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#66 本格的な魔法の練習
「ふぅ、ふぅ……」
ある日の午前中。
カスミはパーティーハウスにある広い庭で、軽くジョギングをしていた。
この世界に来てから割とすぐの頃に、アネッタにトレーニングを教わったカスミは、あれから週に3回ほどは運動をする習慣がついていた。
ただ、王都の拠点にいた時は広い庭はなかったので、屋内で腕立て伏せをしたりスクワットをしたりして体作りに励んでいた。
そのため、こうして走ったりするのは何気に久しぶりだったりする。
(だいぶ走れるようになってきたなぁ。 子供の体って体力付くのが早いや)
運動を始めた頃は、小走りくらいのスピードでも庭を3周くらいしたら膝が笑っていたカスミだが、継続的なトレーニングのおかげで、今やもうジョギングではなくランニングと言ってもいいくらいのスピードで庭を軽く5周は走れるようになった。
そうして体力がついたおかげか、市場で買い物をしたり、パーティーハウスの掃除などをしても、そこまで疲れなくなった。
「今日も偉いな、カスミ」
「あ、クリスタさん」
そんなカスミがちょうどジョギングを終えたタイミングで、クリスタが様子を見にやってきた。
「来たばかりの時比べたら、体がしっかりしてきたな」
「そうですね」
この世界に来たばかりの時のカスミの体は、ちょっと痩せすぎなくらいだったのだが、日々の運動と美味しい食事のおかげで、程よく肉もついてとても健康的な体になった。
「そうだ、折角なら新しい魔法も覚えてみるか?」
「新しい魔法、ですか?」
「水を出すのはもう安定してきたんだろう?」
「そうですね」
運動もそうだが、カスミは魔法の練習も継続して行っており、今では人の頭くらいのサイズの水球を作り出して、それを数分間キープできるくらいには魔力の操作が上手くなっていた。
「なら、攻撃魔法と防御魔法を一つずつ教えよう。 カスミに危ないことをさせるつもりは無いが、もしもの時のために身を守れる手段はあった方がいいだろう」
「確かに……」
カスミのことはビフレストの面々がこの先も守ってくれるだろうが、絶対この先危険な目に遭う事がないとは言えない。
なので、カスミはクリスタに身を守るための魔法を教わることにした。
「そうしたら、攻撃魔法としてウォーターボール、防御魔法としてウォーターウォールの魔法を覚えよう」
「はいっ」
「まず、ウォーターボールはシンプルに水球を作り出し、対象に放つ魔法だ。 質量を維持したまま相手にぶつけてもいいし、炸裂させて相手を吹き飛ばしたり目眩しに使ったりしてもいいな」
「一つの魔法でも色んな使い方があるんですね」
「そうだ。 同じ魔法でもイメージ次第で色んな使い方ができる」
クリスタはそう言いつつ、収納魔法から木製で人型の的を取り出して、庭の一角に立てた。
「これに向かって撃ってみよう」
「えっと、どうやってウォーターボールを使うんですか?」
「カスミがいつも水球を出すのと同じだ。 それを指向性を持たせてあの的目掛けて飛ばすイメージだな」
「なるほど……」
「駆け出しの魔法使いは詠唱をしたりするな。 その方がイメージしやすいらしいが」
「う、うーん、詠唱はちょっと……」
中身はいい歳のカスミなので、「ウォーターボール!」みたいな感じで技名を叫んだりは恥ずかしいのであんまりしたくない。
なので、とりあえずクリスタに言われた通りのイメージでやってみることにした。
(まずは水球作る…… 威力を持たせるなら、水をこうぎゅって高密度にして硬くするイメージかな?)
カスミがそうイメージすると、頭の上に野球ボールくらいのサイズの水球が形成された。
既に普通の水球なら息をするように出せるカスミなので、これは意外と簡単にできた。
(これを、あの的目掛けて飛ばすっ)
そして、カスミは魔力操作とイメージを使って、水球を的目掛けて飛ばしていった。
すると、野球ボールくらいの水球はまんま野球のピッチャーが投げたくらいのスピードで的に飛んでいき、バキィと音を立てながら木製の的にめり込んだ。
「わぁ、できました!」
「おお…… カスミ、凄いな?」
ただ、それを見ていたクリスタは、予想外といったような表情を浮かべていた。
「えっ、凄いですか?」
「ああ。 普通、ウォーターボールの魔法はこういう感じだ」
クリスタがそう言いながら作ったウォーターボールは、大きめのバランスボールくらいのサイズがあった。
「この質量の水で相手を吹き飛ばしたりするんだが、カスミの作った水球はそれ自体に硬さがあった。 どんなイメージをしたんだ?」
「えっと、水をこう、おにぎり作るみたいにぎゅって押し固める感じで……」
(あ、でも、水って普通圧縮できないんだっけ?)
自分で言っていてカスミは水がおにぎりと違ってぎゅっとしようとしても簡単にはできない物質だということを思い出した。
カスミも詳しいことは知らないが、水を圧縮するには特別な機械で凄まじい力をかけないとできないというのを学生の時の理科の授業でその時カスミの担任だった先生が言っていた。
だが、今カスミが放った水球は、まるで鉄の塊が飛んでいったかのような威力を発揮し、木製の的に突き刺さった。
つまり、水の圧縮には成功しているのだろう。
「ふむ、水を圧縮…… こうか?」
すると、クリスタは頭の上に使っていたバランスボールくらいの水球をぐぐぐっと圧縮させ、ゴルフボールくらいのサイズにした。
そして、それを的目掛けてかなりのスピードでシュッと放つと、バキバキと音を立てながらあっさり水球は的を貫通した。
「これは凄いな。 私は圧縮するイメージに慣れてないからかなり魔力を使ったが、カスミはどうだ?」
「えっと、普通の水球出すよりちょっと使ったくらいですかね?」
「それだけイメージがしっかりできているんだな」
(なんか、料理に例えると魔法イメージしやすいんだよねぇ……)
魔力操作のコツを掴んだ時も、カスミは生地をかき混ぜるようなイメージのおかげでコツが掴めたので、それ以来魔法のイメージをする時はなんとなく料理に例えることが多い。
「カスミはもしかしたら、凄い魔法使いの才能があるかもしれないぞ?」
「えぇっ? いやでも、仮に強い魔法使いになれても、魔物とかとは戦いたくないですね……」
「まぁ、戦闘は実力以外にも性格で向き不向きがあるからな。 だが、戦える術が身につくに越したことはないだろう」
それからカスミは、ウォーターウォールの魔法もクリスタに教えてもらった。
この魔法は何もないところに文字通り流れる水の壁を作り出す魔法で、イメージに少し悩んだものの、流れ落ちるチョコレートファウンテンをなんとなくイメージしたら発動させることができた。
こちらは特に普通のウォーターウォールと大差なく、一度発動させてしまえばコツも掴め、自分の周りを囲むように発動させたりすることもできた。
教えてるクリスタも、飲み込みが早いカスミを手放しで褒め称えてくれ、本格的な魔法が使えたのもあってカスミはとても嬉しい気分になった。
とは言っても、あんまり使う機会は無い気はするので、これまで通り忘れない範囲で魔法の練習は続けていこうと決心するカスミなのであった。
ある日の午前中。
カスミはパーティーハウスにある広い庭で、軽くジョギングをしていた。
この世界に来てから割とすぐの頃に、アネッタにトレーニングを教わったカスミは、あれから週に3回ほどは運動をする習慣がついていた。
ただ、王都の拠点にいた時は広い庭はなかったので、屋内で腕立て伏せをしたりスクワットをしたりして体作りに励んでいた。
そのため、こうして走ったりするのは何気に久しぶりだったりする。
(だいぶ走れるようになってきたなぁ。 子供の体って体力付くのが早いや)
運動を始めた頃は、小走りくらいのスピードでも庭を3周くらいしたら膝が笑っていたカスミだが、継続的なトレーニングのおかげで、今やもうジョギングではなくランニングと言ってもいいくらいのスピードで庭を軽く5周は走れるようになった。
そうして体力がついたおかげか、市場で買い物をしたり、パーティーハウスの掃除などをしても、そこまで疲れなくなった。
「今日も偉いな、カスミ」
「あ、クリスタさん」
そんなカスミがちょうどジョギングを終えたタイミングで、クリスタが様子を見にやってきた。
「来たばかりの時比べたら、体がしっかりしてきたな」
「そうですね」
この世界に来たばかりの時のカスミの体は、ちょっと痩せすぎなくらいだったのだが、日々の運動と美味しい食事のおかげで、程よく肉もついてとても健康的な体になった。
「そうだ、折角なら新しい魔法も覚えてみるか?」
「新しい魔法、ですか?」
「水を出すのはもう安定してきたんだろう?」
「そうですね」
運動もそうだが、カスミは魔法の練習も継続して行っており、今では人の頭くらいのサイズの水球を作り出して、それを数分間キープできるくらいには魔力の操作が上手くなっていた。
「なら、攻撃魔法と防御魔法を一つずつ教えよう。 カスミに危ないことをさせるつもりは無いが、もしもの時のために身を守れる手段はあった方がいいだろう」
「確かに……」
カスミのことはビフレストの面々がこの先も守ってくれるだろうが、絶対この先危険な目に遭う事がないとは言えない。
なので、カスミはクリスタに身を守るための魔法を教わることにした。
「そうしたら、攻撃魔法としてウォーターボール、防御魔法としてウォーターウォールの魔法を覚えよう」
「はいっ」
「まず、ウォーターボールはシンプルに水球を作り出し、対象に放つ魔法だ。 質量を維持したまま相手にぶつけてもいいし、炸裂させて相手を吹き飛ばしたり目眩しに使ったりしてもいいな」
「一つの魔法でも色んな使い方があるんですね」
「そうだ。 同じ魔法でもイメージ次第で色んな使い方ができる」
クリスタはそう言いつつ、収納魔法から木製で人型の的を取り出して、庭の一角に立てた。
「これに向かって撃ってみよう」
「えっと、どうやってウォーターボールを使うんですか?」
「カスミがいつも水球を出すのと同じだ。 それを指向性を持たせてあの的目掛けて飛ばすイメージだな」
「なるほど……」
「駆け出しの魔法使いは詠唱をしたりするな。 その方がイメージしやすいらしいが」
「う、うーん、詠唱はちょっと……」
中身はいい歳のカスミなので、「ウォーターボール!」みたいな感じで技名を叫んだりは恥ずかしいのであんまりしたくない。
なので、とりあえずクリスタに言われた通りのイメージでやってみることにした。
(まずは水球作る…… 威力を持たせるなら、水をこうぎゅって高密度にして硬くするイメージかな?)
カスミがそうイメージすると、頭の上に野球ボールくらいのサイズの水球が形成された。
既に普通の水球なら息をするように出せるカスミなので、これは意外と簡単にできた。
(これを、あの的目掛けて飛ばすっ)
そして、カスミは魔力操作とイメージを使って、水球を的目掛けて飛ばしていった。
すると、野球ボールくらいの水球はまんま野球のピッチャーが投げたくらいのスピードで的に飛んでいき、バキィと音を立てながら木製の的にめり込んだ。
「わぁ、できました!」
「おお…… カスミ、凄いな?」
ただ、それを見ていたクリスタは、予想外といったような表情を浮かべていた。
「えっ、凄いですか?」
「ああ。 普通、ウォーターボールの魔法はこういう感じだ」
クリスタがそう言いながら作ったウォーターボールは、大きめのバランスボールくらいのサイズがあった。
「この質量の水で相手を吹き飛ばしたりするんだが、カスミの作った水球はそれ自体に硬さがあった。 どんなイメージをしたんだ?」
「えっと、水をこう、おにぎり作るみたいにぎゅって押し固める感じで……」
(あ、でも、水って普通圧縮できないんだっけ?)
自分で言っていてカスミは水がおにぎりと違ってぎゅっとしようとしても簡単にはできない物質だということを思い出した。
カスミも詳しいことは知らないが、水を圧縮するには特別な機械で凄まじい力をかけないとできないというのを学生の時の理科の授業でその時カスミの担任だった先生が言っていた。
だが、今カスミが放った水球は、まるで鉄の塊が飛んでいったかのような威力を発揮し、木製の的に突き刺さった。
つまり、水の圧縮には成功しているのだろう。
「ふむ、水を圧縮…… こうか?」
すると、クリスタは頭の上に使っていたバランスボールくらいの水球をぐぐぐっと圧縮させ、ゴルフボールくらいのサイズにした。
そして、それを的目掛けてかなりのスピードでシュッと放つと、バキバキと音を立てながらあっさり水球は的を貫通した。
「これは凄いな。 私は圧縮するイメージに慣れてないからかなり魔力を使ったが、カスミはどうだ?」
「えっと、普通の水球出すよりちょっと使ったくらいですかね?」
「それだけイメージがしっかりできているんだな」
(なんか、料理に例えると魔法イメージしやすいんだよねぇ……)
魔力操作のコツを掴んだ時も、カスミは生地をかき混ぜるようなイメージのおかげでコツが掴めたので、それ以来魔法のイメージをする時はなんとなく料理に例えることが多い。
「カスミはもしかしたら、凄い魔法使いの才能があるかもしれないぞ?」
「えぇっ? いやでも、仮に強い魔法使いになれても、魔物とかとは戦いたくないですね……」
「まぁ、戦闘は実力以外にも性格で向き不向きがあるからな。 だが、戦える術が身につくに越したことはないだろう」
それからカスミは、ウォーターウォールの魔法もクリスタに教えてもらった。
この魔法は何もないところに文字通り流れる水の壁を作り出す魔法で、イメージに少し悩んだものの、流れ落ちるチョコレートファウンテンをなんとなくイメージしたら発動させることができた。
こちらは特に普通のウォーターウォールと大差なく、一度発動させてしまえばコツも掴め、自分の周りを囲むように発動させたりすることもできた。
教えてるクリスタも、飲み込みが早いカスミを手放しで褒め称えてくれ、本格的な魔法が使えたのもあってカスミはとても嬉しい気分になった。
とは言っても、あんまり使う機会は無い気はするので、これまで通り忘れない範囲で魔法の練習は続けていこうと決心するカスミなのであった。
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