47 / 319
第一部第三章
橋が出来るまで
しおりを挟む
順調に路線を増やしコルトゥーナ大橋の建設も終わり、いよいよルビコン川に架ける大橋の建設準備を始めていた。
だが、厄介事が舞い込んできた。
「建設を早めてくれ?」
「はい、王国政府から要望が入っています」
「早くと言われてもな」
セバスチャンの言葉は昭弥にとって心外だった。
計画や仕事に手は抜いて居らず、その中で最大限の速度で仕事を進めていた。
故に、早くしろというのは仕事が遅い、怠け者と言われているような気がして、昭弥は腹が立った。
「現状でも最大限の速度で建設を進めているんだぞ。金を出したって早くはならない」
鉄道は技術集約の巨大組織だ。
金を出して資金的に余裕が出来たとしても、基礎を作る土木技術者、レールを敷く作業員、機関車を動かす運転士、駅を運営する駅員、彼らの人事、給与、福利厚生を行う事務員などなど、様々な人間が必要だ。
それらの人員を育てる鉄道学園を創設し育成に努めているが、現状の拡大計画の前には不足していると言って良い。
「金銭的にもこちらで何とかしてくれと言っているんですが」
「金も人も出さないが口は出すか……最低だな」
「ほんまにな。けど、王国だけじゃないんやで」
セバスチャンの側に控えていたサラが恐る恐る言った。
「どういうことです?」
「いやあ、商人の方からも建設を急いでくれと急かされとるんや。鉄道のお陰で色々と運べるんで」
「まあそうですけど」
ルテティアはルビコン川の水系を利用することで王国を繁栄させてきた。
なので通商網が発達しており何処にどんな商品があり需要があるかが解っている。
船よりも速度のある鉄道は場合によっては、船以上に利益をもたらす。
「建設を求めるのは良いけど、労力がね。で、何処を早くやって欲しいと」
「北東方向や」
ルテティアの北東は草原地帯で乾燥しているはず。灌漑を行えば豊かな穀倉地帯になる可能性が有るが、今は余力が無い。
「それほど利益が入るとは思えませんけど」
「いや、あるんやよ。貿易品が」
「何です?」
「馬や、エフタル産の馬や」
ルテティアの北方に広がる国エフタル。
国と言っても遊牧民族の連合体で国主がしょっちゅう代わる事で有名だ。
「そんなに売れるの?」
「売れるわ。馬は鉄道が出来ても、立派な運搬手段や。店の軒先まで鉄道で結ぶわけにはいかないやろ」
「確かに」
全ての人の家の前に鉄道を結ぶことは現実的ではない。駅と顧客を結ぶための運搬手段が必要だ。
「船ではダメですか?」
「船だと時間がかかるやろ。鉄道であっちゅう間に運びたいんや」
「まあ、方法は考えていますが」
最近、肉の需要が高まっており、生きたまま牛や豚、鳥を運び貨物駅近くの屠殺場で処理して王都に供給しようと考えていたので、それ用の貨車を改造すれば簡単だろう。
「北東方向ですか」
昭弥が躊躇ったのは、鉄道がまだ進出していない北東方向へ建設を進めることだ。
王都は帝国との連絡を考えて西岸に建設されている。
帝国に近い西側が人口も多く、経済力もあるのでここに鉄道を敷けば早期に投資を回収できると考え建設していた。
なので東側の建設はルビコン川に橋を建設してからにしようと考えていたのだが。
「そんなに必要?」
「そうや、物を運ぶのに馬車がいるやろ。鉄道の駅まで馬車で運ぶ必要があるんで馬の需要はうなぎ登りや」
確かに貨物の需要が増えいる。
遠くから駅に荷物を運ぶ人が多くなっているのだろう。
ルテティアは川が多いので、船で運ぶことが多いと考えていたのだが、馬車も意外と多いようだ。
「馬が手に入らんと鉄道会社にも支障がでるで」
「そうですね。増収が鈍るのは良くないですね。解りました何とか建設しましょう」
「大丈夫ですか?」
言いずらそうにセバスチャンが尋ねた。
「建設の準備は進めていたからね。後は資材と作業員の手配が済めば大丈夫だよ」
安心させるように昭弥は言った。
