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第一章
悲しい性
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「喧嘩をやめて
二人を止めて
私のために争わないで
もうこれ以上」
ボロボロになってもまだ戦っている勇者エニクスと魔王サツマのそばで、私は泣いていた。
勇者と魔王の戦いは、決着がつかないまま7日目を迎えていた。
「もういいだろう 二人とも」
剣を持って立っているのもやっとの二人の間に、風使いのマタサブローが割って入った。
「マタサブロー、お前!男同士の勝負に」
「肝心の彼女をあんなに泣かせて、いつまでも二人ともなにやってんだ!
誰にも死んで欲しくないんだよ!ビアンカは!」
こうして「勇者と魔王の7日間戦争」は幕となった。
公式には、勇者が魔王を倒したことになってるが、実際は
ビアンカは、サキュバスとして、魔王の愛人として暮らしていた。
そして、魔王の命令で密偵として、勇者のパーティーに潜入した。誘惑のスキルを使い、勇者のエニクスと深い仲になるのに、それほど時間を必要としなかった。
が、ある時勇者が、この誘惑に対して耐性があることがわかった。
それを知ると、ビアンカはどんどんエニクスに惹かれ好きになっていった。
「全くどっちが、誘惑スキル持ちよ」
そして決戦前日
ビアンカはエニクスに全てを打ち明けた。
魔王サツマの女であったこと。
エニクスのパーティーにスパイとして入ったこと。
エニクスに色仕掛けをしたこと。
今は本気でエニクスを愛していること。
そして今も尚、魔王サツマのことも同じように愛していることを。
翌日魔王との決戦
勇者はパーティーメンバーの前で、魔王と対峙した
「魔王サツマ!ぼくはここで一対一の決闘を申込む!誰も介入させない!ビアンカを取り戻したかったら、ぼくを倒してからにしろ」
「なにぃ!ワシとビアンカの繋がりは、そんな安っぽいものではないわ!」
こうして、二人の決闘が始まったのだった。
形式上、勇者パーティーが勝利したことになってるが、戦いは手打ちで終わった。
これを期に魔王は兵を引き平和が訪れた。
勇者エニクスは、周りの皆からチヤホヤされたが、これまで長年戦いに身を置いてきた者が、突然戦う理由が消滅して。全てにやる気を失っていた。
「戦いたい。誰でもいいから殴りたい。斬り殺したい。ぶっ飛ばしたい」
「心の声がだだ漏れよ」
白魔道士のフローラが声をかけた。
「私の部屋に来てくれる。あなたを癒やしてあげるわ」
エニクスは、誘われるままにフローラと関係をもった。
ビアンカは魔王の元には戻らずエニクスたちと共に居た。
エニクスとフローラの関係には
直ぐに気づいたが、エニクスを咎める気はなかった。
エニクスは、毎日夜はビアンカと共に過ごし、昼間時々フローラの所に通っていた。
その日私は、エニクスがフローラの部屋に入って行くのを見かけてしまった。
わかってるわ、今のあなたは、私一人じゃ癒しきれない。
でも、私も辛い。
私は風使いのマタサブローに「魅惑」スキルを使って、彼と関係をもった。
それから2ヶ月後、私は妊娠していることがわかった。
そして妊娠8ヶ月の時に、双子を宿してる事がわかった。
出産すると一人は男の子で、勇者と私の魔力を持っていたわ。それがジン。
そしてもう一人は女の子、エニクスではなく、マタサブローと私の魔力を持っていたの。
マタサブローは、「自分の子をエニクスの子供にはしたくないから」とあなたを連れていったわ。そして、何日かして「ポッキーの町のヒデさん夫婦に預けた。こどもの名前はフウリンにした。ヤマトの国にある、風で音がなるベルからとった」と連絡がきたの。
私は、その夫婦のためにも、あなたには、もう会わないつもりだった。
だけどまさか、ジンが結婚する相手だとしたら、話は別よ。
もう一度言うわ。あなたたちは、兄妹よ。
でもまあ、戸籍上は他人だし、私と、エニクスとマタサブローとサツマの4人以外は知らないことだから、二人がこのことを知っても一緒になりたいのならとめないわ。
古代よりよく有ることよ。
二人を止めて
私のために争わないで
もうこれ以上」
ボロボロになってもまだ戦っている勇者エニクスと魔王サツマのそばで、私は泣いていた。
勇者と魔王の戦いは、決着がつかないまま7日目を迎えていた。
「もういいだろう 二人とも」
剣を持って立っているのもやっとの二人の間に、風使いのマタサブローが割って入った。
「マタサブロー、お前!男同士の勝負に」
「肝心の彼女をあんなに泣かせて、いつまでも二人ともなにやってんだ!
