湖は静かな眠りにつく

神無月

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5話 可愛い…のか?

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リビング━━それは俺の憩いの空間。只の一人で
のんびりとでき、他人とふれ合うこともない。
最も俺のくつろげる時間だ。


そんなリビングに俺はいるわけだが、俺は今最高に機嫌が悪い。…‥いや、がリビングにいるって言うのが正しい状況だ。

…‥…‥…‥どうしてこうなった?…










ほんの2時間前のことだ。それは俺の判断ミスだった。










「まったくぅ~?こんな小さな女の子に嫌味なんて大人げないですよ~?嫌われますよぅ?」
謎の少女との、家のすぐ近くでの小競り合い(暴力ダメ。絶対!)は続いていた。かれこれ20分位だろうか?

そろそろおれも嫌気が差し始めていた。そんな時その少女に異変が起きた。…‥…‥それも最悪な異変が…



バタッ!!

「はふぅ……‥…‥」
突然倒れ込まれた。最初はなんかの冗談かと思ったが声を掛けようがほっぺを叩こうが反応なし。流石にこのまま放って家に帰ったんじゃ洒落にならないと思った俺は、とりあえず俺の家に連れていった。その後に救急車でも呼びゃなんとかなるしな?



だがそこそこ真面目に考えたのが間違いだったんだな…‥
家に連れて入った途端にその少女はスクッと立ち上がり何事もなかったかのようにケロっとしていた。俺は唖然だ。その後にきたよくわからん疲労感に襲われつつリビングに行った。


そして現在に至る。



「さてさて~?私は今一体どういう気分でしょーか?」
「知らん」
俺は即答する。
「えぇ…‥。冷たいですねぇ…。そんなだから不良なんかになったんですかねぇ?」
「それとは関係ねぇよ!」
「おやぁ?珍しくそこには熱くなるんですねぇ?」
「…‥…‥…‥」
意外に鋭い…。俺は逃げるように問う。
「んで、お前はどういう状況なんだよ?」
「あぁっと、そうでしたぁ。私は今…‥…‥…‥…‥……‥…‥…‥すごくお腹が空いているのです!」
「じゃあ帰れよ」
「いやいや?そこは普通何か用意してくれるところじゃないですかぁ?全く…KYですねぇ~?」
「なんも家にねぇんだよ」
「じゃ、商店街に行きましょ?」
「やだよ。めんどくさい」
プクー…。頬袋を膨れさせる。
「ジーーーーーー…」
効果音を口で唱えながら睨んでくる。

「だぁもう!わあったよ。行きますよ!けど何か食ったら自分家に帰れよ!」
「ラジャー‼」
警察官みたいな敬礼をされた。
そういうところは、子供っぽい。


…‥…‥…‥ほんの少しだけ可愛い…‥かもな




…‥…‥…‥素直なら…









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