ルーザー

烏帽子 博

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ミッションは世直し

戦後処理

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マーク、アオシ、ミサオを管理施設に残して、ハジメとサノスケとメグミを連れて役場に戻った。

「ヘイマンさん、あなたは、この国のトップになるつもりはありませんか?」

「えっ 突然なんででしょう?」

「私は、神の啓示に従い、『人間狩りゲーム』を無くす戦いをしました。

『人間狩りゲーム』を無くす為にはメインコンピューターによる支配を無くすことだと考えました。

ただこのコンピューターの支配から人々を開放する戦いの過程でインフラなど人々の生活や活動に必要なものも私たちは破壊しました。
それがこれまでの現状です。
ですが、神はこの先のことは一切お示しになってません。

ヘイマンさん 私のような小娘よりも、あなたのようなトップとしてやってきた知識や経験を持ってる人が国のトップにふさわしいと思うのですが。」

「アハハ レイさん面白い人だな
神は、ぶっ壊せ、但し後は知らんとあなたに言い
あなたは、ぶっ壊したけど、あとはよろしくと私に言う
わたしは、誰にふったら良いですかね。
そうですねぇ。やはりあなたにその役目は「」お返しします。
ウィナーとしてらくして生きてきた私は、苦難の道を歩めるだけの精神力も体力もありませんよ。」

「はぁ~そうですよね。それじゃあ私は
どうしたらいいかしら?」


「レイさん、あなたという女王蜂の周りには、何人も優秀な働き蜂がいるじゃないですか。
ここまでしたら、責任取らないと」


「それじゃあ私はこれから何をすればいいのかしら?」


「あなたが女王だと民に力を示すことが最初でしょうね。武力をもってこの国を掌握したことを、知らしめるのです。」


「まるで侵略者みたいな言いようね」


「こうなる前にウィナーたちから、敵視されたり、反発されることは考えませんでした?」

「敵視?反発?どうして」

「これまでの生活スタイルを破壊した人たちを歓迎すると思いますか?
電気が止まり、不自由な生活を余儀なくされたのは誰のせいでしょうか?
これまでモニターに入力するだけで、食べ物も衣服も手に入る生活を壊したのは誰か。
処分年齢の50歳に近い人以外は、体制の変革を歓迎しないと思います。
私の予想では、暴動が起きると思います。」

「コンピューターから監視されてるこれまでの体制の方がウィナーには良かったと言うの。
私たちは命がけで戦ったのに」

「データを取ってもらってるお陰で、体調管理がきちっと出来てたんですよ。
しかも個々人の好みにも合わせた食事が出ます。」

「プライバシーは無い世界よね」

「そうですね。誰が誰といつ、どこで、何を、何度、どんなふうにしたかも、全てデータが取られます。
でもそのお陰で、私たちは潤いのある生活がおくれていると大多数のウィナーは思っています。
これでルーザーがこちらに自由に来たら、ますます大変なことになるでしょうな」

「余計なことをしたと言いたいの?」

「いいえ。ルーザーの人にとっては多分いいことでしょう、より質の高い生活がおくれる可能性がありますから。
殺人ゲームにかり出されることも無いでしょう
ウィナーの私だってあと50歳まで何年と数えなくていいのは嬉しいです。」

「発電所の再稼働がもつとも重要そうね。」

「そのためには修理するレイバーがもっと必用です。
ですが、レイバー製造にも電力が必要なので……」

「それじゃあ 堂々巡りじゃないの。」

「ちょっといいかしら」

「なにメグミ。なにかいい案でも思い付いた?」

「レイバーって、それぞれに小型のコンピューターとバッテリーが搭載されてるのよね。
だったら繋いで並列処理とかすれば、発電所のコントロール位はできるかも。
それから修理に必要なメモリーを書き込めば、修理専用のレイバーを作らなくてもいいでしょう。」

「そんな、あいてるレイバーなんてどこに?」

「各家庭にも有るんじゃ無い?裸にエプロンしている娘とか」

「供出させるの?無理やり?」

「それじゃあもっと恨みを買うでしょ。
あくまでも期間限定レンタルにして、何か特典をつけるの」

「特典?」

「う~ん、例えば優先的に電気を通すとか、行列に並ばなくていいとか、ビップ扱いとか」

「ヘイマンさん、どう思います。メグミの案は」

「素晴らしいと思います。再稼働が短期間で出来そうです。
所でメグミさんは、どうゆう方ですか?
私が昔、習ったことのある先生そっくりで、名前まで同じなので、驚いてます。もちろんこちらのメグミさんは、その頃の先生よりずっとお若くていらっしゃるので、他人の空似でしょうが、お孫さんとか……」

するとメグミがブラウスのボタンを二つ外して、胸にある蝶のタトゥーを見せた。

「あっ えっ うそ~
メグミ先生本人?
ありえないっしょ」

「ヘイマン君は、勉強より私の胸をよく観察してたわよね」

「あ エエエ~ でもなんで?」
ヘイマンは顔を紅くしている

「これもレイ様のスキルよ。
私のスキルはこれ」

親指と人差し指の間でスパークをさせて見せた

「レイバー20体位なら、フルチャージ出来るわよ。」

「レイさ…… 様は、人を若返らせることが出来るんですか?」

「そうよ、でも人を若返らせるのは、もうやらないつもりよ。
お婆さんが孫より若いなんておかしいでしょ。
倫理的にいけないことよね。
だから、このことは秘密にして下さい。」

「わかりました。」

「ヘイマン君♥」

「はい、メグミ先生」

「君の家に遊びに行ってもいいかなぁ~」

「いや、その~今日はちょっと………明日なら……なんとか」

「見られたくないものが有るのかな?例えば私そっくりなレイバーとか」

「ギクッ」

「当たりね!どんな格好させてるのかなぁー」

「普通ですよ」

「そっか~。でもこれでレイバー供出第一号は、私のそっくりさんで決まりね。
ヘイマン君は、本物が可愛がってあげるわ。
レイ様 お願~い。彼も私と同じ歳位にしてくれないかなぁ~」

「メグミ本気か?」

「だって、教師と生徒の禁断の恋。親子程の年が離れていても、周りから反対されようとも、障害が深いほど二人の恋は燃え上がるのよ。
お願い!二人を引き裂かないで!」

「芝居がかって来たわね。教師役がヘイマンならこのままでいいんじゃないの」

「ダメよ~ダメダメ
こう見えて、私 性欲強いのよ、オジサンじゃ物足りないわ」

「まんま、強そうに見えるけど……
まぁいいわ。特別よ。
メグミ、言っとくけど彼はブレーンとしてこの先も必要だから、壊さないでよ。
薬とか電気とかやめなさいよ、あなただけのおもちゃにしないでね」

「メグミ!レイ様がなんか恐いこと言ってるけど」

「ふふふ 大丈夫よ、気持よくしてあげるからね、ヘイマン君。」
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