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犬少女ミケ
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若武者二人と妖精一匹、犬少女の一行は塔の階段を登りました。
「いまだに信じられん。犬が女子に変身するとはなあ。不思議だ」
気を失っている綱吉をおんぶしながら吉宗はつぶやきました。
「お兄ちゃん! これはミケの魔法だよ。どうこの姿? 可愛い?」
突然少女がしゃべったので吉宗は驚いて背中の綱吉を落としました。
可愛いといえば可愛いけど、その耳はなんだ? あと尻尾が……」
「嬉しい! お兄ちゃん大好き! もう舐めちゃう!」
犬少女ミケは吉宗に飛びついて顔中を舐めまわしました。
「こら! やめんか! はしたない。それにくすぐったい……」
「ねえ。ミケの耳なでて? よいこよいこして? お兄ちゃんお願い」
吉宗が耳をなでるとミケは気持ちよさそうに尻尾を振りました。
「おい。犬マニアがおらんぞ。下まで落ちたんと違うか?」
「ミケ、あの人嫌い。顔が変態っぽいし生理的に無理っぽい。ほっとこ」
再びミケがじゃれついたので吉宗は綱吉のことを忘れました。
「いまだに信じられん。犬が女子に変身するとはなあ。不思議だ」
気を失っている綱吉をおんぶしながら吉宗はつぶやきました。
「お兄ちゃん! これはミケの魔法だよ。どうこの姿? 可愛い?」
突然少女がしゃべったので吉宗は驚いて背中の綱吉を落としました。
可愛いといえば可愛いけど、その耳はなんだ? あと尻尾が……」
「嬉しい! お兄ちゃん大好き! もう舐めちゃう!」
犬少女ミケは吉宗に飛びついて顔中を舐めまわしました。
「こら! やめんか! はしたない。それにくすぐったい……」
「ねえ。ミケの耳なでて? よいこよいこして? お兄ちゃんお願い」
吉宗が耳をなでるとミケは気持ちよさそうに尻尾を振りました。
「おい。犬マニアがおらんぞ。下まで落ちたんと違うか?」
「ミケ、あの人嫌い。顔が変態っぽいし生理的に無理っぽい。ほっとこ」
再びミケがじゃれついたので吉宗は綱吉のことを忘れました。
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