219 / 319
第二部 第三章
除雪車 2
しおりを挟む
「除雪できそうか」
「ダメだ。完全に埋まっている」
線路を見た保線員達は、絶望に包まれていた。
膝下までレールが完全に埋まっており、これでは走らせる事は出来ない。
下手に走らせると行きに乗り上げて最悪脱線だ。
「あまりにも長い路線を保線するには人数が足りない」
フレデリクスバーグの駅長は、途方に暮れた。これ以上は何も出来ない。
人員に対して雪の量が多すぎる。
「駅長、本社より駅構内の雪を排除しておくようにとの命令です」
フレデリクスバーグ駅に配置された連絡員の魔術師が本社からの命令を伝えた
「確かに駅構内ならこの人数でも何とかなるが、意味ないぞ」
「応援を派遣するから受け入れの準備をしておくようにとのことです」
「どうやって来るんだよ。除雪しながら来るのか?」
引き返すとき、雪が積もって後退できない事態になりかねないのだが。
「兎に角、準備をしておくか。寝泊まりできる場所を用意しておけば良いのか?」
「食料と燃料も運んでくるそうです」
「それは有り難いな」
とりあえず、駅舎内に寝泊まりできる場所、待合室に空箱を敷き詰めて上に絨毯を敷いただけだが、無いよりマシだろう。それと、駅のホテルの空き部屋、近隣の宿にも部屋を用意しておいた。
だが、本当にここに来れるのだろうか。
「駅長! 王都の方から何か来ます!」
「応援かな」
「それが、何か変なんです」
「変?」
ホームに出て、王都の方角を見ると、線路上に何かいた。
と言うより、何かしている。雪を盛大に線路脇へ放出している。
いや、雪を一旦取り込んで、脇に放している。
「新しいモンスターか」
駅長は、駅員に武装を命令しようとしたとき、気が付いた。
「まさか、列車か」
雪を吐き出している物の背後で上へ黒い煙を上げている。
断続的に上げている黒い煙の様は、蒸気機関車のそれだ。
そしてそれは、徐々に近づいて来る。線路上の雪を飲み込み、線路脇へ勢いよく放出している。
やがて除雪の済んでいる駅構内に入ると、その姿がハッキリ見えた。
前方左右に大きな板を広げ、真ん中には、白煙を上げながら回転する螺旋状の刃、その背後には、回転する巨大な扇風機のようなローターが付いている。
その車両の後ろには、D5蒸気機関車が、二台接続されその怪物車両を押している。
やがて、その車両は広げた板を線路の幅に収め、ホームに入ってきた。
「何だこれは……」
驚きのあまり、絶句する駅長に答えるように、その怪物車両の扉が開き、中から女性が降りてきた。
「鉄道総合研究所鉄道技術研究所の研究員アンナです」
「フレデリクスバーグの駅長です」
敬礼したまま、呆けたように駅長は答えた。その意味を理解したアンナは、説明した。
「これは社長が命じて開発したロータリー式の除雪車です」
「ロータリー式除雪車?」
「はい、前にある除雪板で雪を集めて真ん中にあるローターで雪を砕き、背後のローターで遠くへ排出します」
「どうやって動いているんですか?」
「後方の蒸気機関車から蒸気を貰っています。最大で蒸気機関車一台分の蒸気を使って作業する事が出来ます。そのため、除雪動力用の蒸気機関車と推進用の蒸気機関車の二台が必要になりますが」
「白い煙が出ていたように見えますが」
「あれは、除雪動力用に使った蒸気を排出しているんです。それを雪に当てることで、溶かしながら削り、雪を排除しやすくしているのです。ローター軸の中やブレードの縁に蒸気管を作るのは苦労しましたよ」
「は、はあ」
駅長は流暢に答えるアンナに驚いた。
「大分、この除雪車に入れ込んでいるね」
「はい! はじめて開発に携わった車両ですから!」
「新人なのかい?」
「はい! 元は検査係でしたが、自連交換の後、技術開発部門への転属を志願しました」
「そうか……」
あの一大作業はここフレデリクスバーグでも行った。
幸いにも車両数が少なかったこともあり、簡単に済んだが、王都の方は貨車が集中して大変だったと聞く。
そして、それ以来、技術開発部門に移る人間が増えたという。
新しい技術が役に立つ事を見て、開発に携わろうという人間が増えていると言うことだ。 アンナという女性もその一人なのだろうと、駅長は思った。
「しかし、大型過ぎて市街地近くなどで使うのは難しいのでは?」
