122 / 122
エピローグ
しおりを挟む
俺は大人になってもゲームをやっている。子供のころに散々遊んだゲームだ。
ゲームをやめろと言っていた姉も、もういない。
子供のころは口うるさい姉だと思っていたが、いなくなると寂しいものだ。
俺の部屋には姉の置き土産がある。姉が気に入っていたゲームのグッズだ。
妖精のぬいぐるみで、名前は確か、モモとかいうやつだ。
寝る前にこのぬいぐるみを見てしまうと夢にゲームの話が出てしまう。
昨日も夢にゲームの話が出た。このぬいぐるみのせいだろう。
俺は思い切ってぬいぐるみを捨てることにした。
姉には悪いと思ったが、夢の中にゲームの話が出るとゲームをやめられない。
ぬいぐるみを捨てた翌日。姉から小包が届いた。
中には新作のゲーム小説と、新しいぬいぐるみが入っていた。
小説は小説家になった姉が書いた新作らしい。
タイトルは『魔法帝国の野望2』だった。
俺はたまらなくなり、新しいゲーム機と『魔法帝国の野望2』を購入した。
ゲーム機の電源を入れたが最後、俺はまたゲームの世界に吸い込まれた。
別世界の中で俺はまた王子になり、お供の妖精モモと新しい冒険を始めた。
ゲームをやめろと言っていた姉も、もういない。
子供のころは口うるさい姉だと思っていたが、いなくなると寂しいものだ。
俺の部屋には姉の置き土産がある。姉が気に入っていたゲームのグッズだ。
妖精のぬいぐるみで、名前は確か、モモとかいうやつだ。
寝る前にこのぬいぐるみを見てしまうと夢にゲームの話が出てしまう。
昨日も夢にゲームの話が出た。このぬいぐるみのせいだろう。
俺は思い切ってぬいぐるみを捨てることにした。
姉には悪いと思ったが、夢の中にゲームの話が出るとゲームをやめられない。
ぬいぐるみを捨てた翌日。姉から小包が届いた。
中には新作のゲーム小説と、新しいぬいぐるみが入っていた。
小説は小説家になった姉が書いた新作らしい。
タイトルは『魔法帝国の野望2』だった。
俺はたまらなくなり、新しいゲーム機と『魔法帝国の野望2』を購入した。
ゲーム機の電源を入れたが最後、俺はまたゲームの世界に吸い込まれた。
別世界の中で俺はまた王子になり、お供の妖精モモと新しい冒険を始めた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
15
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる