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1st Dive:Vapor Trail
1‐15 熾火
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空が赤い。正確には、赤い雲が空を覆っている。時刻はまだ13時を回ったところだ。八洲軍はじめ旧軌道エレベーターの円周上に建造された基地からはほぼすべてのセヴンスが空に上がっている。
その機械の翼に抱かれた戦士たちが、雲の赤さの原因が大量のベイカントであることに気付いた時、銀の矢作戦《オペレーションシルバーアロー》は始まった。
八洲軍の全飛行戦隊はV字隊形を取り、各編隊ごとに高度をずらして展開。各機の両手には大型の拡散型榴弾――クラスターグレネードが装備されている。
ベイカントとの距離が近づいてゆく。広域レーダーは紅に染まり最早意味を成さない。ベイカントの壁が武装射程に入る。発射命令。最前列の戦隊から榴弾を射出。発射次第ブレイク、榴弾砲を投棄し突撃砲に持ち替える。時間差で二百機分、四百発の榴弾がベイカントの壁へ飛ぶ。それは接近したところで三十に分裂。千二百の閃光が赤い空に爆ぜる。しかしそれをものともせず、侵略者たちが飛び込んでくる。
遅れて、天螺《あまつみ》が戦域に到達。 Gleipnir《グレイプニール》と接続、戦術データ・リンクを確立。全部隊に対する援護を開始する。
銀の矢作戦《オペレーションシルバーアロー》開始から十五分。八洲軍の損耗数が三パーセントを超えた時、それは現れた。雲の上から現れた赤い閃光はその下を飛ぶ戦隊機の一機を右腕の物理ブレードで貫く。フェンリルの出現。各管制機は全機に対し戦闘空域の移動を指示、防衛ラインを後退させ天螺を前に出す。
フェンリルは動かず、何かを探すように周囲を見回していた。彼方まで見落とさないように、ゆっくりと。
静寂が破られる。エンジンの轟音とともに空を駆ける黒い巨人。
銀の矢作戦《オペレーションシルバーアロー》開始から二十分。奇しくも各国基地から爆装したGungnir《グングニール》が発射されたと同時刻。天螺、フェンリルとエンゲージ。
天螺はフェンリルを追う。しかしフェンリルは反撃をせず、天螺の突撃砲の射程の僅か外を保ちただ逃げるのみだった。未宙が痺れを切らしvmax第一段階を入れようとした時、フェンリルが爆発的な加速。一瞬にして遠ざかり雲の中へ消える。それと入れ替わるかのように天螺の正面前方から大量のベイカントが襲いかかった。
未宙は迷わずvmaxをオン。機体推力が三パーセント上昇。前進翼を畳み前面投影面積を削って縫うようにベイカントの中を駆ける。
その時、八洲軍基地作戦司令室は恐れていた事態を察知する。
太平洋上、丁度天螺とフェンリルの交戦地点より大出力の指向性通信を検知。同時に旧軌道エレベーター周辺に海中から無数のベイカントが出現した。最早計上すら不可能なベイカント群は旧軌道エレベーター周辺を覆いつくす巨大なドームを形成。その半径は十五キロにも及んだ。
戦場にいる個体の数十倍ものベイカントの出現に各国は慄く。彼らが本気で攻めてくれば、間違いなく人類は滅ぶ。圧倒的戦力差。比べるのもおこがましいと思うほどの、根本からの違い。
あれだけのものがどこに隠れていたと言うのか。分析するより先に、Gungnir《グングニール》が到達、起爆。閃光。旧軌道エレベーターは完成時と変わらず、天に向かい屹立していた。
作戦失敗。予想はされていたことであるものの、その事実は重くのしかかる。しかしベイカントの侵攻は止まらない。
天螺は分厚い雲を抜け、ダークブルーの空に躍り出る。
眼前にはフェンリル。右腕が赤く光る物理ブレードへと変化していた。赤い光の周辺に陽炎が揺れている。熱。金属など容易く融かすだろう。
二機が向かい合う。時が凍り付く。先に仕掛けたのはフェンリルだった。天螺は逆方向へ飛ぶ。反転、後ろを取る。前方には旧軌道エレベーターが見える。天螺の照準がフェンリルを捉えた瞬間、フェンリルは速度を落とさないままインメルマンターン、天螺の直上で旋転。対する天螺も空中で一八〇度横に旋回しつつ噴射飛翔翼を機体正面に展開。バックをする形でフェンリルを正面に捉える。
二機同時に射撃。互いの弾丸がそれぞれのアイカメラをかすめ、砕けたガラスが青空に輝く。
再びドッグファイト。青空に二機の航跡雲が絡み合いながら伸びてゆく。
数千分の一秒のミスが敗北を意味する神速の駆け引き。未宙は焼き切れそうな脳を必死に抑え込みリザとともにフェンリルを追う。
その遥か後方。第七防衛ライン周辺で、戦士たちは異様な光景を目にした。
ベイカントが突如動きを止めた。無数のベイカント全てが同時に戦闘機動をやめ、速度を落とし静止したのだ。
攻撃を回避することもなく落とされていくベイカント群。作戦司令室には各国の基地からも同様の報告を確認する。
未宙はその事実を知ることはなかったが、フェンリルの機動が明らかに洗練され鋭くなっていくのを感じた。必死で食らいつく。視界にクレイドルシステムの接続深度警報が明滅している。警報音をカット。vmaxを第二段階に入れる。安全マージンの限界までエンジン出力が上がる。
海が見えた。Gungnirの爆風が雲を吹き飛ばしたのだろう。前方の旧軌道エレベーターが近い。巨大すぎて遠近感がおかしくなりそうだった。フェンリルが急減速、こちらを向き刃を振り下ろす。天螺は左ロールで回避、姿勢を戻すより先に右手の突撃砲を発射。フェンリルが避けた先に左の突撃砲の照準を合わせる。しかし回避予測は外れフェンリルはこちらに飛び込んでくる。その予備動作の予備動作である翼の展開を見た未宙は急降下。照準内に捉えつつフェンリルのブレードを回避したかに思えたがその攻撃がブラフだとリザが気付く。速度を維持しつつ脚を前方に投げ出しバーニア噴射、V字に急上昇。機体が軋む。瞬間、滑空砲の弾丸が下方の大気を貫く。
未宙はリザが何か言っていると感じた。耳が遠い。クレイドルシステム接続中は肉体の聴覚ではなく機体の集音器を用いるし、リザの声はそもそも脳が聞こえていると感じているもののはずなのに、はっきりと聞こえない。無意識のうちに聴覚情報の処理をカットしていた。今は目の前の敵を倒さなければならない。未宙は沸騰しそうな機械の体に力を籠め、フェンリルを堕とす一瞬の機を狙う。先程のフェンリルの狙撃でアイカメラが破損、左側が見えなくなっていたがセンサーで代用。敵を一瞬たりとも視界から外すことなく追い続ける。
対地速度がマッハ二を突破。未宙は体の輪郭がぼやけるような感覚がした。
まだ足りない。未宙は思う。フェンリルを撃墜に至る決定的な一打に辿り着くための演算速度が足りない。フェンリルとの駆け引きを制するには、もう一歩踏み込まねばならない。
敵機上昇。天螺も追う。フェンリルが反転。ヘッドオン。未宙は突撃砲を構える。限界まで引きつけ、両者射撃とともに回避運動をとる。互いの胸部装甲先端が掠め甲高い金属音が響き、ソニックブームにかき消される。天螺は後方のフェンリルを捉えようと右に九十度ロール。正面に、フェンリルがいた。
回避運動をとった時点から既にフェンリルは天螺の回避先を予測、そこに向け飛んでいたのだ。しかし互いに武装の有効射程の手前に存在している。銃口より手前には銃弾は飛ばない。フェンリルのブレードは高速機動で失った熱が戻るまで時間を要する。戦闘演算コンピューターからの提案は退避か右腕武装を投棄しナイフでの格闘戦。クレイドルシステムは人の脳を拡張するシステムだ。人の行う無意識下の思考をコンピューターで演算補助、情報処理量と速度と正確性を飛躍的に向上させる。しかしその処理した情報の中から選択するのはパイロットの意識だ。そこに致命的なラグが生まれる。
一瞬。数千分の一秒、超加速された思考の中で未宙は迷う。退避を選択。しかしその刹那の迷いが明暗を分けるのが、この戦いだ。
フェンリルの腕と体を繋ぐ左右のフレームが開く。深淵を思わせる漆黒の空間が露になる。天螺のセンサーが熱を感知。中から左右四発、計八発のミサイルが射出された。
死を悟る。一秒が引き延ばされてゆく。すべてが、熱に融けてゆく。
その機械の翼に抱かれた戦士たちが、雲の赤さの原因が大量のベイカントであることに気付いた時、銀の矢作戦《オペレーションシルバーアロー》は始まった。
八洲軍の全飛行戦隊はV字隊形を取り、各編隊ごとに高度をずらして展開。各機の両手には大型の拡散型榴弾――クラスターグレネードが装備されている。
ベイカントとの距離が近づいてゆく。広域レーダーは紅に染まり最早意味を成さない。ベイカントの壁が武装射程に入る。発射命令。最前列の戦隊から榴弾を射出。発射次第ブレイク、榴弾砲を投棄し突撃砲に持ち替える。時間差で二百機分、四百発の榴弾がベイカントの壁へ飛ぶ。それは接近したところで三十に分裂。千二百の閃光が赤い空に爆ぜる。しかしそれをものともせず、侵略者たちが飛び込んでくる。
遅れて、天螺《あまつみ》が戦域に到達。 Gleipnir《グレイプニール》と接続、戦術データ・リンクを確立。全部隊に対する援護を開始する。
銀の矢作戦《オペレーションシルバーアロー》開始から十五分。八洲軍の損耗数が三パーセントを超えた時、それは現れた。雲の上から現れた赤い閃光はその下を飛ぶ戦隊機の一機を右腕の物理ブレードで貫く。フェンリルの出現。各管制機は全機に対し戦闘空域の移動を指示、防衛ラインを後退させ天螺を前に出す。
フェンリルは動かず、何かを探すように周囲を見回していた。彼方まで見落とさないように、ゆっくりと。
静寂が破られる。エンジンの轟音とともに空を駆ける黒い巨人。
銀の矢作戦《オペレーションシルバーアロー》開始から二十分。奇しくも各国基地から爆装したGungnir《グングニール》が発射されたと同時刻。天螺、フェンリルとエンゲージ。
天螺はフェンリルを追う。しかしフェンリルは反撃をせず、天螺の突撃砲の射程の僅か外を保ちただ逃げるのみだった。未宙が痺れを切らしvmax第一段階を入れようとした時、フェンリルが爆発的な加速。一瞬にして遠ざかり雲の中へ消える。それと入れ替わるかのように天螺の正面前方から大量のベイカントが襲いかかった。
未宙は迷わずvmaxをオン。機体推力が三パーセント上昇。前進翼を畳み前面投影面積を削って縫うようにベイカントの中を駆ける。
その時、八洲軍基地作戦司令室は恐れていた事態を察知する。
太平洋上、丁度天螺とフェンリルの交戦地点より大出力の指向性通信を検知。同時に旧軌道エレベーター周辺に海中から無数のベイカントが出現した。最早計上すら不可能なベイカント群は旧軌道エレベーター周辺を覆いつくす巨大なドームを形成。その半径は十五キロにも及んだ。
戦場にいる個体の数十倍ものベイカントの出現に各国は慄く。彼らが本気で攻めてくれば、間違いなく人類は滅ぶ。圧倒的戦力差。比べるのもおこがましいと思うほどの、根本からの違い。
あれだけのものがどこに隠れていたと言うのか。分析するより先に、Gungnir《グングニール》が到達、起爆。閃光。旧軌道エレベーターは完成時と変わらず、天に向かい屹立していた。
作戦失敗。予想はされていたことであるものの、その事実は重くのしかかる。しかしベイカントの侵攻は止まらない。
天螺は分厚い雲を抜け、ダークブルーの空に躍り出る。
眼前にはフェンリル。右腕が赤く光る物理ブレードへと変化していた。赤い光の周辺に陽炎が揺れている。熱。金属など容易く融かすだろう。
二機が向かい合う。時が凍り付く。先に仕掛けたのはフェンリルだった。天螺は逆方向へ飛ぶ。反転、後ろを取る。前方には旧軌道エレベーターが見える。天螺の照準がフェンリルを捉えた瞬間、フェンリルは速度を落とさないままインメルマンターン、天螺の直上で旋転。対する天螺も空中で一八〇度横に旋回しつつ噴射飛翔翼を機体正面に展開。バックをする形でフェンリルを正面に捉える。
二機同時に射撃。互いの弾丸がそれぞれのアイカメラをかすめ、砕けたガラスが青空に輝く。
再びドッグファイト。青空に二機の航跡雲が絡み合いながら伸びてゆく。
数千分の一秒のミスが敗北を意味する神速の駆け引き。未宙は焼き切れそうな脳を必死に抑え込みリザとともにフェンリルを追う。
その遥か後方。第七防衛ライン周辺で、戦士たちは異様な光景を目にした。
ベイカントが突如動きを止めた。無数のベイカント全てが同時に戦闘機動をやめ、速度を落とし静止したのだ。
攻撃を回避することもなく落とされていくベイカント群。作戦司令室には各国の基地からも同様の報告を確認する。
未宙はその事実を知ることはなかったが、フェンリルの機動が明らかに洗練され鋭くなっていくのを感じた。必死で食らいつく。視界にクレイドルシステムの接続深度警報が明滅している。警報音をカット。vmaxを第二段階に入れる。安全マージンの限界までエンジン出力が上がる。
海が見えた。Gungnirの爆風が雲を吹き飛ばしたのだろう。前方の旧軌道エレベーターが近い。巨大すぎて遠近感がおかしくなりそうだった。フェンリルが急減速、こちらを向き刃を振り下ろす。天螺は左ロールで回避、姿勢を戻すより先に右手の突撃砲を発射。フェンリルが避けた先に左の突撃砲の照準を合わせる。しかし回避予測は外れフェンリルはこちらに飛び込んでくる。その予備動作の予備動作である翼の展開を見た未宙は急降下。照準内に捉えつつフェンリルのブレードを回避したかに思えたがその攻撃がブラフだとリザが気付く。速度を維持しつつ脚を前方に投げ出しバーニア噴射、V字に急上昇。機体が軋む。瞬間、滑空砲の弾丸が下方の大気を貫く。
未宙はリザが何か言っていると感じた。耳が遠い。クレイドルシステム接続中は肉体の聴覚ではなく機体の集音器を用いるし、リザの声はそもそも脳が聞こえていると感じているもののはずなのに、はっきりと聞こえない。無意識のうちに聴覚情報の処理をカットしていた。今は目の前の敵を倒さなければならない。未宙は沸騰しそうな機械の体に力を籠め、フェンリルを堕とす一瞬の機を狙う。先程のフェンリルの狙撃でアイカメラが破損、左側が見えなくなっていたがセンサーで代用。敵を一瞬たりとも視界から外すことなく追い続ける。
対地速度がマッハ二を突破。未宙は体の輪郭がぼやけるような感覚がした。
まだ足りない。未宙は思う。フェンリルを撃墜に至る決定的な一打に辿り着くための演算速度が足りない。フェンリルとの駆け引きを制するには、もう一歩踏み込まねばならない。
敵機上昇。天螺も追う。フェンリルが反転。ヘッドオン。未宙は突撃砲を構える。限界まで引きつけ、両者射撃とともに回避運動をとる。互いの胸部装甲先端が掠め甲高い金属音が響き、ソニックブームにかき消される。天螺は後方のフェンリルを捉えようと右に九十度ロール。正面に、フェンリルがいた。
回避運動をとった時点から既にフェンリルは天螺の回避先を予測、そこに向け飛んでいたのだ。しかし互いに武装の有効射程の手前に存在している。銃口より手前には銃弾は飛ばない。フェンリルのブレードは高速機動で失った熱が戻るまで時間を要する。戦闘演算コンピューターからの提案は退避か右腕武装を投棄しナイフでの格闘戦。クレイドルシステムは人の脳を拡張するシステムだ。人の行う無意識下の思考をコンピューターで演算補助、情報処理量と速度と正確性を飛躍的に向上させる。しかしその処理した情報の中から選択するのはパイロットの意識だ。そこに致命的なラグが生まれる。
一瞬。数千分の一秒、超加速された思考の中で未宙は迷う。退避を選択。しかしその刹那の迷いが明暗を分けるのが、この戦いだ。
フェンリルの腕と体を繋ぐ左右のフレームが開く。深淵を思わせる漆黒の空間が露になる。天螺のセンサーが熱を感知。中から左右四発、計八発のミサイルが射出された。
死を悟る。一秒が引き延ばされてゆく。すべてが、熱に融けてゆく。
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