「その通りです。ロータリーの回転を制御することで飛ばないように調整できますが、より狭いところで使うために、雪を線路脇に排除するだけのラッセル車を作ってあります。雪の量が多いと使えませんが、役に立つはずです」
ロータリー車の背後には斜めに取り付けられた板を装備する車両が待機していた。更に後ろからは多くの列車がやって来る。
「後ろには、応援と救援物資を搭載した列車が待機しています。受け入れお願いします」
「ああ、わかった」
その後やって来たのは大量の列車だった。多くは南方系で雪を見るのは初めてという職員ばかりだった。大雪で雪の降る範囲が広くて、雪かきの経験のある場所は自分の持ち場を守るだけで精一杯で、雪を見たことのない人間を呼ぶしか無かった。
だが、人手の必要な今は貴重な戦力だ。
それに雪かきはコツを教えれば、十分な戦力になる。
駅長は指示を出して除雪を始めた。
まれに見る大雪だったが、王国各地から鉄道員をかき集めて北方へ投入し、全力の除雪を敢行し、混乱を収めることに成功した。
数日後には吹雪も収まり始め、人員の大量動員という事もあり、線路は徐々に開通していった。
「王国鉄道が再び動き始めたぞ。もっと吹雪を与えられないか」
皇帝は王国鉄道の復旧を聞いて宰相に更なる吹雪を起こすように命じたが
「無理です。呪術師達は連日の詠唱により既に疲労困憊です。これ以上の詠唱は無理です」
幾ら優秀な呪術師を多数抱えていても彼らの人数には、限りがある。
その彼らをずっと酷使を続けるのは無理だ。
「王国鉄道の連中は、雪をものともしないのか」
「大量に人員を集めて投入しています。また新しい車両を投入して排除しているそうです」
「そんな子供だましで上手く行くのか」
「しかし、数を揃えることが出来ます。素人でも戦力になりますし、車両も直ぐにいくらでも投入できます」
「忌々しい」
「ダメだ。完全に埋まっている」
線路を見た保線員達は、絶望に包まれていた。
膝下までレールが完全に埋まっており、これでは走らせる事は出来ない。
下手に走らせると行きに乗り上げて最悪脱線だ。
「あまりにも長い路線を保線するには人数が足りない」
フレデリクスバーグの駅長は、途方に暮れた。これ以上は何も出来ない。
人員に対して雪の量が多すぎる。
「駅長、本社より駅構内の雪を排除しておくようにとの命令です」
フレデリクスバーグ駅に配置された連絡員の魔術師が本社からの命令を伝えた
「確かに駅構内ならこの人数でも何とかなるが、意味ないぞ」
「応援を派遣するから受け入れの準備をしておくようにとのことです」
「どうやって来るんだよ。除雪しながら来るのか?」
引き返すとき、雪が積もって後退できない事態になりかねないのだが。
「兎に角、準備をしておくか。寝泊まりできる場所を用意しておけば良いのか?」
「食料と燃料も運んでくるそうです」
「それは有り難いな」
とりあえず、駅舎内に寝泊まりできる場所、待合室に空箱を敷き詰めて上に絨毯を敷いただけだが、無いよりマシだろう。それと、駅のホテルの空き部屋、近隣の宿にも部屋を用意しておいた。
だが、本当にここに来れるのだろうか。
「駅長! 王都の方から何か来ます!」
「応援かな」
「それが、何か変なんです」
「変?」
ホームに出て、王都の方角を見ると、線路上に何かいた。
と言うより、何かしている。雪を盛大に線路脇へ放出している。
いや、雪を一旦取り込んで、脇に放している。
「新しいモンスターか」
駅長は、駅員に武装を命令しようとしたとき、気が付いた。
「まさか、列車か」
雪を吐き出している物の背後で上へ黒い煙を上げている。
断続的に上げている黒い煙の様は、蒸気機関車のそれだ。
そしてそれは、徐々に近づいて来る。線路上の雪を飲み込み、線路脇へ勢いよく放出している。
やがて除雪の済んでいる駅構内に入ると、その姿がハッキリ見えた。
前方左右に大きな板を広げ、真ん中には、白煙を上げながら回転する螺旋状の刃、その背後には、回転する巨大な扇風機のようなローターが付いている。
その車両の後ろには、D5蒸気機関車が、二台接続されその怪物車両を押している。
やがて、その車両は広げた板を線路の幅に収め、ホームに入ってきた。
「何だこれは……」
驚きのあまり、絶句する駅長に答えるように、その怪物車両の扉が開き、中から女性が降りてきた。
