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第二章
蟻の巣
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「目指せ妖精のランプへ!出発!」
「犬ぞりで半月かかる行程ってどの位の距離かしら?」
「ピノの町迄が3週間位だから、その2/3って所かな。大体の場所はわかるから、その位行ったら、ゆっくり飛んでくれるかな」
「ヒューリ、頼りになるわね。ナビゲーター宜しくね」
「あっ ストップ ストップ!
もうとっくに通り過ぎてるよ」
ー リタ どうしたの急に止まって ー
ー ナビのヒューリによると、もう通り過ぎてるらしいです ー
ー わかったわ。また後ついてくから宜しくね ー
ー 畏まりました ー
「でも、そんなに距離飛んでないわよ」
「犬ぞりの時には、さっき飛び越えた山を迂回するからそれだけ時間がかかるんだ。
こんなふうに山を飛び越えたショートカットだと、とっくに行き過ぎだよ」
「そうなんだ。でも湖は無かったわよ。」
「今の時季、湖は氷ってて、その上雪が積もっているから、平原と見分けがつかないよ」
「ヒューリは何でわかるの?
こんなふうに上から見るのは初めてだけど、周りの山とかの景色だよ。
リタ 戻りながら、なるべく低く飛んでみてくれないか」
「了解!」
ほどなく、湖の中程にある祠に到着した。
「ここまでは何のフェイクもないわね」
祠の中には、地下へと続く階段が有った。
「当然ここを進むのよね」
マリアはヒューリにしがみついている。
「リタ、ここはラブラブ組に任せてみて、危なそうなら助けに入りましょ」
「師匠、了解しました」
先頭のヒューリの肩に手をかけマリアが続く、その後ろをリタと私が並んで歩いている。
ー そろそろですね ー
ー そうだな、さて二人は、どうするかな ー
リタとは念話で話している。
私たちは、探知を使って魔物の数や場所がわかっている
ソルジャーアントが現れた
ヒューリが向かい撃とうとダッシュ
しようとしたが、マリアにガシっと掴まれてた
「マリア、離してくれ!これじゃ戦えない!
マリア!」
マリアはヒューリを掴んで固まっている。
「来た来た、ヤバイヤバイ」ヒューリは焦っている。
ー 仕方ないわね、リタやって ー
「水撃!」
リタの手から発射された水の弾が、ソルジャーアントを貫通して、倒した。
「マリア、どうしたの?」
「恐くて、足がすくんで、ヒューリに何か有ったらって思ったら、もっと恐くなって……ゴメンナサイ」
「びびって固まった所悪いが、今倒した奴は斥候だ、マーキングされたからワンサカ仲間が攻めてくるわよ。」
通路の奥から押し寄せて来る足音と沢山の目が光って見える。
「ギャァ~~~ 来ないで~~~」
マリアが叫びながら、両手を突き出すと光の弾がそこから飛び出した。
弾がソルジャーアントに触れるとその途端、ソルジャーアントは消滅した。
そして、次のソルジャーアントも、その次も……
マリアの打ち出した光の弾は、軌道を変えながら、全てのソルジャーアントを一層した。
マリアは、一瞬ほっとした顔をして、ヒューリの腕の中に、崩れ落ちた。
ソルジャーアントを倒す間マリアは、何か呪文を言うようにブツブツ言っていた。
「ヒューリ マリアが何か言ってたのは、何かの呪文詠唱?あなた一番そばに居たから聞こえたでしょ」
「アハハ 呪文詠唱とかじゃ有りませんよ。普通の言葉でした」
「そうなんだ。で、なんて言ってたの?」
「虫嫌い 虫怖い 虫死ね全部死ね だいたいこんな感じです」
「アハハ そうなんだ!マリアはそんなに虫嫌いか。」
それにしてもだ
たぶんアレは、ビアンカの言う「浄化」だろう
触れた瞬間にソルジャーアントは消えて行った。
軌道も自在に変えられるとなると、私に向けられたら、防ぐ手はあるのかしら。
そうしてる内にまた、ソルジャーアントがやって来た。
「ヒューリ マリアは、こっちに預かるわ。あなたのレベルアップにちょうどいい相手ね、頑張って。
ちなみにここは、ダンジョンじゃあなくて、蟻の巣の中よ」
「少しは、助けてくれるんだろ」
「骨くらい拾ってあげるから心配しないで」
「ええ~~」
「冗談よ」
「こんな時に、冗談はやめてくれ!」
ー リタ お手本見せてあげて、ゆっくりな動きでヒューリにもわかるようにね ー
ー ゆっくりかぁ 難しそう
でもやってみます ー
リタは、ヒューリと戦ってるソルジャーアントを水撃で倒してから、その奥のソルジャーアントに向かって行った
「ヒューリ 私の戦い方見てて」
リタのそれは、まさに剣舞だ
ソルジャーアントは前の脚でリタを捕まえようとしたり、噛みつこうとしてくる。
それを華麗に舞う動きで避けながら、ソルジャーアントの関節を狙って剣をふるう。
ソルジャーアントが、噛みつこうとしてくる。
リタは、それを避けると、触覚を切り落とした。
ソルジャーアントの動きが鈍った所で、頭と胴の間の関節に斬り付けた
ソルジャーアントは体を二分され動かなくなった。
リタが最後に胴の核を切り捨てると、ソルジャーアントは魔石を残して消えた。
「もう一丁、別バージョン行くわよ」
リタは、新たなソルジャーアントに対して、振り下ろしてくる前脚を跳ね上げ、スライディングして懐に飛び込み、いきなり核を斬りつけた。
あっという間に、ソルジャーアントは、魔石となって地面に転がった。
「犬ぞりで半月かかる行程ってどの位の距離かしら?」
「ピノの町迄が3週間位だから、その2/3って所かな。大体の場所はわかるから、その位行ったら、ゆっくり飛んでくれるかな」
「ヒューリ、頼りになるわね。ナビゲーター宜しくね」
「あっ ストップ ストップ!
もうとっくに通り過ぎてるよ」
ー リタ どうしたの急に止まって ー
ー ナビのヒューリによると、もう通り過ぎてるらしいです ー
ー わかったわ。また後ついてくから宜しくね ー
ー 畏まりました ー
「でも、そんなに距離飛んでないわよ」
「犬ぞりの時には、さっき飛び越えた山を迂回するからそれだけ時間がかかるんだ。
こんなふうに山を飛び越えたショートカットだと、とっくに行き過ぎだよ」
「そうなんだ。でも湖は無かったわよ。」
「今の時季、湖は氷ってて、その上雪が積もっているから、平原と見分けがつかないよ」
「ヒューリは何でわかるの?
こんなふうに上から見るのは初めてだけど、周りの山とかの景色だよ。
リタ 戻りながら、なるべく低く飛んでみてくれないか」
「了解!」
ほどなく、湖の中程にある祠に到着した。
「ここまでは何のフェイクもないわね」
祠の中には、地下へと続く階段が有った。
「当然ここを進むのよね」
マリアはヒューリにしがみついている。
「リタ、ここはラブラブ組に任せてみて、危なそうなら助けに入りましょ」
「師匠、了解しました」
先頭のヒューリの肩に手をかけマリアが続く、その後ろをリタと私が並んで歩いている。
ー そろそろですね ー
ー そうだな、さて二人は、どうするかな ー
リタとは念話で話している。
私たちは、探知を使って魔物の数や場所がわかっている
ソルジャーアントが現れた
ヒューリが向かい撃とうとダッシュ
しようとしたが、マリアにガシっと掴まれてた
「マリア、離してくれ!これじゃ戦えない!
マリア!」
マリアはヒューリを掴んで固まっている。
「来た来た、ヤバイヤバイ」ヒューリは焦っている。
ー 仕方ないわね、リタやって ー
「水撃!」
リタの手から発射された水の弾が、ソルジャーアントを貫通して、倒した。
「マリア、どうしたの?」
「恐くて、足がすくんで、ヒューリに何か有ったらって思ったら、もっと恐くなって……ゴメンナサイ」
「びびって固まった所悪いが、今倒した奴は斥候だ、マーキングされたからワンサカ仲間が攻めてくるわよ。」
通路の奥から押し寄せて来る足音と沢山の目が光って見える。
「ギャァ~~~ 来ないで~~~」
マリアが叫びながら、両手を突き出すと光の弾がそこから飛び出した。
弾がソルジャーアントに触れるとその途端、ソルジャーアントは消滅した。
そして、次のソルジャーアントも、その次も……
マリアの打ち出した光の弾は、軌道を変えながら、全てのソルジャーアントを一層した。
マリアは、一瞬ほっとした顔をして、ヒューリの腕の中に、崩れ落ちた。
ソルジャーアントを倒す間マリアは、何か呪文を言うようにブツブツ言っていた。
「ヒューリ マリアが何か言ってたのは、何かの呪文詠唱?あなた一番そばに居たから聞こえたでしょ」
「アハハ 呪文詠唱とかじゃ有りませんよ。普通の言葉でした」
「そうなんだ。で、なんて言ってたの?」
「虫嫌い 虫怖い 虫死ね全部死ね だいたいこんな感じです」
「アハハ そうなんだ!マリアはそんなに虫嫌いか。」
それにしてもだ
たぶんアレは、ビアンカの言う「浄化」だろう
触れた瞬間にソルジャーアントは消えて行った。
軌道も自在に変えられるとなると、私に向けられたら、防ぐ手はあるのかしら。
そうしてる内にまた、ソルジャーアントがやって来た。
「ヒューリ マリアは、こっちに預かるわ。あなたのレベルアップにちょうどいい相手ね、頑張って。
ちなみにここは、ダンジョンじゃあなくて、蟻の巣の中よ」
「少しは、助けてくれるんだろ」
「骨くらい拾ってあげるから心配しないで」
「ええ~~」
「冗談よ」
「こんな時に、冗談はやめてくれ!」
ー リタ お手本見せてあげて、ゆっくりな動きでヒューリにもわかるようにね ー
ー ゆっくりかぁ 難しそう
でもやってみます ー
リタは、ヒューリと戦ってるソルジャーアントを水撃で倒してから、その奥のソルジャーアントに向かって行った
「ヒューリ 私の戦い方見てて」
リタのそれは、まさに剣舞だ
ソルジャーアントは前の脚でリタを捕まえようとしたり、噛みつこうとしてくる。
それを華麗に舞う動きで避けながら、ソルジャーアントの関節を狙って剣をふるう。
ソルジャーアントが、噛みつこうとしてくる。
リタは、それを避けると、触覚を切り落とした。
ソルジャーアントの動きが鈍った所で、頭と胴の間の関節に斬り付けた
ソルジャーアントは体を二分され動かなくなった。
リタが最後に胴の核を切り捨てると、ソルジャーアントは魔石を残して消えた。
「もう一丁、別バージョン行くわよ」
リタは、新たなソルジャーアントに対して、振り下ろしてくる前脚を跳ね上げ、スライディングして懐に飛び込み、いきなり核を斬りつけた。
あっという間に、ソルジャーアントは、魔石となって地面に転がった。
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