誰にも死んで欲しくないんだよ!ビアンカは!」
こうして「勇者と魔王の7日間戦争」は幕となった。
公式には、勇者が魔王を倒したことになってるが、実際は
ビアンカは、サキュバスとして、魔王の愛人として暮らしていた。
そして、魔王の命令で密偵として、勇者のパーティーに潜入した。誘惑のスキルを使い、勇者のエニクスと深い仲になるのに、それほど時間を必要としなかった。
が、ある時勇者が、この誘惑に対して耐性があることがわかった。
それを知ると、ビアンカはどんどんエニクスに惹かれ好きになっていった。
「全くどっちが、誘惑スキル持ちよ」
そして決戦前日
ビアンカはエニクスに全てを打ち明けた。
魔王サツマの女であったこと。
エニクスのパーティーにスパイとして入ったこと。
エニクスに色仕掛けをしたこと。
今は本気でエニクスを愛していること。
そして今も尚、魔王サツマのことも同じように愛していることを。
翌日魔王との決戦
勇者はパーティーメンバーの前で、魔王と対峙した
「魔王サツマ!ぼくはここで一対一の決闘を申込む!誰も介入させない!ビアンカを取り戻したかったら、ぼくを倒してからにしろ」
「なにぃ!ワシとビアンカの繋がりは、そんな安っぽいものではないわ!」
こうして、二人の決闘が始まったのだった。
形式上、勇者パーティーが勝利したことになってるが、戦いは手打ちで終わった。
これを期に魔王は兵を引き平和が訪れた。
勇者エニクスは、周りの皆からチヤホヤされたが、これまで長年戦いに身を置いてきた者が、突然戦う理由が消滅して。全てにやる気を失っていた。
「戦いたい。誰でもいいから殴りたい。斬り殺したい。ぶっ飛ばしたい」
「心の声がだだ漏れよ」
白魔道士のフローラが声をかけた。
「私の部屋に来てくれる。あなたを癒やしてあげるわ」
エニクスは、誘われるままにフローラと関係をもった。
ビアンカは魔王の元には戻らずエニクスたちと共に居た。
エニクスとフローラの関係には
直ぐに気づいたが、エニクスを咎める気はなかった。
エニクスは、毎日夜はビアンカと共に過ごし、昼間時々フローラの所に通っていた。
その日私は、エニクスがフローラの部屋に入って行くのを見かけてしまった。
わかってるわ、今のあなたは、私一人じゃ癒しきれない。
でも、私も辛い。
私は風使いのマタサブローに「魅惑」スキルを使って、彼と関係をもった。
それから2ヶ月後、私は妊娠していることがわかった。
そして妊娠8ヶ月の時に、双子を宿してる事がわかった。
出産すると一人は男の子で、勇者と私の魔力を持っていたわ。それがジン。
そしてもう一人は女の子、エニクスではなく、マタサブローと私の魔力を持っていたの。
マタサブローは、「自分の子をエニクスの子供にはしたくないから」とあなたを連れていったわ。そして、何日かして「ポッキーの町のヒデさん夫婦に預けた。こどもの名前はフウリンにした。ヤマトの国にある、風で音がなるベルからとった」と連絡がきたの。
私は、その夫婦のためにも、あなたには、もう会わないつもりだった。
だけどまさか、ジンが結婚する相手だとしたら、話は別よ。
もう一度言うわ。あなたたちは、兄妹よ。
でもまあ、戸籍上は他人だし、私と、エニクスとマタサブローとサツマの4人以外は知らないことだから、二人がこのことを知っても一緒になりたいのならとめないわ。
古代よりよく有ることよ。
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