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新たな朝の驚き

結衣が生まれてから1年が経ったある朝、湊人は目を覚まして、何かがおかしいことに気づいた。いつもなら寝ぼけながらも自然と確認する部分――ペニスが、そこになかったのだ。  

「えっ……？ 優！ 起きて！」  

驚いた湊人の声で目を覚ました優は、状況を聞いて混乱した。  

「湊人、それって本当に……？」  
「本当なんだ！ 見てみろよ！」湊人は必死で説明したが、優もまだ夢の中の出来事かと思っていた。  

「とにかく探してみよう！」  

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### 二人の探索  

二人は家中をくまなく探した。ベッドの下、洗面台の周り、リビングの隅々まで調べたが、ペニスはどこにも見当たらなかった。  

「こんなものがなくなるなんて普通ありえないよ！」湊人は焦りながらも、なぜこんなことが起きたのか理解できなかった。  

その時、隣の部屋から結衣の泣き声が聞こえてきた。  

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### 結衣の変化  

「結衣、どうしたの？」優がオムツ替えの準備をしながら赤ちゃんをあやす。  
泣いている結衣のオムツを開いたその瞬間、優は絶句した。  

「湊人……ちょっと来て！」  

呼ばれた湊人が駆け寄り、オムツの中を見た瞬間、彼も驚いた。  

「えっ……結衣が……男の子になってる？」  

そこには確かに、男の子の象徴が存在していた。  

「でも結衣は生まれたとき、確かに女の子だったはず……」優は困惑しながらも、どうしてこんなことが起きたのか全く理解できなかった。  

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### 推測と受け入れ  

湊人は少し考え込んだ後、苦笑いを浮かべた。  
「もしかして、これもあの奇妙な現象の延長線上なのかもしれないな……」  

優も首を傾げながら、「じゃあ湊人のペニスが結衣に移った……ってこと？」と冗談めかして言った。  

「いや、冗談じゃなく本当にそうかもしれない。でも、これって結衣にとって悪いことなのかな？」湊人は結衣を見つめながら優しい表情を浮かべた。  

「ううん、悪いことじゃないよ。ただ、私たちもこれから一緒に成長を見守っていくだけだよね。」  

優は結衣を抱き上げながら、湊人の手を取った。  

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### 新たな家族の日常  

それから数日後、二人は病院で結衣の体の状態を確認したが、特に問題は見つからなかった。医師もただ「とても珍しい事例」としか言えなかった。  

二人はこの出来事を受け入れ、結衣を新たな目で愛情深く育てることを決めた。  

「結衣、これからも君を全力で支えていくよ。」湊人は赤ちゃんを抱きながら微笑んだ。  
「私たち家族だから、どんなことがあっても一緒だよ。」優も結衣の手をそっと握った。  

優と湊人、そして結衣は奇妙な出来事を経験しながらも、愛情と絆で結ばれた家族として新たな日常を築いていく。どんなに不思議な運命でも、家族の愛は決して変わることはなかった。