「接続はどうします?」
問題なのは東側と西側の接続をどうするかだ。いくら準備を進めているとはいえ、橋は簡単には架けられない。特にルビコン川は数リーグにもなる巨大な川だ。準備は慎重に行ってきていた。
それを短縮するのは無理に近い。
「連絡船を作る」
「連絡船?」
「うん、前から考えていて、準備をしていたんだけど。実行しようと思う」
昭弥は一枚の書類を見せた。
「西岸と東岸、大橋を作っている場所の近くに駅と港を作って、その間を連絡船で結ぶんだ。これなら最小限の投資と時間で橋が出来るまで運用できる」
「積み替えに時間がかかりませんか?」
「そこで荷物の載った貨車ごと船に載せる」
「船に貨車ごとですか!」
突拍子もない答えにセバスチャンは驚きの声を上げたが、昭弥は何事もないように答えた。
「そう、それなら手間もそんなにかからないでしょう」
「しかし、大掛かりになりませんか?」
「そうだけど、橋を作るより簡単だよ」
「でも定時運行できますかね。それに漕ぐ人が何人必要か」
「ああ、船に蒸気機関を積み込むんだ。それを動力源にする」
「船に積み込むんですか?」
再びセバスチャンは驚いた。蒸気機関は陸上設置型が殆どであり、船の上に載せることなどない。
「機関車に乗せることが出来るんだから簡単だよ。それに船の方が大きいから大きな蒸気機関を搭載することが出来るよ」
「まあ、それなら出来そうですね。でも短期間の運行だけなのに勿体なくないですか?」
「大橋が出来ても他の橋が出来るまでに時間がかかるから。特にオスティアあたりで使えそうだからね。船だから、移動させるのは簡単だし」
「すべての橋の建設が終わったらどうするんですか?」
「改造して貨物船か遊覧船にするよ。まだ使えるならね」
「楽しそうですね」
「そういうわけで、政府のお歴々や商人達に計画実行の手伝いを頼みましょう」
「何を?」
「資金は銀行から得られるから、資材。特に輸送や食べ物の調達などを格安で行って貰いましょう」
「あまりやり過ぎると、恨みを買いますよ」
「向こうから求めてきたんだ、全力で協力して貰う」
昭弥は意地の悪い笑みを浮かべながら答えた。
「失礼します。お茶が張りました」
その時、ロザリンドがお茶を入れて入って来た。
「ああっ、またサラさんを連れ込んでいるのです」
「仕事の話だよ」
苦笑しながら昭弥は答えた。
「女性と話をする事がですか」
「仲間と話をする事だよ」
「言い訳に聞こえます」
「オスティア土産の金平糖があるんだけど」
「頂きますう」
紅茶を置いたロザリンドは昭弥から金平糖を受け取ると口にほおばった。
「美味しいですう」
「残りもあげるからこれを持って行って」
「はあいい」
喜色満面でロザリンドは出ていった。
「扱い方が分かってきたみたいやね」
「ええ、何か甘い物を上げると喜ぶし語尾も変化するんです」
「可愛いな」
「はい」
小動物を飼っている気分だが、あんな可愛い妹のようなものがいるのも良いかもしれない。
だが、厄介事が舞い込んできた。
「建設を早めてくれ?」
「はい、王国政府から要望が入っています」
「早くと言われてもな」
セバスチャンの言葉は昭弥にとって心外だった。
計画や仕事に手は抜いて居らず、その中で最大限の速度で仕事を進めていた。
故に、早くしろというのは仕事が遅い、怠け者と言われているような気がして、昭弥は腹が立った。
「現状でも最大限の速度で建設を進めているんだぞ。金を出したって早くはならない」
鉄道は技術集約の巨大組織だ。
金を出して資金的に余裕が出来たとしても、基礎を作る土木技術者、レールを敷く作業員、機関車を動かす運転士、駅を運営する駅員、彼らの人事、給与、福利厚生を行う事務員などなど、様々な人間が必要だ。
それらの人員を育てる鉄道学園を創設し育成に努めているが、現状の拡大計画の前には不足していると言って良い。
