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#166 獣人国での食事会
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獣人国の王、グディノスから頼まれた昼食の準備を終えたシュージは、先程までいた食堂に戻ってきた。
そこには、既にこの国の王族達と数名の貴族が席に着いて待っていてくれていた。
「シュージ殿、紹介しよう。 我が妻のエトラだ」
「エトラ・テラ・バスティアでございます。 お会いできて嬉しいわ、シュージ様」
まず紹介されたのは、グディノスの妻であるエトラだ。
彼女は猫の獣人のようで、キリッとした仕事のできそうな風貌をした女性だった。
「そして、この者達が我が子達だ。 挨拶を」
「シュージ殿、初めまして。 僕は第一王子のククルです」
「第一王女のヒータよ。 美味しいもの作ってくれるそうね」
そして、次に紹介されたのは、王子のククルと王女のヒータだ。
2人とも歳は10代中盤といったところで、ククルはとても細身で温和そうな猫の獣人、ヒータは年若い女の子にしてはかなり背が高い、勝気そうな獅子の獣人だった。
それから宰相だという初老の男性と、数名の食材の知識が豊富な貴族のことも紹介してもらった。
「僕からも改めてご挨拶を。 蒼天の風という冒険者ギルドで用務員をしつつ、いくつかの国で料理を教えたりしているシュージと申します。 本日は皆様の昼食を用意させていただきました」
「では、挨拶も済んだ所で、早速食事としよう」
グディノスがそう言うと、メイドさん達が、先程厨房でシュージが盛り付けをした皿を運んできてくれた。
「まぁ、見たことのない料理ばかりですね」
「今回は品目多めで用意させて頂きました。 まず、1番大きなメインのお皿から説明しますね」
メインの皿は緩やかな仕切りがついた3つのスペースがある皿になっていて、そこには3種類の肉料理が盛り付けられていた。
「やはりこの国といえば肉料理と聞きましたので、今回は3種の肉料理の盛り合わせとなっています。 まず左側はオーク肉の生姜焼きという料理で、キングオークの肉を、生姜ベースの甘辛いタレで味付けた料理となってます」
シュージの説明と並行するように、皆んなまずはオーク肉の生姜焼きを口に運んでいった。
「おお!? これ美味いな!」
すると、全員耳をピンッと立たせて、その体感したことのない美味しさに驚きの表情を浮かべた。
それもそのはずで、今回用意したオーク肉は、最高級のオークキングの肉の赤身と脂身が丁度いいバランスの部位を使ったので、まず素材としての旨味が凄かった。
だが、それだけではなく、甘辛いシュージ特製の生姜焼きのタレがしっかりと絡められている事で、一口食べると、口の中にとてつもない幸福感が広がる一品となっていた。
「あっ、もう無くなっちゃったわ……」
しかも、一見こってりしているように見えて、生姜の風味のおかげで脂っぽさがあまり感じられなくて、あっという間に一切れの生姜焼きは皆の胃袋に消えていった。
「では次に、真ん中ですね。 真ん中の料理はコカトリスの唐揚げとなっております」
だが、生姜焼きの感動に浸る間もなく、次の料理の説明が始まった。
「こちらはコカトリスの身に片栗粉などで衣を纏わせ、油で揚げた料理となります」
「凄い良い香りがするのですが、これは?」
「この国の特産品であるスパイスと質の良い岩塩を混ぜて作ったスパイスソルトを上からかけていますので、その匂いですね」
やはり肉料理と言えば揚げ物という認識がシュージにはあるので、こちらも鳥系の肉だと最高級にあたるコカトリスの肉を使った唐揚げを作らせてもらった。
今回は下味は少し薄めにして、代わりにシュージお手製のスパイスソルトをかけて食べる形となっている。
「んんっ♡! これ、とっても美味しいわ!」
「中から肉汁が溢れてくる……!」
そんな最高級の食材と味付けをした唐揚げが美味しくないわけもなく、こちらも全員から絶賛の声が上がった。
一応、他にも料理があるので、普通サイズの唐揚げを一人三つ用意したが、あまりの美味しさに、これもペロリと皆んな平らげてしまった。
やはり、獣人というのは総じて良く食べる種族なようである。
「では最後に、右側のこちらですね。 こちらはローストビーフという料理で、生に見えるかも知れませんが、これでもちゃんと火は通ってますので、安心してください」
そして、最後に用意したのはキングバッファローの肉を使ったローストビーフだ。
今回は少し甘めのローストビーフ用のソースがかかっている。
「んっ、凄くもちもちしていて美味しいですね」
「肉の旨味が良く感じれるな」
その見た目に少し面食らっていた面々も、一度口に入れたらその美味しさにノックアウトされた。
そんな噛めば噛むほど旨味が出てくるローストビーフは、獣人の者達からすると凄く嗜好に合っているようで、全員幸せそうにしっかりと噛み締めながら用意された分を全員全て食べていった。
「いやー、正直舐めてたな。 シュージ、お前は凄い料理人だ!」
「お褒めに預かり光栄です」
「正直、もっと食いてぇ」
「はは、でしたら、余分に作ってありますので、この後のサラダを食べて余裕のある方にはお出しできますよ」
「お、話が分かるな」
「では、サラダの説明をしますね。 今回、小鉢に色々な種類のサラダを用意させていただきました。 左から酸味の強いコールスローサラダ、風味と旨味が強いナムル、そして、個人的に最近作った野菜のぬか漬けです。 お好きなものからどうぞ」
今回、当初の予定だとコールスローサラダのみを出す予定だったが、野菜をあまり食べる文化のない獣人国の人達に、野菜の美味しさを伝えるべく、ナムルとぬか漬けを新たに用意した。
「あら、この野菜美味しいわね」
「本当ですね」
結果、それを食べた面々は、野菜ってこんなに美味しいんだ、みたいな反応を見せてくれた。
流石に先程の肉料理ほどのインパクトは無いものの、肉料理で少し脂っぽくなっていた口が野菜によってしっかりとリフレッシュされ、むしろ食欲が増していっている者もいるようだった。
「これだけ美味ならば、皆んな喜んで野菜を食べるようになるだろうな」
「食材がほぼ同じの簡単なサラダでも、ドレッシングを変えれば毎日毎食違った味で楽しめると思いますよ。 商業ギルドでどんどん商品化していってますので、ぜひ利用してみてください」
最近、ケットシー商会を通じて、そろそろ10種類に届こうかというシュージ印のサラダのドレッシングが売り出されている。
シュージがいつも過ごしているヤタサの街や、シルムーン国の王都では、そのドレッシングを使ってサラダ専門店を作ろうかという計画が出るくらい既に浸透してきているので、獣人国でもそうなれば、野菜の需要がきっと高まるだろう。
「改めて、貴殿を招いて良かった。 きっと我が国の食文化は、そう経たないうちに大きく発展するだろう」
「そう言ってもらえて良かったです。 僕もできる限り協力しますね」
グディノスにもそう最大限の褒め言葉を貰い、今回の食事会も大成功と言っていい終わりを迎えるのであった。
なお、食後のデザートにオレンジを使ったシャーベットを出したのだが、この国ではあまりこれといった甘味が無いらしく、王妃のエトラ、王女のヒータがとても喜んでくれ、帰る前に甘味を持ってくると伝えた所、めちゃくちゃ喜ばれるという一幕もあったり。
そこには、既にこの国の王族達と数名の貴族が席に着いて待っていてくれていた。
「シュージ殿、紹介しよう。 我が妻のエトラだ」
「エトラ・テラ・バスティアでございます。 お会いできて嬉しいわ、シュージ様」
まず紹介されたのは、グディノスの妻であるエトラだ。
彼女は猫の獣人のようで、キリッとした仕事のできそうな風貌をした女性だった。
「そして、この者達が我が子達だ。 挨拶を」
「シュージ殿、初めまして。 僕は第一王子のククルです」
「第一王女のヒータよ。 美味しいもの作ってくれるそうね」
そして、次に紹介されたのは、王子のククルと王女のヒータだ。
2人とも歳は10代中盤といったところで、ククルはとても細身で温和そうな猫の獣人、ヒータは年若い女の子にしてはかなり背が高い、勝気そうな獅子の獣人だった。
それから宰相だという初老の男性と、数名の食材の知識が豊富な貴族のことも紹介してもらった。
「僕からも改めてご挨拶を。 蒼天の風という冒険者ギルドで用務員をしつつ、いくつかの国で料理を教えたりしているシュージと申します。 本日は皆様の昼食を用意させていただきました」
「では、挨拶も済んだ所で、早速食事としよう」
グディノスがそう言うと、メイドさん達が、先程厨房でシュージが盛り付けをした皿を運んできてくれた。
「まぁ、見たことのない料理ばかりですね」
「今回は品目多めで用意させて頂きました。 まず、1番大きなメインのお皿から説明しますね」
メインの皿は緩やかな仕切りがついた3つのスペースがある皿になっていて、そこには3種類の肉料理が盛り付けられていた。
「やはりこの国といえば肉料理と聞きましたので、今回は3種の肉料理の盛り合わせとなっています。 まず左側はオーク肉の生姜焼きという料理で、キングオークの肉を、生姜ベースの甘辛いタレで味付けた料理となってます」
シュージの説明と並行するように、皆んなまずはオーク肉の生姜焼きを口に運んでいった。
「おお!? これ美味いな!」
すると、全員耳をピンッと立たせて、その体感したことのない美味しさに驚きの表情を浮かべた。
それもそのはずで、今回用意したオーク肉は、最高級のオークキングの肉の赤身と脂身が丁度いいバランスの部位を使ったので、まず素材としての旨味が凄かった。
