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反転
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ラインの先頭で走るイーグは焦っていた。敵が視認できる距離での演習は初めての経験だった。基地からは帰還命令が出ていたが、いつ戦闘になだれ込むかわからない状況で極度に緊張した。
「帰還しろっつったってケツ見せて逃げたら後ろからやられて全滅だぜタク。どうすりゃいいんだ俺たちは」
そのときイーグの周囲にライフル弾が次々と着弾した。
「あいつら撃ってきたぞ。もう我慢できん! 反撃するぞタク、レオ!」
「待て! 帰還命令に従うべきだ。イーグは大回りで反転して基地へ向かってくれ、レオは二番手に続け。俺が陽動をやってみる」
命令に近い拓の提案にイーグは従い、最大加速で基地へと反転した。
「タク! ついてこいよ! 少尉! 無茶はするなよ!」
拓は通信を無視し、敵中へ全速で走り出した。
「帰還しろっつったってケツ見せて逃げたら後ろからやられて全滅だぜタク。どうすりゃいいんだ俺たちは」
そのときイーグの周囲にライフル弾が次々と着弾した。
「あいつら撃ってきたぞ。もう我慢できん! 反撃するぞタク、レオ!」
「待て! 帰還命令に従うべきだ。イーグは大回りで反転して基地へ向かってくれ、レオは二番手に続け。俺が陽動をやってみる」
命令に近い拓の提案にイーグは従い、最大加速で基地へと反転した。
「タク! ついてこいよ! 少尉! 無茶はするなよ!」
拓は通信を無視し、敵中へ全速で走り出した。
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