「金銭的にもこちらで何とかしてくれと言っているんですが」
「金も人も出さないが口は出すか……最低だな」
「ほんまにな。けど、王国だけじゃないんやで」
セバスチャンの側に控えていたサラが恐る恐る言った。
「どういうことです?」
「いやあ、商人の方からも建設を急いでくれと急かされとるんや。鉄道のお陰で色々と運べるんで」
「まあそうですけど」
ルテティアはルビコン川の水系を利用することで王国を繁栄させてきた。
なので通商網が発達しており何処にどんな商品があり需要があるかが解っている。
船よりも速度のある鉄道は場合によっては、船以上に利益をもたらす。
「建設を求めるのは良いけど、労力がね。で、何処を早くやって欲しいと」
「北東方向や」
ルテティアの北東は草原地帯で乾燥しているはず。灌漑を行えば豊かな穀倉地帯になる可能性が有るが、今は余力が無い。
「それほど利益が入るとは思えませんけど」
「いや、あるんやよ。貿易品が」
「何です?」
「馬や、エフタル産の馬や」
ルテティアの北方に広がる国エフタル。
国と言っても遊牧民族の連合体で国主がしょっちゅう代わる事で有名だ。
「そんなに売れるの?」
「売れるわ。馬は鉄道が出来ても、立派な運搬手段や。店の軒先まで鉄道で結ぶわけにはいかないやろ」
「確かに」
全ての人の家の前に鉄道を結ぶことは現実的ではない。駅と顧客を結ぶための運搬手段が必要だ。
「船ではダメですか?」
「船だと時間がかかるやろ。鉄道であっちゅう間に運びたいんや」
「まあ、方法は考えていますが」
最近、肉の需要が高まっており、生きたまま牛や豚、鳥を運び貨物駅近くの屠殺場で処理して王都に供給しようと考えていたので、それ用の貨車を改造すれば簡単だろう。
「北東方向ですか」
昭弥が躊躇ったのは、鉄道がまだ進出していない北東方向へ建設を進めることだ。
王都は帝国との連絡を考えて西岸に建設されている。
帝国に近い西側が人口も多く、経済力もあるのでここに鉄道を敷けば早期に投資を回収できると考え建設していた。
なので東側の建設はルビコン川に橋を建設してからにしようと考えていたのだが。
「そんなに必要?」
「そうや、物を運ぶのに馬車がいるやろ。鉄道の駅まで馬車で運ぶ必要があるんで馬の需要はうなぎ登りや」
確かに貨物の需要が増えいる。
遠くから駅に荷物を運ぶ人が多くなっているのだろう。
ルテティアは川が多いので、船で運ぶことが多いと考えていたのだが、馬車も意外と多いようだ。
「馬が手に入らんと鉄道会社にも支障がでるで」
「そうですね。増収が鈍るのは良くないですね。解りました何とか建設しましょう」
「大丈夫ですか?」
言いずらそうにセバスチャンが尋ねた。
「建設の準備は進めていたからね。後は資材と作業員の手配が済めば大丈夫だよ」
安心させるように昭弥は言った。
「接続はどうします?」
問題なのは東側と西側の接続をどうするかだ。いくら準備を進めているとはいえ、橋は簡単には架けられない。特にルビコン川は数リーグにもなる巨大な川だ。準備は慎重に行ってきていた。
それを短縮するのは無理に近い。
「連絡船を作る」
「連絡船?」
「うん、前から考えていて、準備をしていたんだけど。実行しようと思う」
昭弥は一枚の書類を見せた。
「西岸と東岸、大橋を作っている場所の近くに駅と港を作って、その間を連絡船で結ぶんだ。これなら最小限の投資と時間で橋が出来るまで運用できる」
「積み替えに時間がかかりませんか?」
「そこで荷物の載った貨車ごと船に載せる」
「船に貨車ごとですか!」
突拍子もない答えにセバスチャンは驚きの声を上げたが、昭弥は何事もないように答えた。
「そう、それなら手間もそんなにかからないでしょう」
「しかし、大掛かりになりませんか?」
「そうだけど、橋を作るより簡単だよ」
「でも定時運行できますかね。それに漕ぐ人が何人必要か」
「ああ、船に蒸気機関を積み込むんだ。それを動力源にする」
