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頭痛
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「拓郎? 起きたの? もう昼だよ? お腹すいた」
「ちょっと待ってよ真美。いや姉さん。頭が痛い」
「風邪かな? なんとかは風邪引かないって言うのに……」
「……ひどいな姉さん。なんか嫌な夢を見たような気がするんだよ」
「そう……。ケーキはもうないの? 冷蔵庫に入ってないよ?」
「……ああ。ケーキ屋のバイトはもう辞めたから。また今度ね」
ひどい頭痛のせいで拓郎はしばらく起き上がれなかった。
「拓郎君。おはよう。今日は学校来ないかと思っちゃった」
登校するや否や教室で寄ってきたのは真帆だった。
「誰だっけ君? よく覚えてないな」
「……ああ、そういうプレイ? 拓郎君、私を焦らすの上手いね本気で」
杉田真帆は笑顔でそう言って拓郎に抱きついた。
「キャア! やだあ! すご~い! ありえない教室でとか……」
なにやら騒がしかったが、拓郎は頭痛でよくわからなかった。
「弱ってる拓郎君って可愛い。私、拓郎君の女だからもっと見せて」
「はあ? 眠いからほっといてくれ。っつうかお前誰だっけ?」
「記憶喪失のフリとか面白~い! 私の彼氏って超可愛い!」
「ちょっと来いてめえ。俺をなめるとどうなるか身体で教えてやる!」
「ちょっと待ってよ真美。いや姉さん。頭が痛い」
「風邪かな? なんとかは風邪引かないって言うのに……」
「……ひどいな姉さん。なんか嫌な夢を見たような気がするんだよ」
「そう……。ケーキはもうないの? 冷蔵庫に入ってないよ?」
「……ああ。ケーキ屋のバイトはもう辞めたから。また今度ね」
ひどい頭痛のせいで拓郎はしばらく起き上がれなかった。
「拓郎君。おはよう。今日は学校来ないかと思っちゃった」
登校するや否や教室で寄ってきたのは真帆だった。
「誰だっけ君? よく覚えてないな」
「……ああ、そういうプレイ? 拓郎君、私を焦らすの上手いね本気で」
杉田真帆は笑顔でそう言って拓郎に抱きついた。
「キャア! やだあ! すご~い! ありえない教室でとか……」
なにやら騒がしかったが、拓郎は頭痛でよくわからなかった。
「弱ってる拓郎君って可愛い。私、拓郎君の女だからもっと見せて」
「はあ? 眠いからほっといてくれ。っつうかお前誰だっけ?」
「記憶喪失のフリとか面白~い! 私の彼氏って超可愛い!」
「ちょっと来いてめえ。俺をなめるとどうなるか身体で教えてやる!」
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