大きな岩が転がっていて、草木も殆ど生えて無い場所だった。
「ヤッタ~ ヒャッホー」
「どうしたの ロベルト?」
「死にそうになったあの日まで、病弱なぼくは殆どベットの上で暮らしてたんだ。
たまに部屋から出ても城から出たことは一度も無かったんだ。
初めてなんだ。城の外の世界を見るのは。
もっともっと見たいなぁ。色んな所に行ってみたい。」
「そうなんだ。死にそうになってから、急に元気になったの」
「うん、突然回復スキルが発現したんだ」
「ヘェ~ そんなこともあるのね。でも良かったわね。そのスキルでこんなに元気になれたわけだし。
これからは、たくさん色んな所に行けるわよ」
「マリーンも一緒にね!」
ロベルトはウインクをした
マリーンは身体強化して殴りかかってきた。
ロベルトも慌てて身体強化して対応する。
「いきなりだなぁー」
「こうでもしないと、またロベルトは、私をドキドキさせるでしょ。
おしおきよ。」
「愛のムチかぁ~」
「またぁ その口きけなくしてあげるわ」
マリーンの容赦無い連続パンチがロベルトに炸裂する。ボコボコになった所で飛びげりを食らって、ロベルトは吹っ飛んだ。
マリーンは、先回りして、落ちてきたロベルトに向かって拳を突き上げる。
「これでフィニッシュ。
マリーン スペシャル!」
「効く~~~」
ロベルトは再び吹っ飛んだ
「どう?私の心臓鷲掴みにした、お返しよ」
「回復スキルが無かったら3回死んでる」
「そうね。でももう治ってるんでしょ。顔も腫れて無いし。続けるわよ。」
「あのさ~ これ、ぼくのレベルアップの為の訓練だよね。一方的に、サンドバッグ状態にされてるだけのような気がするけど。」
「しょうが無いでしょ。ロベルトがあんなこと言うから。私だって興奮するわよ」
このあとロベルトはまた、顔の形が変わるほどマリーンに殴られた。
「あ~ スッキリした。
次はお楽しみ~
魔法の時間よ」
「いよいよだね。何からやるの?」
「ロベルトは土属性だから、私が水魔法でやることを土で真似してやってみて。魔力を目に集めて見ててね。」
マリーンの魔力が手に集まって来るのが見える。
「水よ いでよ」
マリーンが一言発すると彼女の手から水が湧き出した
「ほら、やってみて」
「土よ いでよ」
ぼくの手の上に小さな土の塊ができた。
「それを石にできる?硬い石に」
「石よ いでよ」
手の上に石ができた。
「そしたら、その石に、魔力を纏わせて、あの岩にぶつけて。
その一連の作業を一瞬で出来るようにするのよ。見てて」
マリーンは岩に向かって腕を突き出した。
「ウォーターバレット」
水の弾丸が連続で発射され的となった岩が削れてゆく
「すげぇ」
「感心してないで、ロベルトもやるのよ。」
「上手くできたら、今日もご褒美くれる?」
「このくらいロベルトなら直ぐ出来るでしょ。
やる前からご褒美要求しないの」
「ご褒美くれるって思うと、やる気が出るんだよ」
「仕方ない子ね。
ちゃんとできたら、後でお姉さんがご褒美あげるわよ」
「ヤッタ~ 約束だよ」
「ロックバレット!」
小石が一つ 手からふわふわと飛んで、岩に当たる前に落ちてしまった。
「どうしたの?今日はご褒美なしかなぁ。」
マリーンは、そう言ってからキスをするときみたいに口をすぼめて見せた。
「ロックバレット」
「ロックバレット」
「ロックバレット」
「ハァハァ」
ユウトが話し掛けてきた
「おいロベルト、なにしてんのお前?そんな無茶苦茶したって魔法は上手くならないぞ」
「だって」
「だってもさってもないよ。
これまでマリーンが順序だてて教えてくれたろ。
魔力ボールがあれだけ器用に動かせたんだ。
落ち着いて、一つ一つ確認して、慣れてからパワーとスピードを足せばいいんだよ」
「わかった。ちょっと焦りすぎてたんだ、ぼく」
「じゃあな。ご褒美もらえるといいな」
「うん!」
「ねぇ ロベルト なにブツブツ言ってるの?誰かと話してたみたいだったけど」
「集中するための、おまじないだよ。気にしないで」
「ロックバレット」
小石が出来て、す~っと飛んでゆき、的の岩にコツンと当たって落ちた
「これでいいんだよね。ユウト」
「その調子だ」
「ロックバレット」
3つの小石が現れて岩に向かって飛んで行く
威力もさっきよりも強くした。
「ねぇロベルト また独り言?」
「う うん ごめんね。
気になった?」
「ちょっとね。まぁでも、最初よりも良くなってるわね。何かコツつかんだ?」
「いきなりマリーンみたいにできるわけないって気づいて、ステップバイステップでやってみたんだ。
一つ一つを正確にやってみようと意識したんだ。」
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