魔法使いフウリン

烏帽子 博

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第二章

好みは

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「そういえばフウリン、この半年で、育ったわね」
ビアンカが、胸を揉んできた

「やめてくださいよ!」

「身体もサキュバスらしくなって来たわね、衣装も魔法使い風はもうやめなさい」

「ビアンカと同じ様なカッコするんですか?」
ビアンカは、だいたいバニースーツだ

「何もお揃いじゃなくていいわよ。ブラとショートパンツでいいんじゃない?動きやすいわよ」

「ちょっと寒そう」

「魔法纏えばいいんじゃない」



こんな格好の二人が酒場につくと、直ぐに男が寄ってくる。

ー 魅惑スキルいらないわね ー

ー そりゃ私たちみたいないい女、そうは居ないわよ ー

ー 見るからにエロいもんね ー

ーでも、ちゃんと選ばなきゃ駄目よ、見ためよりタフさよ ー

ー 慣れるまでは、イケメンにしたいなぁ ー

ー いいわよ、後悔するのはあなただから、おすすめは、ハゲか天パーで毛深くて脂ぎってて、指が太い男 ー

ー それは、初心者にはハードル高過ぎますよ ー

ー ところでフウリン、記憶の消去はできる?ー

ー へっ?何ですかそれ ー

ー できないの?それじゃあ、ヤバイわよ。夜伽の相手とは、いつも初めてにしなきゃ。そして、仲良くしたことを忘れてもらわないと、アイツとやった!なんて吹聴するバカも居るわよ。次にあったときに馴れ馴れしいヤツも嫌でしょー

ー そうですね。で、どうしたら忘れてもらえるの?ー

ー 精を全部取り込む迄は、出来るわよね。ー

ー そこまでは、できます。ー

ー 繋がってる時に、魔力を送り込んで、記憶と感覚を消すのが一番簡単よ。
慣れたら、後から別れ際の軽い触れ合いでもできるようになるはずよ。ー

ー 試しに、あなたの記憶に今からアクセスするから、抵抗してみてー

ビアンカに手を握られた
一旦、ビアンカの昨日の、情事が流れ込んで、その後跡形なく消えた。

ー 抵抗してみてって言ったわよね。あなたそれじゃあ無抵抗よ。
もう一度行くわよ ー

ー ビアンカが、記憶のその部分を包んで、取り出そうとしているのを感じた ー

ー これは、渡さない ー

ー できるじゃない。今度は私の中から、引き抜いてみて ー

ー えっ、ウソ!ビアンカ!ソーハさんともしたのね。それを引き抜いて……ー

ー それは、消させないわよ。彼にはちょっと本気なの
忘れさせる技、ちゃんと使えそうね ー

ー 相手の記憶 イジれちゃうって凄い!ー

ー そこは、自分とその人とのカラミ部分限定よ。サキュバスに備わった力ね。他は消したり書き換えたりとかは出来ないから ー

ー 万能ではないんですね。それでビアンカは、どの人にするの?ー

ー 先に選んでいいわよ。私もたまにはイケメンにしようかしら ー


私はカウンターで一人飲んでた巻毛の男に「魅惑」を使った。

ー 悪くない選択ね ー

ー ビアンカももしかして狙ってた?ー

ー 候補には入れてたけどね。問題無いわよ ー



選択は間違ってなかった。
4回目に男が果てた後、私は彼の記憶を拭い取った。
そのまま眠りについたのを確認して、部屋から出た。

ー ビアンカ ミッション終わったわ ー

ー 了解!先に行って。 先に帰ってていいわよ。ー

私は、今男から取り込んだ精を魔力として取り込んで、高揚感が増している。
風魔法ではなく魔力で空を飛んで帰路についた。
星空の下、グングンスピードを上げてみる。
急上昇して、キリモミ急降下
「ヒャッホー」
ハイな気分だ!
男との行為はとても気持ちいい
でも、魔力として取り込んだこの感覚は、それ以上だ。
これがビアンカが言ってたことね。
サキュバスとして生きる喜びが身体を満たしている。

ー フウリン 私もこれから帰るわよ、アチコチ飛び回ってるみたいだけど、家に戻って ー

ビアンカの魔力を辿って飛んでゆくと、キラキラと光の粒を撒きながらビアンカが飛んできた

ー ビアンカ そのキラキラした光の粒 綺麗 私もできるのかしら?ー

ー ちょっと無理ね。私は、光属性だから出来るのよ。あなたは風でしょ。属性に合ったパフォーマンスがいいわよ。ー

ー キラキラ、やって見たかったなぁー

ー それじゃあ、ちょっと下に降りて ー

ビアンカは、地面の砂を集めて
そこに魔力を注ぐと、砂粒がキラキラ光り出した

「これを撒きながら飛んでみたら、疑似体験できるわね」

ビアンカは光る砂を私に渡してから、自らもいつも以上に光の粒を撒きながら飛び上がった。

「やっぱり。凄く綺麗」

私も渡された光る砂を少しずつ撒きながら、空を舞った。

ー 妖精になったみたい ー

ー でも淫魔よ、サキュバスのフウリン ー

ー ビアンカの意地悪。少しは乙女させてよ ー

ー 毎夜別の男を漁る淫魔が乙女とは? ハハハ ー

ー もう! 夢が無いわね ー
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