「船に積み込むんですか?」
再びセバスチャンは驚いた。蒸気機関は陸上設置型が殆どであり、船の上に載せることなどない。
「機関車に乗せることが出来るんだから簡単だよ。それに船の方が大きいから大きな蒸気機関を搭載することが出来るよ」
「まあ、それなら出来そうですね。でも短期間の運行だけなのに勿体なくないですか?」
「大橋が出来ても他の橋が出来るまでに時間がかかるから。特にオスティアあたりで使えそうだからね。船だから、移動させるのは簡単だし」
「すべての橋の建設が終わったらどうするんですか?」
「改造して貨物船か遊覧船にするよ。まだ使えるならね」
「楽しそうですね」
「そういうわけで、政府のお歴々や商人達に計画実行の手伝いを頼みましょう」
「何を?」
「資金は銀行から得られるから、資材。特に輸送や食べ物の調達などを格安で行って貰いましょう」
「あまりやり過ぎると、恨みを買いますよ」
「向こうから求めてきたんだ、全力で協力して貰う」
昭弥は意地の悪い笑みを浮かべながら答えた。
「失礼します。お茶が張りました」
その時、ロザリンドがお茶を入れて入って来た。
「ああっ、またサラさんを連れ込んでいるのです」
「仕事の話だよ」
苦笑しながら昭弥は答えた。
「女性と話をする事がですか」
「仲間と話をする事だよ」
「言い訳に聞こえます」
「オスティア土産の金平糖があるんだけど」
「頂きますう」
紅茶を置いたロザリンドは昭弥から金平糖を受け取ると口にほおばった。
「美味しいですう」
「残りもあげるからこれを持って行って」
「はあいい」
喜色満面でロザリンドは出ていった。
「扱い方が分かってきたみたいやね」
「ええ、何か甘い物を上げると喜ぶし語尾も変化するんです」
「可愛いな」
「はい」
小動物を飼っている気分だが、あんな可愛い妹のようなものがいるのも良いかもしれない。
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
【完結】婚活に疲れた救急医まだ見ぬ未来の嫁ちゃんを求めて異世界へ行く
川原源明
ファンタジー
伊東誠明(いとうまさあき)35歳
都内の大学病院で救命救急センターで医師として働いていた。仕事は順風満帆だが、プライベートを満たすために始めた婚活も運命の女性を見つけることが出来ないまま5年の月日が流れた。
そんな時、久しぶりに命の恩人であり、医師としての師匠でもある秋津先生を見かけ「良い人を紹介してください」と伝えたが、良い答えは貰えなかった。
自分が居る救命救急センターの看護主任をしている萩原さんに相談してみてはと言われ、職場に戻った誠明はすぐに萩原さんに相談すると、仕事後によく当たるという占いに行くことになった。
終業後、萩原さんと共に占いの館を目指していると、萩原さんから不思議な事を聞いた。「何か深い悩みを抱えてない限りたどり着けないとい」という、不安な気持ちになりつつも、占いの館にたどり着いた。
占い師の老婆から、運命の相手は日本に居ないと告げられ、国際結婚!?とワクワクするような答えが返ってきた。色々旅支度をしたうえで、3日後再度占いの館に来るように指示された。
誠明は、どんな辺境の地に行っても困らないように、キャンプ道具などの道具から、食材、手術道具、薬等買える物をすべてそろえてた。
3日後占いの館を訪れると。占い師の老婆から思わぬことを言われた。国際結婚ではなく、異世界結婚だと判明し、行かなければ生涯独身が約束されると聞いて、迷わず行くという選択肢を取った。
異世界転移から始まる運命の嫁ちゃん探し、誠明は無事理想の嫁ちゃんを迎えることが出来るのか!?
異世界で、医師として活動しながら婚活する物語!
全90話+幕間予定 90話まで作成済み。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる