19 / 51
#19 教会にて
「あれ、ここって……」
色々と市場で買い物をした帰り道。
カスミは気になる建物を見つけて足を止めた。
「そこは教会にゃ!」
ローニャが言った通り、その建物はこの街の教会で、外から見てるだけでもなんだか厳かな雰囲気が感じられた。
「教会…… 皆さん宗教に入ってるんですか?」
「いや、俺は別にだな」
「ローニャは宗教には入ってにゃいけど、たまにお祈り来るにゃ! ツキが来て欲しいときにゃんかに!」
それから軽く話を聞くと、この世界の宗教は女神教という宗教が一強レベルで普及しているらしく、世界中に信徒がいるそうだ。
だが、強引な布教活動なんかはなく、信徒の中にもたまにお祈りする人もいれば、教会に勤めて毎日祈りを捧げている人もいるという、割と自由な宗教との事。
「気になるなら入ってみるにゃ?」
「いいんですか?」
「うんにゃ! 誰でも自由にお祈り捧げていいにゃ!」
「じゃあ、ちょっと入ってみたいですっ」
中々教会というものは現代日本には無かったので、興味があったカスミは教会の中へと足を踏み入れていった。
すると、そこには外よりも厳かな雰囲気が漂う空間が広がっていて、入口から真っ直ぐ続く道の向こうには、3mくらいはあろうかという大きな女神像が置かれており、その道の左右には木製の長椅子が並べられていた。
今もその長椅子に座って体を休めている人や、女神像の前で手を組んでお祈りしている人などがおり、折角来たならカスミもちょっとお祈りしてみようという事で、女神像の前に立って手を組み、目を閉じてみた。
(お祈りか…… なにお願いしよっかな?)
「あっ、繋がった!」
「えっ?」
すると、やけに明瞭な声がすぐ近くから聞こえてきて、カスミは思わず目を開けた。
「えっ…… ここ、どこ……?」
そうして目を開けた時に飛び込んできた光景は、先程の教会のものではなく、真っ白な空間だった。
そして、目の前にはケープのようなものを身に纏った美しさ女性と、同じような服装だが、何故か地面に転がっている男性がいた。
「来てくれてありがとう、カスミちゃん!」
「は、はい? えっと、どちら様で…… というか、ここは……?」
何だか女性からは歓迎の言葉を貰ったものの、カスミの頭には、はてなマークが浮かぶのみだった。
「ああ、急にこんな所に来ても訳わからないわよね。 まず、ここはさっきまで貴女がいた世界とはまた違う空間で、私達のような神が住まう神界と呼ばれる場所なの」
「へっ? か、神?」
「ふふ、そうよ。 私は今カスミちゃんがいる世界、ドミニアスを創った女神、チェアリィって言うの」
「は、はぁ……?」
元々訳が分からない状況なのに、更に現実味のない情報が追加され、カスミはもう頭がパンクしそうだった。
「まぁ、カスミちゃんからすると、神って言われてもピンと来ないわよね。 とりあえず、嘘だと思われないために言っておくと、カスミちゃんを地球からドミニアスに呼んだのは私よ」
「……っ!」
チェアリィのその言葉は、カスミを信じさせるのには十分過ぎるものだった。
なにせ、カスミは異世界から来た事を誰にも言っていないので、それを知っているのはカスミを除くと、カスミを異世界転移させた張本人しかあり得ないのだ。
「それで、まずはごめんなさい。 急に異世界へ送ってしまって」
「い、いえ……」
「ほら、アンタも謝りなさい」
チェアリィはそう言うと、足下に転がっていた男性の首根っこを掴んで、無理やりカスミの方へと顔を向けさせた。
「ず、ずびばぜんでじだ……」
「ひえっ……」
だが、その男性の顔はもうパンパンに腫れ上がっていて、思わずカスミは怯えたような声を上げてしまう。
「こいつは地球を担当している神のザンゴンって奴なんだけど、新神のくせに生意気だし仕事は適当で、いつか何かやらかすと思ってたの。 で、そのやらかしによってカスミちゃんが異世界に急に飛ばされちゃってね」
「そ、そうなんですか……?」
「どうしてこうなったのか、説明させてもらうわ。 まず、今カスミちゃんがいる世界、ドミニアスは、カスミちゃんは気付いてると思うけど、食文化があまり発達してないわ」
「それは、そうですね……」
チェアリィが言うことに、当然カスミには思い当たる節があった。
「でね、折角美味しい食材はあるのに勿体無いって事で、食文化がとても発達している世界である地球から、料理ができる人を呼ぼうって事になったの」
「なるほど……?」
「もちろん誰でも良いって訳じゃなくて、一番は人柄の良さ。 変に食文化以外の異世界の文化や知識をひけらかしたり広めようとするような人とか、暴力的な人はもちろんだめ。 それと、地球で順風満帆な生活をしている人もだめ。 そうなった時に、カスミちゃんは地球にいた頃、結構苦労してたみたいだから、異世界に送る人の候補として名前が上がってたの」
(確かに、結構人生に絶望はしてたかもなぁ……)
地球にいた頃のカスミは、親族も大切な場所も無くなってしまった事で、かなり絶望していた。
「そんな中、このバカが選定作業とかを面倒くさがって候補者の魂とか記憶を勝手に覗いたりしてたら、カスミちゃんの魂が傷ついちゃって……」
「えっ……?」
「それに焦ったこのバカは、隠蔽するためにカスミちゃんを無理やり異世界に送ったの。 その時に魂が傷ついちゃってたから、姿も変わっちゃった…… っていうのが事の顛末よ」
どうやら、カスミが子供になってしまったのはそういう理由かららしい。
「えっと、魂が傷ついてるのは大丈夫なんですか……?」
「ああ、それはもう大丈夫。 カスミちゃんがこっちの世界で寝てる間に治したわ。 姿はいきなり変わったらカスミちゃんも周りの人も驚くかと思って戻さなかったけど」
「そうですか……」
「本当はもっと早く伝えるべきだったんだけど、神の方から地上の人にコンタクトを取るにはかなり厳しいルールがあって、魂に関しては急務だったから特例で治す許可が降りたけど、こっちから話しかけたりするのはダメって言われてたの」
(神様にもルールとかあるんだ……)
「でも、カスミちゃんの方から今回は教会で神に祈ってくれたでしょ? そういう場合はこっちからアクションをかけるのも、まぁちょっとグレーだけど、怒られはしないから、こうしてここに呼ばせてもらったって訳」
今、チェアリィが教えてくれた事が、カスミの身に起きた異世界転移の顛末だったようだ。
「それで、カスミちゃんはどうしたい?」
「どう、とは……?」
「このままこの世界で生きるか、地球に戻るか」
「も、戻れるんですかっ?」
「もちろんよ。 こっち側のミスだった訳だからね。 まぁ、そうなったらこっちの世界で体験した事は忘れてもらうけど」
「こちらの世界を、忘れる……」
そう聞いて、カスミの頭には、ここ数日で起きた事が走馬灯のようによぎっていった。
クリスタに命を救われ、家に招き入れてもらえるばかりか、家族とまで呼んでもらえた事。
クリスタ、レネ、フィオ、ローニャ、アネッタとそれぞれ過ごした時間の事。
それらの思い出が消えてしまうと考えた瞬間、カスミの目からはポロポロと涙がこぼれ落ちてきた。
「……ふふ、その涙がどうしたいかを物語ってるわね」
「あ…… ご、ごめんなさいっ……」
「いいのよ。 それじゃあ、カスミちゃんはこのままこの世界に居てくれていいわ」
「でも、食文化を広める使命とかって……」
「上から見てたけど、カスミちゃんが今しようとしてる事をしてくれれば大丈夫よ。 前世では結構悲しい事が多かったみたいだから、こっちでは思うまま楽しく生きて、食文化を広めるのもカスミちゃんが大変じゃない程度にやってくれればいいわ」
「分かりましたっ。 ありがとうございますっ」
これまでは、いつまた突然地球に戻ってしまうか常に不安を抱えていたが、これでカスミは正式に異世界で生きることとなったのであった。
色々と市場で買い物をした帰り道。
カスミは気になる建物を見つけて足を止めた。
「そこは教会にゃ!」
ローニャが言った通り、その建物はこの街の教会で、外から見てるだけでもなんだか厳かな雰囲気が感じられた。
「教会…… 皆さん宗教に入ってるんですか?」
「いや、俺は別にだな」
「ローニャは宗教には入ってにゃいけど、たまにお祈り来るにゃ! ツキが来て欲しいときにゃんかに!」
それから軽く話を聞くと、この世界の宗教は女神教という宗教が一強レベルで普及しているらしく、世界中に信徒がいるそうだ。
だが、強引な布教活動なんかはなく、信徒の中にもたまにお祈りする人もいれば、教会に勤めて毎日祈りを捧げている人もいるという、割と自由な宗教との事。
「気になるなら入ってみるにゃ?」
「いいんですか?」
「うんにゃ! 誰でも自由にお祈り捧げていいにゃ!」
「じゃあ、ちょっと入ってみたいですっ」
中々教会というものは現代日本には無かったので、興味があったカスミは教会の中へと足を踏み入れていった。
すると、そこには外よりも厳かな雰囲気が漂う空間が広がっていて、入口から真っ直ぐ続く道の向こうには、3mくらいはあろうかという大きな女神像が置かれており、その道の左右には木製の長椅子が並べられていた。
今もその長椅子に座って体を休めている人や、女神像の前で手を組んでお祈りしている人などがおり、折角来たならカスミもちょっとお祈りしてみようという事で、女神像の前に立って手を組み、目を閉じてみた。
(お祈りか…… なにお願いしよっかな?)
「あっ、繋がった!」
「えっ?」
すると、やけに明瞭な声がすぐ近くから聞こえてきて、カスミは思わず目を開けた。
「えっ…… ここ、どこ……?」
そうして目を開けた時に飛び込んできた光景は、先程の教会のものではなく、真っ白な空間だった。
そして、目の前にはケープのようなものを身に纏った美しさ女性と、同じような服装だが、何故か地面に転がっている男性がいた。
「来てくれてありがとう、カスミちゃん!」
「は、はい? えっと、どちら様で…… というか、ここは……?」
何だか女性からは歓迎の言葉を貰ったものの、カスミの頭には、はてなマークが浮かぶのみだった。
「ああ、急にこんな所に来ても訳わからないわよね。 まず、ここはさっきまで貴女がいた世界とはまた違う空間で、私達のような神が住まう神界と呼ばれる場所なの」
「へっ? か、神?」
「ふふ、そうよ。 私は今カスミちゃんがいる世界、ドミニアスを創った女神、チェアリィって言うの」
「は、はぁ……?」
元々訳が分からない状況なのに、更に現実味のない情報が追加され、カスミはもう頭がパンクしそうだった。
「まぁ、カスミちゃんからすると、神って言われてもピンと来ないわよね。 とりあえず、嘘だと思われないために言っておくと、カスミちゃんを地球からドミニアスに呼んだのは私よ」
「……っ!」
チェアリィのその言葉は、カスミを信じさせるのには十分過ぎるものだった。
なにせ、カスミは異世界から来た事を誰にも言っていないので、それを知っているのはカスミを除くと、カスミを異世界転移させた張本人しかあり得ないのだ。
「それで、まずはごめんなさい。 急に異世界へ送ってしまって」
「い、いえ……」
「ほら、アンタも謝りなさい」
チェアリィはそう言うと、足下に転がっていた男性の首根っこを掴んで、無理やりカスミの方へと顔を向けさせた。
「ず、ずびばぜんでじだ……」
「ひえっ……」
だが、その男性の顔はもうパンパンに腫れ上がっていて、思わずカスミは怯えたような声を上げてしまう。
「こいつは地球を担当している神のザンゴンって奴なんだけど、新神のくせに生意気だし仕事は適当で、いつか何かやらかすと思ってたの。 で、そのやらかしによってカスミちゃんが異世界に急に飛ばされちゃってね」
「そ、そうなんですか……?」
「どうしてこうなったのか、説明させてもらうわ。 まず、今カスミちゃんがいる世界、ドミニアスは、カスミちゃんは気付いてると思うけど、食文化があまり発達してないわ」
「それは、そうですね……」
チェアリィが言うことに、当然カスミには思い当たる節があった。
「でね、折角美味しい食材はあるのに勿体無いって事で、食文化がとても発達している世界である地球から、料理ができる人を呼ぼうって事になったの」
「なるほど……?」
「もちろん誰でも良いって訳じゃなくて、一番は人柄の良さ。 変に食文化以外の異世界の文化や知識をひけらかしたり広めようとするような人とか、暴力的な人はもちろんだめ。 それと、地球で順風満帆な生活をしている人もだめ。 そうなった時に、カスミちゃんは地球にいた頃、結構苦労してたみたいだから、異世界に送る人の候補として名前が上がってたの」
(確かに、結構人生に絶望はしてたかもなぁ……)
地球にいた頃のカスミは、親族も大切な場所も無くなってしまった事で、かなり絶望していた。
「そんな中、このバカが選定作業とかを面倒くさがって候補者の魂とか記憶を勝手に覗いたりしてたら、カスミちゃんの魂が傷ついちゃって……」
「えっ……?」
「それに焦ったこのバカは、隠蔽するためにカスミちゃんを無理やり異世界に送ったの。 その時に魂が傷ついちゃってたから、姿も変わっちゃった…… っていうのが事の顛末よ」
どうやら、カスミが子供になってしまったのはそういう理由かららしい。
「えっと、魂が傷ついてるのは大丈夫なんですか……?」
「ああ、それはもう大丈夫。 カスミちゃんがこっちの世界で寝てる間に治したわ。 姿はいきなり変わったらカスミちゃんも周りの人も驚くかと思って戻さなかったけど」
「そうですか……」
「本当はもっと早く伝えるべきだったんだけど、神の方から地上の人にコンタクトを取るにはかなり厳しいルールがあって、魂に関しては急務だったから特例で治す許可が降りたけど、こっちから話しかけたりするのはダメって言われてたの」
(神様にもルールとかあるんだ……)
「でも、カスミちゃんの方から今回は教会で神に祈ってくれたでしょ? そういう場合はこっちからアクションをかけるのも、まぁちょっとグレーだけど、怒られはしないから、こうしてここに呼ばせてもらったって訳」
今、チェアリィが教えてくれた事が、カスミの身に起きた異世界転移の顛末だったようだ。
「それで、カスミちゃんはどうしたい?」
「どう、とは……?」
「このままこの世界で生きるか、地球に戻るか」
「も、戻れるんですかっ?」
「もちろんよ。 こっち側のミスだった訳だからね。 まぁ、そうなったらこっちの世界で体験した事は忘れてもらうけど」
「こちらの世界を、忘れる……」
そう聞いて、カスミの頭には、ここ数日で起きた事が走馬灯のようによぎっていった。
クリスタに命を救われ、家に招き入れてもらえるばかりか、家族とまで呼んでもらえた事。
クリスタ、レネ、フィオ、ローニャ、アネッタとそれぞれ過ごした時間の事。
それらの思い出が消えてしまうと考えた瞬間、カスミの目からはポロポロと涙がこぼれ落ちてきた。
「……ふふ、その涙がどうしたいかを物語ってるわね」
「あ…… ご、ごめんなさいっ……」
「いいのよ。 それじゃあ、カスミちゃんはこのままこの世界に居てくれていいわ」
「でも、食文化を広める使命とかって……」
「上から見てたけど、カスミちゃんが今しようとしてる事をしてくれれば大丈夫よ。 前世では結構悲しい事が多かったみたいだから、こっちでは思うまま楽しく生きて、食文化を広めるのもカスミちゃんが大変じゃない程度にやってくれればいいわ」
「分かりましたっ。 ありがとうございますっ」
これまでは、いつまた突然地球に戻ってしまうか常に不安を抱えていたが、これでカスミは正式に異世界で生きることとなったのであった。
あなたにおすすめの小説
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
ハズレスキル『自動販売機』を授かって婚約破棄されましたが、 実は回復薬も魔力食も出せる最強スキルでした
暖夢 由
ファンタジー
十八歳の成人儀式で授かったのは、誰も聞いたことのない《自動販売機スキル》。
役立たずと嘲られ、婚約者レオンには即座に婚約を破棄され、人生が崩れ落ちたように思えた。
だがそのスキルには、食べ物を作り、摂取すれば魔力を増やし、さらに“治癒効果”を付与できるという隠された力があった。
倒れた母を救い、王都の名門・ヴァルセイン伯爵夫人を救ったことで、カミーラは“呪詛”という闇の存在を知る。伯爵邸で出会った炎の力を持つ公爵家次男レグナスとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。
やがて王都全体に“謎の病”が蔓延。カミーラは治癒スープの炊き出しを行い、人々を次々と回復へ導く。
一方、病の裏で糸を引いていたのは………。
“無価値”と嘲られたスキルが、いま世界を癒し、未来を照らす光となる――。
【完結】うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
巨大オカメインコの「フク様」と幸せスローライフ!〜聖なる脂粉で枯れ木に花を咲かせます~
ベル坊
ファンタジー
目が覚めたら、そこはボロボロの家と荒れ果てた荒野だった。
絶望する日和 恵(ひより めぐみ)の前に現れたのは、飼っていた愛鳥のオカメインコ……のはずが、なぜか軽自動車サイズの巨大な姿に!?
インコが羽ばたけば、枯れた大地が花畑に。
インコが歌えば、妖精たちが踊り出す。
オカメパニックを起こせば
敵が嵐に吹き飛ぶ(わざとじゃない)
妖精たちも「フク様!」と集まってきて……。
巨大もふもふインコと、ちょっとお疲れ気味だった女の子が、魔法と美味しいごはんで異世界スローライフ、のんびり開拓物語
空港清掃員58歳、転生先の王宮でも床を磨いたら双子に懐かれ、国王に溺愛される
木風
恋愛
羽田空港で十五年、黙々と床を磨いてきた清掃員・田中幸子(58)は事故死し、没落寸前の子爵令嬢エルシアとして転生する。
婚約破棄の末に家を追われた彼女が選んだのは、王宮の清掃員――前世の技で空気まで変わるほど磨き上げていく仕事だった。
やがて母を亡くした双子王子王女に懐かれ、荒れた執務室の主である喪中の国王とも距離が縮まり……。
「泣くなら俺の胸で」――床も心も磨き直す、清掃令嬢の溺愛成り上がり。
銀髪幼女のスローライフ旅 ~お料理バンバン魔法バンバン~
滝川 海老郎
ファンタジー
銀髪で生まれた主人公レナは辺境の村で育った。そこで出会ったのがボーパル・バニーのレクスだった。
レクスは村でなかなか受け入れられず、レナは二人で村を出ることに。
レナの料理が好きなレクス。二人はご飯を食べながら進んでいく。
近くの町について冒険者を始めたレナに、フィオが加わった。
レナとフィオは色々あってレッサー・ワイバーン退治に参加、見事討伐する。
カレーもどきを振舞って、仲間内では有名になっていく。
でも、目標はのんびり生活できるスローライフを目指すこと。旅をして安住の地を探すのだ。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花
恋愛
おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(月水金21:00更新ー本編16話+後日談6話)