「鉄道総合研究所鉄道技術研究所の研究員アンナです」
「フレデリクスバーグの駅長です」
敬礼したまま、呆けたように駅長は答えた。その意味を理解したアンナは、説明した。
「これは社長が命じて開発したロータリー式の除雪車です」
「ロータリー式除雪車?」
「はい、前にある除雪板で雪を集めて真ん中にあるローターで雪を砕き、背後のローターで遠くへ排出します」
「どうやって動いているんですか?」
「後方の蒸気機関車から蒸気を貰っています。最大で蒸気機関車一台分の蒸気を使って作業する事が出来ます。そのため、除雪動力用の蒸気機関車と推進用の蒸気機関車の二台が必要になりますが」
「白い煙が出ていたように見えますが」
「あれは、除雪動力用に使った蒸気を排出しているんです。それを雪に当てることで、溶かしながら削り、雪を排除しやすくしているのです。ローター軸の中やブレードの縁に蒸気管を作るのは苦労しましたよ」
「は、はあ」
駅長は流暢に答えるアンナに驚いた。
「大分、この除雪車に入れ込んでいるね」
「はい! はじめて開発に携わった車両ですから!」
「新人なのかい?」
「はい! 元は検査係でしたが、自連交換の後、技術開発部門への転属を志願しました」
「そうか……」
あの一大作業はここフレデリクスバーグでも行った。
幸いにも車両数が少なかったこともあり、簡単に済んだが、王都の方は貨車が集中して大変だったと聞く。
そして、それ以来、技術開発部門に移る人間が増えたという。
新しい技術が役に立つ事を見て、開発に携わろうという人間が増えていると言うことだ。 アンナという女性もその一人なのだろうと、駅長は思った。
「しかし、大型過ぎて市街地近くなどで使うのは難しいのでは?」
「その通りです。ロータリーの回転を制御することで飛ばないように調整できますが、より狭いところで使うために、雪を線路脇に排除するだけのラッセル車を作ってあります。雪の量が多いと使えませんが、役に立つはずです」
ロータリー車の背後には斜めに取り付けられた板を装備する車両が待機していた。更に後ろからは多くの列車がやって来る。
「後ろには、応援と救援物資を搭載した列車が待機しています。受け入れお願いします」
「ああ、わかった」
その後やって来たのは大量の列車だった。多くは南方系で雪を見るのは初めてという職員ばかりだった。大雪で雪の降る範囲が広くて、雪かきの経験のある場所は自分の持ち場を守るだけで精一杯で、雪を見たことのない人間を呼ぶしか無かった。
だが、人手の必要な今は貴重な戦力だ。
それに雪かきはコツを教えれば、十分な戦力になる。
駅長は指示を出して除雪を始めた。
まれに見る大雪だったが、王国各地から鉄道員をかき集めて北方へ投入し、全力の除雪を敢行し、混乱を収めることに成功した。
数日後には吹雪も収まり始め、人員の大量動員という事もあり、線路は徐々に開通していった。
「王国鉄道が再び動き始めたぞ。もっと吹雪を与えられないか」
皇帝は王国鉄道の復旧を聞いて宰相に更なる吹雪を起こすように命じたが
「無理です。呪術師達は連日の詠唱により既に疲労困憊です。これ以上の詠唱は無理です」
幾ら優秀な呪術師を多数抱えていても彼らの人数には、限りがある。
その彼らをずっと酷使を続けるのは無理だ。
「王国鉄道の連中は、雪をものともしないのか」
「大量に人員を集めて投入しています。また新しい車両を投入して排除しているそうです」
「そんな子供だましで上手く行くのか」
「しかし、数を揃えることが出来ます。素人でも戦力になりますし、車両も直ぐにいくらでも投入できます」
「忌々しい」
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上悠は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏も、寿命から静かに息を引き取ろうとする。
「助けたいなら異世界に来てくれない」と少し残念な神様と出会う。
転移先では半ば強引に、死にかけていた犬を助けたことで、能力を失いそのひっそりとスローライフを送ることになってしまうが
迷い込んだ、訪問者次々とやってきて異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる