PLANETARIUM

龍閃

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ONE STORY

限られた時間

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「もっと、マシな…選択は無かったのか」

燃える街、崩れる建物、道上には死体がごろりと…

「俺にもっと…力があれば…魅雪、楓、七海…」

やり直したい…出来れば…やり直したい!

────────────────────

ピピピピピピピッ!!
「うわっ!はぁ~はぁ~なんだ、夢か」

俺は、『機門夕寺[きもん ゆうじ]』。

ガチャ
「お兄ちゃん!起きてる?って、何その汗!?」

こいつは、俺の妹の『機門七海[きもん ななみ]』

夕寺「あっ…ちょっと怖い夢を見てな…」
七海「怖い夢…」
夕寺「ん?…」
七海「あっ…なんでもないの…」

今日の朝食は…
ごはんに味噌汁、漬物に牛乳
普通すぎる…

夕寺「いただきます…」
七海「七海の自信作だよ!」
夕寺「毎日ありがとな」
七海「えへへ、どういたしまして」

どくんっ!!

夕寺「ぐはっ!!」
七海「どうしたの!?お兄ちゃん!もしかして体に悪いものでも…」
どくんっ!!

七海「うっ!?…」
夕寺「七海…」
七海「お兄ちゃん…胸が苦しいよ…」
夕寺「なんなんだよ…この痛み!」
七海「お兄…ちゃん」

どくんっ!!

夕寺「くはぁー!はぁ~はぁ~、収まった」
七海「七海も…治った」
夕寺「なんだったんだ…いったい」
七海「今日、病院行ってみる?」
夕寺「そうだな…」
七海「七海…学校に連絡するね」
夕寺「あぁ、よろしく」

七海「もしもし…」
「あれ?機門さん?」
七海「先生、今日兄含め2人で病院に行きたいので休みを貰っても構わないでしょうか?」
「機門さん達も?」
七海「どうかなさったのですか?」
「実は今日、異常に病院行きの人が多いのよ…インフルエンザかしら?」
七海「少なくとも私達はインフルエンザではありません」
「そっ、良かった。気を付けてね」
七海「ありがとうございます。失礼します」
ピッ…

七海「いこ!お兄ちゃん」
夕寺「そうだな…」

轟病院
七海「なんか、すごい混んでるね」
夕寺「なんなんだ?」
ガンッ!
夕寺「なんだ!?」

「ちょっと!異常ないってどういう事よ!」
医師「ですから…あなたの体は健康な状態なんですよ」
「なんでよ!だから今朝、胸辺りにすごい激痛がしたのよ!どこが健康な体なのよ!」
医師「そんなこと言われましても…」
「もう、いいわよ!」
タッタッ…

「ちょっと…退きなさいよ」
夕寺「あっ、すみません」

七海「気難しい方だね」
夕寺「そうだな…」

そして、待ち時間が過ぎ俺達の番!

夕寺「えっ!?どこも異常なし!?」
医師「はい、体は健康そのものです」
夕寺「そうですか…ありがとうございます」
医師「お大事に」

帰り道のこと

七海「どうだった?」
夕寺「異常ないって」
七海「七海も同じ…」
夕寺「今朝のは、何だったんだろうな」
通行人1「キャーーー!」
夕寺「なんだ!」
殺人犯「ヒャッハッハッ!血だ!血が見てぇ!」
通行人2「止めてくれ!俺には大事な家族がいるんだ!」
殺人犯「だ~か~らぁ~?」ニタァ~
通行人2「や、やめてくれぇ~!」
ブシュ~!!
通行人2「ギャーー」

七海「お、お兄ちゃん!」
夕寺「大丈夫だ…ぜってーにお前を守る!」
殺人犯「兄妹?いいねぇ~、どちらかを殺すと…叫び声がたまらなく良い!」
夕寺「あいつ、ヤバイ奴だ…」
殺人犯「あぁ?聞こえてんぞガキ……てことでテメーから死ねぇ!」
夕寺「逃げろ!七海!!」
七海「お兄ちゃん!!」
グサッ!
夕寺「くっ!」
七海「いやぁぁぁぁ!!」

殺人犯「ぶっ、ごふぉっ!て、てめぇ…何をした…」
ドサッ…
夕寺「えっ、なになに??」
七海「お兄ちゃん?」

『殺人犯の謎の死!?』


次回予告
TWO STORY『不吉な時間』
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