愛犬は、ウサ耳ロリ獣人に転生してチートスキル持ち

烏帽子 博

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第3章

スカラベ

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デビルボアを倒してからのクレアの復活は、凄まじかった。

攻撃された時の姿が嘘のようだ

「命じます。オーク共よ死になさい」

スキル『高飛車』が絶好調だ。
デビルボアを倒した経験値でレベルアップしたのも影響して、向かうところ敵なしだ。

クレアが念話も使いこなすようになって、旅は賑やかになった。

この時になって初めて、実はクレアがおしゃべりだったと気づかされた。
キャロとブルースは、うなずき係となり。ひたすらクレアのモノローグを聞かされた。

夕方にはサマンドールの隣町グラスコに到着した。
ギルドで魔物を換金してから、ギルドから薦められた宿を確保して、宿の食堂兼居酒屋で3人は、食事をしていた。

三人が、食事をしている所に一人の男がやって来た。

「やっぱりそうだ。
お前はキャロだろ。
死んだと思って心配したんだぞ」

キャロは、逃げるようにブルースの後ろに隠れた。

「なぁに 俺から隠れるこたあ無いだろ」

「私は、ブルース・ローズウォール男爵だ、そして、こちらはクレア・モーリス伯爵令嬢だ。我々の連れのキャロの知り合いらしいが、失礼だぞ。」

「えっ はっ ははぁ
おみそれ致しました申し訳ございません。
わたくし、しがない商人のスカラベと申します。
死んだと思っておりましたキャロが生きておりましたので、嬉しくなりましてつい失礼を
どうぞ、お許し下さい。」

そこでクレアが、すくっと立ち上がり『高飛車』を発動した。

「お前は何故キャロが死んだと思ったのだ」

「それは、キャロを預けた先の者が、一家惨殺されたと知ったからです」

「スカラベとやら、私のスキルは、命令なのだ。
お前は私に嘘をついたら死ね
わかるな、この命令の意味は、今以降私の質問に嘘をつかないように気をつけるのが身のためだぞ。」

「一家惨殺されたのは、どこの誰だ」

「トンズラー一家でございます」

「どうして、そこにキャロを預けたのだ」

「トンズラーが、キャロを欲しがったので」

「商売人のお前が、ただでキャロを渡すことは無いな。
どんな取引だ」

「それは、話すわけにはいきません。」

「私の質問に答えなければ、お前の足に激痛を走らせるぞ
命令を追加したぞ
さぁ 話せ」

「あなた様 クレア・モーリス伯爵令嬢の殺害の依頼です。」

「そうか、では、何故お前は知りもしない私の殺害を計ったのだ
誰かに依頼されたのか。」

「そんなこと話したら、私はこの先生きて行けません。
イテテテ あ 足がぁ~~」

スカラベは、痛みで気絶してしまった。

「キャロ コイツ回復させてくれる」

「は~~い」

キャロは、スカラベにスライムポーションを打った。

「もう一度問う。誰がお前に、私の殺害を依頼したか教えなさい。」

「ドラゴ男爵でございます。」

「契約書はあるか」

「ございません。ウッ」


スカラベは、最後にわざと嘘をついて死を選んだようだ。

『キャロ、スカラベの持物に契約書があるか、調べてくれ』

キャロは、スカラベの亡骸を収納した。

『ポケットの中には、それらしい物は無かったわ』

『ブルース、ここの守備隊はサマンドールの者よ、サマンドール辺境伯に都合の悪いことは、隠蔽される恐れがあるわ。
我々が先に証拠類を見つけないと。』

クレアは、食堂に居合わせた人たちに向かって宣言した。

「私たちは、私への暗殺未遂事件の真相を調べねばならない。
スカラベを始めとした主犯を追い詰める為にも、今しばらくここで見聞きしたことを内密にしていただきたい。
あまりやりたくはないが
皆に命ずる。この秘密を漏らそうとしたものは、気絶する程の頭痛に襲われる。」

その後、スカラベの借りた部屋も調べたが、証拠類は出なかった。

「ブルース、スカラベ失踪は、2~3日で問題になると思うわ、それまでにスカラベ商会を調べないと証拠隠滅されるかも知れないわ。
急いでサマンドールに行きましょう。」

「明日 日の出と共に出発しよう」



□□□□□□□□





「ひゃあー アアアア
だめだめ 速い恐い 速い恐い
キャロ キャロー スロープリーズ」

『急いでるんだから、仕方ないわよ。』

『クレア 自分の前に風魔法でバリヤを張ると楽になるよ』

『ブルース それ早く言ってよ~』



□□□□□



昼前にサマンドールに3人は着いたが


「うぇ~ レロレロレロレロレロ」


クレアは、グロッキーだ。


「ブルース~~
クリーン プリーズ」


三人は貴族用の入口からすんなりと街に入った。
今回は、ポリポリで冒険者カードを貴族用に書き換えてたので、止められることはなかった。

スカラベ商会に直行したかったが、クレアの回復の為に時間を使うことにした。

ブルースやキャロは、露天で串焼き肉などのファストフードを食べ歩き、クレアは、キャロからスライムウォーターやスライムポーションを貰って飲んで過ごした。

「もう大丈夫。行きましょう」

クレアの顔色も良くなり、三人は、スカラベ商会に向かった。

スカラベ商会は、サマンドールの中心街に有り、店はいつも客で賑わっていた。

クレアが先頭をきって店舗に入り、宝飾品売場へと行き、カウンター越しの店員にブラックカードをチラつかせながら話かけた。

「ちょっと内密にしたい依頼が有るんだけど、話のできる人は居るかしら」

「はい、少々お待ち下さい。
上の者を呼んで参ります。
クレア・モーリス様」

店員は、そそくさと奥に入って行った。



「お待たせ致しました。
私会長代行のベッキオと申します。
ここでは、なんですので奥の部屋でお話はうかがいます。
お連れ様もどうぞご一緒にいらして下さい。」

奥の部屋にベッキオに続いて入ると、屈強そうな男性が二人入口を固めている。

「さて、ここでは本音でお話しをしなければならないと私の感が言っております。
そちらは、ブルース・ローズウォール様それにキャロさんですよね。
失礼ながら『鑑定』で見させていただきました。」

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