だが、それだけではなく、甘辛いシュージ特製の生姜焼きのタレがしっかりと絡められている事で、一口食べると、口の中にとてつもない幸福感が広がる一品となっていた。
「あっ、もう無くなっちゃったわ……」
しかも、一見こってりしているように見えて、生姜の風味のおかげで脂っぽさがあまり感じられなくて、あっという間に一切れの生姜焼きは皆の胃袋に消えていった。
「では次に、真ん中ですね。 真ん中の料理はコカトリスの唐揚げとなっております」
だが、生姜焼きの感動に浸る間もなく、次の料理の説明が始まった。
「こちらはコカトリスの身に片栗粉などで衣を纏わせ、油で揚げた料理となります」
「凄い良い香りがするのですが、これは?」
「この国の特産品であるスパイスと質の良い岩塩を混ぜて作ったスパイスソルトを上からかけていますので、その匂いですね」
やはり肉料理と言えば揚げ物という認識がシュージにはあるので、こちらも鳥系の肉だと最高級にあたるコカトリスの肉を使った唐揚げを作らせてもらった。
今回は下味は少し薄めにして、代わりにシュージお手製のスパイスソルトをかけて食べる形となっている。
「んんっ♡! これ、とっても美味しいわ!」
「中から肉汁が溢れてくる……!」
そんな最高級の食材と味付けをした唐揚げが美味しくないわけもなく、こちらも全員から絶賛の声が上がった。
一応、他にも料理があるので、普通サイズの唐揚げを一人三つ用意したが、あまりの美味しさに、これもペロリと皆んな平らげてしまった。
やはり、獣人というのは総じて良く食べる種族なようである。
「では最後に、右側のこちらですね。 こちらはローストビーフという料理で、生に見えるかも知れませんが、これでもちゃんと火は通ってますので、安心してください」
そして、最後に用意したのはキングバッファローの肉を使ったローストビーフだ。
今回は少し甘めのローストビーフ用のソースがかかっている。
「んっ、凄くもちもちしていて美味しいですね」
「肉の旨味が良く感じれるな」
その見た目に少し面食らっていた面々も、一度口に入れたらその美味しさにノックアウトされた。
そんな噛めば噛むほど旨味が出てくるローストビーフは、獣人の者達からすると凄く嗜好に合っているようで、全員幸せそうにしっかりと噛み締めながら用意された分を全員全て食べていった。
「いやー、正直舐めてたな。 シュージ、お前は凄い料理人だ!」
「お褒めに預かり光栄です」
「正直、もっと食いてぇ」
「はは、でしたら、余分に作ってありますので、この後のサラダを食べて余裕のある方にはお出しできますよ」
「お、話が分かるな」
「では、サラダの説明をしますね。 今回、小鉢に色々な種類のサラダを用意させていただきました。 左から酸味の強いコールスローサラダ、風味と旨味が強いナムル、そして、個人的に最近作った野菜のぬか漬けです。 お好きなものからどうぞ」
今回、当初の予定だとコールスローサラダのみを出す予定だったが、野菜をあまり食べる文化のない獣人国の人達に、野菜の美味しさを伝えるべく、ナムルとぬか漬けを新たに用意した。
「あら、この野菜美味しいわね」
「本当ですね」
結果、それを食べた面々は、野菜ってこんなに美味しいんだ、みたいな反応を見せてくれた。
流石に先程の肉料理ほどのインパクトは無いものの、肉料理で少し脂っぽくなっていた口が野菜によってしっかりとリフレッシュされ、むしろ食欲が増していっている者もいるようだった。
「これだけ美味ならば、皆んな喜んで野菜を食べるようになるだろうな」
「食材がほぼ同じの簡単なサラダでも、ドレッシングを変えれば毎日毎食違った味で楽しめると思いますよ。 商業ギルドでどんどん商品化していってますので、ぜひ利用してみてください」
最近、ケットシー商会を通じて、そろそろ10種類に届こうかというシュージ印のサラダのドレッシングが売り出されている。
シュージがいつも過ごしているヤタサの街や、シルムーン国の王都では、そのドレッシングを使ってサラダ専門店を作ろうかという計画が出るくらい既に浸透してきているので、獣人国でもそうなれば、野菜の需要がきっと高まるだろう。
「改めて、貴殿を招いて良かった。 きっと我が国の食文化は、そう経たないうちに大きく発展するだろう」
「そう言ってもらえて良かったです。 僕もできる限り協力しますね」
グディノスにもそう最大限の褒め言葉を貰い、今回の食事会も大成功と言っていい終わりを迎えるのであった。
なお、食後のデザートにオレンジを使ったシャーベットを出したのだが、この国ではあまりこれといった甘味が無いらしく、王妃のエトラ、王女のヒータがとても喜んでくれ、帰る前に甘味を持ってくると伝えた所、めちゃくちゃ喜ばれるという一幕もあったり。
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